ダーティハリー キヴォトス・ハード   作:さんめん軍曹

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こんにちばんわ、さんめん軍曹です。

目次のタグとこの話のタイトルで、おやっ?と思った方。
CV.山田康雄 CV.野沢那智
でお楽しみくださいませ。
それではどうぞ!


Meet with N.Y.P.D.

 

ハリー達は戦闘中とされている現場に辿り着く。しかし、周辺は異様なほど静かだった。

 

「お、おかしいわね…。ここら辺がいちばん激しいって聞いたんだけど」

 

生徒たちが困惑する中で、ハリーは刑事の勘を働かせる。

 

「確かにおかしい。静かすぎる」

 

すると、そう離れていない場所から銃声が聞こえてきた。

 

「ふむ。どうやらパーティは向こうらしい」

 

ハリーはホルスターから愛銃のS&W .44マグナムを抜くと、銃声が聞こえた方向へ進んでいった。

 

「先生、危険です!ここは私達に任せて…」

 

チナツが慌てて止めようとするが、ハリーは完全に無視。仕方がないので、生徒達はバタバタと後を追っていく。

銃声が近づくにつれ、誰かの叫び声も聞こえてきた。

 

「どうやら1番乗りがいるらしいな」

『そんな……有り得ません。情報によれば、先生と私達以外には敵勢力しかいないはずです!』

 

リンの声色に焦りが混ざっている事を考えれば、どうやらその情報というのは間違ってはいないようだ。

 

「それじゃあ、この騒ぎはいったい……」

「この目で確かめるさ」

 

ハリーはしゃがみながらゆっくりと近づくと、RPKを撃ちまくっているタンクトップ姿の男が目に入った。

 

「チクショウ、なんだって俺はこんな訳わかんねえとこにいるんだよ!」

 

そこら中から銃声と爆発が連続して起きている中、その男は山のような瓦礫の上に立っていた。

 

「てめえら俺を見るなりバリバリ撃ち込んできやがって!こっちは混乱してるんだから少しは遠慮しやがれェ!!」

「おい、あんた……」

「ああ!?」

 

男のマシンガンがハリーに向けられる。

 

「てめえもあいつらの仲間か?!」

「違う、そうじゃない」

「ならしばらくそこで待ってろ!こっちは今忙しいんだ!!」

 

男はもう一度もとの方向へ向くと射撃を再開した。

その際、彼が首からぶら下げていたバッジがハリーの目に入る。

 

「あれは……」

「先生!あんまり前に行かないでくださ───きゃあっ?!」

 

ハリーはすぐに振り向く。と、そこには額を押さえたユウカの姿があった。

同時に視界の端では瓦礫の山で爆発が起きて、男はハリー達の近くまで吹っ飛ばされていた。

 

「あ"あ"あ"あ"あ"!!!!!!」

「いっ……たぁっ……!あいつら、違法JHP弾を使ってるじゃない!」

「ちょっと待て、ホローポイントを喰らったのか?」

「そ、そうだけど……」

 

彼は驚愕した。彼の知識によれば、ホローポイント弾は人体へ突入すると弾頭がキノコ状に膨らみ内臓を引き裂く威力があるはずだ。なのに目の前の少女は、痛がってはいるが無傷に見えるではないか。

 

「伏せてください、ユウカ。それに、ホローポイント弾は違法指定されていません」

「うちの学校ではこれから違法になるの!傷跡が残るでしょ!」

「傷跡だって?ユウカの顔はズタズタにならずに綺麗なままだ。一体どうなっているんだ?」

「き、きれい…?」

「私達はヘイローがあるお陰で、弾丸に当たっても決して死にはしません。ですが先生は違います。どうか前線には出ずに───って先生?!」

 

またも生徒の言葉を無視したハリーは、近づいてきていた目の前の集団に銃を向けると躊躇わずに.44マグナム弾をお見舞いした。

本来であれば女子供に手を上げる行為は彼のポリシーに反するが、弾丸を喰らっても死なないのなら話は別だ。今は暴徒を鎮圧する方が先決である。

一方で吹っ飛ばされていた男はヨタヨタと起き上がると、ただの鉄屑と化した機関銃を投げ捨て、肩から下げていたベレッタM92Fを抜いた。

 

「クッソぉ、もう勘弁しねえからな!!テメエら全員補導だ覚悟しやがれ!!」

 

彼もハリーと一緒に応戦する。

2人が走り、引き金を引く度に1人・また1人と気絶した不良達が量産されていった。生徒達も加勢し、2人に当たらぬよう気を配りながら援護射撃を続ける。

 

「しかしおたく、見かけによらずドデカい銃持ってんだな!」

「ああ」

「腰のバッジ、俺とご同業ってわけか!」

「そのようだ」

 

ハリーが言い終わらないうちに、男が撃った弾がドラム缶に命中し大爆発が起きた。

 

「ハッハァ!!見たかクソガキども!ジャックポット(大当たり)だぜ、ざまあみやがれ!!」

 

爆発に巻き込まれた不良達は目を回し、全滅した。

 

「大活躍だったな。ご苦労さん」

「あ?あぁ、まあ……」

 

男はたばこに火をつける。

煙を深く吸い込んでニコチンを肺に染み込ませると、ゆっくりと息を吐いた。

 

「あ、あの……」

「どうしたお嬢ちゃん……おっと」

 

ハスミの存在に気がついた刑事は、慌ててたばこの火を消そうとした。

 

「あ、せっかく火をつけたんですから、最後まで吸ってください」

「ありがとう。……その翼、ハロウィンか?」

「え?いえ、違います。失礼ながら、あなたはどうやら連邦捜査部の先生ではないようですが……」

 

投げかけられた突然の質問に、男は気まずそうにスキンヘッドの後ろを撫でた。

 

「聞きたいのはこっちの方さ。あそこで目が覚めたら目の前で未成年のガキどもがドンパチやらかしてたんだ」

 

そう言って彼は、路肩に止まっている車だったものを指差した。

 

「あ、あんなところで……」

「ああそうだ。で、外に這い出てみたら奴らに出くわしていきなり撃たれたって訳だ。危うく2回も死ぬとこだった」

「そのバッジを見るに、ニューヨーク市警か?」

 

ハリーがバッジを見ながら質問する。

 

「ご名答。ジョン・マクレーンだ。ここで同郷に会えるとはね…あんたはシスコ?」

「ハリー・キャラハン。殺人課さ」

 

2人は握手を交わす。

こうして、キヴォトスにて世界いちアウトローな男達が邂逅した。

 

 




いかがでしたか?

マクレーン刑事、当初は連邦生徒会のビルから登場してもらおうと考えていたのですが、それよりも撃ってふっ飛ばされてを書きたくなったので、この形で登場してもらいました。
個人的には、彼が叫ぶ所が書けたので満足しておりますw

それでは次回、Regain control of S.C.H.A,L.E.でお会いしましょう!
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