カキの木の上でむしゃむしゃ…クマの目撃7日も相次ぐ、宮城大学は午後の授業『休講』(宮城)
宮城県内では、7日もクマの目撃情報が相次ぎ、宮城大学ではクマの目撃が相次いだことから午後の授業を休講にする措置がとられました。
カキの木に登るクマ。
こちらは、7日午前6時半頃、加美町で撮影された映像です。
警察などによると、クマは空き家の敷地内でカキを食べ、その後去っていきました。
また、大和町にある宮城大学大和キャンパスなどでも、午前中からクマ1頭の目撃情報が相次ぎ、大学では敷地内にクマが留まる可能性があることから、午後の授業を休講にする措置をとりました。
敷地内では、今週4日火曜日にもクマが目撃されていて、大学では建物外での活動を禁止、マイクロバスで学生を駅まで送るなどの対応をとりました。
宮城大学では、来週10日月曜日まで学生の立ち入りを禁止。
隣接する宮城県図書館でも、9日日曜日まで臨時休館を決めています。
10月から独自で「クマ出没緊急事態宣言」を発令している大崎市。
大崎市・伊藤康志市長
「これまで経験したことのない、超える個体数、あるいは行動形態。従前の対応では、対応しきれない状態となっております」
伊藤康志市長は、来週11日~11月末までクマの目撃が特に多い鳴子小中学校の全児童生徒を対象に、スクールバスでの登下校を行うと発表しました。
大崎市では、2025年度合わせて59頭のクマが捕獲されていて、伊藤市長は今後もクマによる被害が増加した場合、警察や自衛隊による対策を国へ要請するとしています。