板橋資産家殺害、情報提供求めビラ 事件から5年で警視庁
東京都板橋区で2009年、不動産賃貸業の瀬田英一さん(当時74)夫婦が殺害され、自宅が放火された事件から5年を迎えた25日、警視庁の捜査員ら約30人が現場近くの東武東上線大山駅などで情報提供を求めるビラ6千枚を配った。
瀬田さん夫妻は09年5月25日、全焼した自宅から遺体で見つかった。ともに頭部を鈍器で殴られ胸など数カ所に刺し傷があった。瀬田さんは地元で資産家として知られ、警視庁は金銭目的の犯行の可能性もあるとみて、これまで約3万人の捜査員を投入したが、多くの物証が焼失していることなどから捜査は難航している。板橋署の永野雅通副署長は「少しでも気になる情報があれば連絡してほしい」と呼び掛けている。情報提供は同署捜査本部((電)03・3964・0110)まで。