たったひとつの冴えたやりかた (ハヤカワ文庫SF)

  • 早川書房 (1987年10月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784150107390

感想・レビュー・書評

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  • 『たったひとつの冴えたやり方』
    16歳の夢見る少女と頭の中に住みついたエイリアンの友達。2人の心踊る宇宙冒険のはずが...、思いがけない人類の危機に直面することに。その時少女が選んだたったひとつの冴えたやり方とは?

    『グッドナイト、スイートハーツ』
    サルベージ船の船長レイブンは、宇宙での救助活動中に70年以上前の初恋の相手と再開する。彼は、愛か自由か、究極の選択を迫られる...。

    『衝突』
    ある異星世界と平和的なファーストコンタクトを試みる探査隊。しかし、人類への誤解や言葉の壁から衝突は避けられない事態に。このまま星間戦争に突入してしまうのか?

    短編ですがそれぞれ読みごたえ十分。特に場面転換が小気味良く、まったく飽きずに読めました。オススメはやはり『たったひとつの冴えたやり方』ですかね、うるっときます。

  • 銀河にある大学の図書館
    そこで紹介される3つの話

    表題作の主人公の女の子の
    ポジティブさが凄く良い
    その子の頭の中に住みついた
    異星人との話が一番好きだった

    3話目は異星人の姿等がイメージが難しく、
    登場人物も多めで理解するのに何度も読んで
    かなり苦戦した


    この作者さん、
    当初は正体不明の謎の作家で、
    数々の賞を受賞し、後に女性と判明する
    女性には〜は書けないといった
    当時の論調を実力で黙らせた

    現在は名前を変えたが、
    この方の名を冠した賞も創設された

    最後は難病を患った夫を射殺後に、自殺
    発見時、二人は手を繋いでいたそうで
    後に、二人で決めてた事も判明する

  • 未来の人類が宇宙を舞台に活躍するSF連作中篇、「たったひとつの冴えたやりかた」「グッドナイト、スイートハート」「衝突」収録。

    自分好みのスペースオペラ。SFの面白さを満喫できた。

    「たったひとつの冴えたやりかた」
    冒険好き少女コーティーの頭の中に、未知の宇宙人シロベーンが寄生した。2人は、行方不明になったボーニイとコーの宇宙船の救助に向かうが…。

    「グッドナイト、スイートハート」
    難破船の救助を生業とする一匹狼の宇宙船乗りレイブンは、燃料補給のためマイラⅡ号に乗り込んで、かつての恋人と再会し、大きく動揺する。

    「衝突」
    ヒューマンのアウトロー〈暗黒界〉が〈調和圏〉に属するコメノ族の星々を侵略し、非道な行為を繰り返す中で、ヒューマンの連邦は〈リフト〉聖域を横断して〈調和圏〉のジーロ・ジールタン族(1つ目で尻尾と4本の腕を持つ種族)とのファーストコンタクトを試みる。連邦は、ヒューマンへの憎しみを募らせている〈調和圏〉との武力衝突を回避できるのか?

  •  約30年ぶりに再読。川原由美子氏が表紙と挿絵を描いた初版本。若い学生のカップル(地球外生命体)が銀河連邦草創期のヒューマン(人類)の雰囲気を知りたいというリクエストをデネブ大学の図書館司書に投げかけ、司書が薦めた3編の記録という形をとっている。

     表題作は読んだことがなくても、題名は有名なので聞いたことがある方も多いと思う。この本が出版される少し前に、作者の自死が報じられ、初読のときはそれと関連付けたイメージで読んでしまった。
     今回再読したが、表題作より他の2編の方が印象に残った。特に自分も老いを感じるようになってきたせいか「グッドナイト、スイートハーツ」が。

  • 再読何度目かわからない
    美しいSF中短編集
    亡くなる十年前に女性作家だったと世間に知られたり、夫が認知症になり夫婦間の事前の取り決めにより夫をショットガンで殺害、自分もそのまま自殺

    壮絶とはまさにこの作家のことだろう
    でもシオドアスタージョンの「最近すごいと思うのは女性作家ばかり」って言葉はきっと嬉しかったと思う
    数年に一度思いを馳せながら読む
    そんな優しく忘れがたい本棚の一軍でござんす

  • 冒頭の場面は、異星の大学図書館。
    司書が「連邦草創期の人間(ヒューマン)ファクト/フィクションを選んでほしい」という若いカップルのレファレンスに応えて推薦した3つの物語が、本書の本編です。

    表題作は16歳の少女・コーティーがたった一人で銀河に旅立つ冒険譚。
    …と思ってわくわくしながら読み進めていたのですが、後半に行くにつれて「まさか…」という展開になり、物語の結末には茫然。
    勇敢で賢くてしっかり者のコーティーゆえの決断…と思いつつも、涙が滲むのを抑えることはできませんでした。

    3つの物語とそれを包む大学図書館パート、全編通して、著者の描き出すさまざまな地球外生命体や星々の様子に魅了されました。
    最初は見慣れない表現に「これは何のことだろう…?」と引っかかりを覚えても、読み進めて行くうちに世界観にいつのまにかどっぷり浸っていたのでした。

    しかし、個人的には著者の最期に言及されている訳者あとがきが一番衝撃だったかも…。

  • デネブ大学の図書館、老司書が異星人のカップルに紹介する3つの話。
    舞台はすべて共通の背景で、人間も一宇宙種族として扱われる連邦宇宙での物語です。
    「たった一つの冴えたやりかた」
    コーティーとシルのやり取り、ご機嫌で大好きな感じだったのに…(引いてる)過去の声を聞くしかない大人達に感情移入してしまう。
    「グッドナイト、スイートハーツ」
    燃料切れの宇宙船をサルベージしたレイブン。レイブンいいねと思ったとたん、初恋相手にソワソワ・その若いクローンにもウキウキ。そうかと思えば急なハラハラ展開。レイブンだいぶロマンチスト。
    「衝突」
    何光年もの彼方から届いたメッセージ。受信した側・送った側・異星人側の視点で、異星人との意思疎通の難しさ、タイムラグ、ヤキモキ!一筋縄ではいかないファーストコンタクト。

    本作はティプトリーの遺作となりましたが、死へ向かいつつ執筆されたと思うと複雑です。「著者にはこの先の構想があったのでは」と解説にありました。読んでみたかったなぁ。

  • 冴えたやり方:初宇宙船飛行でコーティはmsgパイプを拾い,脳寄生体シル(脳を食殺)と友になり,接触汚染を防ぐ策を打つ。
    グットナイト,SH:元カノかクローンか究極選択
    衝突:未知生物との戦争回避

  •  人間の多様な側面、とくに愛や勇気に関しての内容が宇宙という広大な未知の世界で描かれてました。
     作品は3つの連作中編集で構成されていて、様々な宇宙生命が共存している世界の大学図書館でカップルの星人が連邦草創期のヒューマン(人間)に関する文書を求め、司書が3つの物語を推薦するところからはじまります。世界線が同じというだけで全体的な繋がりはないですが、どの作品も人のもつ感情的な面が浮き彫りにされていて興味深いです。個人的には『グッドナイト、スイートハーツ』が渋くて好きです。

    【たったひとつの冴えたやりかた】
     表題作にもなっており、『神様のメモ帳』という作品に出てくる「it's the only neet thing to do」という語彙の元ネタの「the only neat thing to do(原題)」でもあるらしいです。
     宇宙旅行を夢見る少女コーディが親に黙って念願の未知の宇宙へ旅立つ物語。難破船の跡を追う中でコーディは未知のエイリアンと出会い仲良くなっていく。そんな2人は難破船に迫っていき、恐ろしい問題に直面する。
     あまりにも苦痛に満ちたジレンマの果てにコーディがとった“たったひとつの冴えたやりかた”はとても切なかったです。他者を愛し、他者のために生を全うする勇気に感動しました。

    【グッドナイト、スイートハーツ】
     ガス欠した宇宙船にガソリンを届ける仕事をしているレイブン。彼は戦役後のリハビリ療法で戦争に関わるトラウマ的な記憶を押し込め忘れかけていた。ある日、一隻の燃料切れの船に燃料を届けに向かったところ、その船に乗っていたのは忘れようとした恋人だった。彼女との再会が彼に自由と愛の選択を迫る。
     世界観や雰囲気がカウボーイビバップにとても似ていてレイブンの声が山寺宏一さんで再生されました(アニメだとレイブンは敵役だけど笑)。人と人とが出会うことで選択に重みが生まれることを改めて感じたのと、レイブンの選択はとても好感が持てるような気がしたし、とても人間らしさを感じました。

    【衝突】
     未開拓の領域に踏み込んだ探測船リフト・ランナー。長旅の果てに乗員たちがファーストコンタクトしようとした異星人たちは、人間種に恨みをもっていた。同じ人間によって虐殺された異星人との対話が行き着く先は戦争か和平か、緊張感のある話。
     異星人たちから見たら虐殺を行った人間たちも、和平を求めてる人間たちも同じひとつの種族にみえる。現実にも何人は悪いみたいに言われたりするけど、個として関わると良い人に思える。人間の集団もどんな人が何をするかで良くも悪くも思えてしまうのがよくわかる話。どこまでも対話を諦めず、信じ合える道を模索するリフト・ランナーの面々に感服しました。

  • 中編3作ともそれぞれ違った面白さがありました。
    種族に関わらず他者を思いやり、最後の最後まであきらめずに思考し続けることと、そしてそれが引き起こすバタフライエフェクト。最高です。

  • こんなかわいい表紙なのでハッピーしかないと思ったらいろいろと切ない部分もあり。表題作がいちばん好きだったかなあ。最後のお話も好き。ふたつめはあんまり……。

    SFの、いやSFに限らないかもしれないけれどSFには必ず出てくる、現実にはないけれどその作中では当たり前となっている技術や物や文化と、作中での未知の書き表し方がすごいなと思う。作中で未知であることはほとんどの場合は現実のわたしたちにとっても未知だけど、珍しく逆(他の種族から見たヒューマンの特徴とか)があって、他種族側の目で話に入り込んでいる自分に気づいて面白くなった。世界観を楽しむのが好きなので、そこがお上手な作家さんだとまた読みたいなと思う。

    桜庭一樹さんの読書日記にも登場していたと思うので、他の作品も読みたいです。

  • タイトルだけはとあるオマージュで知っていて、18年越しにやっと手に取ることに。宇宙で繰り広げられるファーストコンタクトを描いた連作中編3作が収められている。

    SFは普段読まないので、用語や世界観を掴むのがなかなか大変だった。理解が及んでいないところも結構あると思う。文章自体はどっしりと骨のある落ち着いたもので、読みやすさを感じた。リフトと呼ばれる宇宙の境界やその向こう側の話はワクワクさせられた。そういう未知への好奇心がくすぐられる物語。

    そして、何より魅力的なのはその中で人間の営みや思考が丁寧に描かれているところ。表題作でもある『たったひとつの冴えたやりかた』は、憧れの銀河へ旅立った少女・コーティーと頭の中に住み着いたエイリアン・シルのやり取りがあたたかくも切ない。
    「もしあんたがこれからあたしになにかひどいことをしても、あたしはそれがほんとのあんたじゃないってことを知ってる」
    この言葉とシルを気遣う行動、そして人類のために下した彼女の決断には唸らされた。

    『グッドナイト、スイートハーツ』は辺境の宇宙でサルベージと救難を生業とするレイブンが主人公。冒険活劇としても楽しめるし、かつての恋人とその若きクローンと巡り合うという設定が心をかき乱してくる。窮地に立たされるレイブンたちと、その恋人への複雑な感情に揺さぶられる後半はスピード感があった。

    『衝突』はリフトの向こう側の世界とのファーストコンタクトを描いた作品。最悪の印象を持たれている中で、戦争を回避するために言語と心を一歩ずつ交わしていくシーンには息が詰まるようだった。通訳のジラが愛らしい。片言で紡がれる言葉だからこそ、その熱意が伝わってくるね。

  • 旅先の本屋で見かけて購入しました。
    表紙の絵と、タイトルが印象的だったのが決め手です。

    表題作と他2作の中編小説が収録されています。

    表題作「たったひとつの冴えたやり方」は、まさか、こんな結末になるとは思いませんでした。ほんわかした話かなと思ってました。

    「グッドナイト、スイーツハーツ」は、ちょっと読みにくかったです。

    「衝突」は、ファーストコンタクトものですが、異星人とヒューマンとの生態の違いも想像を超えていて、終盤の交渉シーンもとても面白かっです。

  • YA&SF、普段ほぼ読まないジャンル。池澤春菜さんがおすすめされてたので読んでみました。会話体に馴染めませんでしたが、ヒューマンとエイリアンが共に迎えるラストはなかなか感動的、池澤さんが心の支えにした理由が解ります。旧版?だからか、川原由美子さんの表紙&イラストが挟まれて嬉しかったです。

  • 「ハンカチが欲しくならなかったら、人間ではない」と当時の書評家に言わしめた表題作をはじめ、魅力的なSF短編が3作まとまった作品集。現代の魅力的なSF作品に触れた立場からすると、前述した書評は正直言い過ぎかなという感じですが、それでもラストの展開には込み上げるものがありました。

    個人的には表題作以上に「衝突」が、ファーストコンタクトものとして非常に良くできており好みでした。文化もわからず言葉も伝わらない、けれど敵対することなく友好関係を築くために奮闘する描写がリアリティがあり良かったですね。

  • 20世紀アメリカのSF作家ジェイムズ・ティプトリ―・ジュニア(1915-1987)によるスペースオペラの連作中編集、1986年。

    どの話も好きになれない。

    □ 第一話「たったひとつの冴えたやりかた」

    集団のために自分の生命を犠牲にする行為を有意味かつ美しいものとみなす「英雄主義」の感性、そうした犠牲者を称揚する「英霊主義」の感性は、もしそこに政治的な思惑がないとするならば、ただの独善的な自己陶酔でしかない(もちろん、政治的な思惑がないからといって、政治的な効果をもたないということにはならない)。いかにも「日本人受け」する物語であろうとは思ったが、アメリカ本国でもそれなりに評価されているらしい。要は「特攻隊モノ」。この物語と同族のヴァリアントはいたるところで目にするありふれたものだが、そのプロトタイプは歴史的にどこへ/どこまで遡ることができるのかという点には興味がある。自己犠牲の物語が異様にひとを惹きつけるものであるのは事実であるから。「この小説を読み終わる前にハンカチがほしくならなかったら、あなたは人間ではない」と評されたそうだが、「感動」というのは確かに生理現象に近いものなのかもしれない。

    「あたしゾンビになって生きのびたくなんかない」(p109)。

    少女の宇宙冒険譚、という設定は面白そうでいい。なお原題は、”The Only Neat Thing To Do.”

    □ 第三話「衝突」

    この物語は、他者との関係性を構築しようとしているのではなくて、自己の内なる疑心暗鬼を他者に投影し、実際は不可能な正義の振舞いに自己を同一化させただけのものにしか思えなかった。そこにあるのは、他者を他者としてみることができずにいる、あくまで自己を主体として他者を劣位の客体のままに固定しておこうとする、独善的な植民地主義の眼差しであり、欠けているのは、自己を対象化する反省的な眼差しである。

    第一話と第三話は、どちらも末尾における後日譚の語られ方に、物語の正体(作品とそれを消費する読み手とがともに前提としているイデオロギー)が暴露されてしまっている。

  • 最高。未知との遭遇。
    あっちからしたらこっちもエイリアンで、お互いに恐る恐る、でも好奇心を持ってコミュニケーションを取る場面が随所にあって、とても良かった。

    SFの魅力は、宇宙戦争とか、未知の生命体との遭遇とか、荒唐無稽なことを描いているようで、実は自分たちの世界と繋がっていることを感じさせてくれることだと思う。
    舞台は宇宙じゃなくても、紛争は地球上至る所で起きていて、他者と分かり合うことはとても困難で奇跡的なことで。だから「わかるわかる!」って部分も多くあるし、一方でスケールの大きさにワクワクもできる。

    第3部の「信じる」「友だち」の概念をどう伝えるか?のシーンは秀逸。第1部の脳寄生物体と女の子の友情の物語も良かった。

  • ゆるーく繋がった3つの作品から為る小説。

    ○たったひとつの冴えたやりかた
    ジュブナイル小説のようで読みやすかった。異星の生命体に関して、その設定と描写が過不足なく良い塩梅。
    周りの大人たちがガヤガヤ言う感じが、また更に主人公の純正を高めるようで面白かった。
    最後はちょっぴり切ないけど、そのツンとする感じも含めて好き。

    ○グッドナイト、スイートハート
    ちょっとしたアクションとちょっとしたラブロマンスと言った感じで好き。
    小ネタ的に登場するガジェットやテクノロジーがSFっぽくて良い。

    ○衝突
    ファーストコンタクトもの。内容はSFとして王道なのだけど、ストーリー構成と熱量にアッパレ。

    双方向に描かれるファーストコンタクトを初めて読んだ。お互いの種族の文化や視点を交互に体験することができて面白かった。お互いをどう認識しているかの差異が分かりやすかった。ファーストコンタクトって未知のドキドキが主眼だと思ってたんだけど、こういうスタイルもありなのかと、目を開かされた思い。

    また、ファーストコンタクトの様子がパイプメッセージという形で描写されるのも良い。あくまで遠い宇宙から送信された音声記録としてストーリーが展開されていて、その離れ業感に痺れる。

    そして何より、終盤の対話はすごいね。圧倒的な熱量と臨場感。宇宙の平和を賭けた、ど直球ストレートのやり取り。息を呑む思いだった。


    さすが SF の必読書と言われるだけのことはある。面白かった。
    表題作が想定内の面白さで油断していたら、最後に大傑作をねじ込まれてしまった感じ。ズルい構成(褒め言葉)。

  • 読みやすくて良いSF。

    表題作は3部作の第1作のことだが、どの作品も結局は「たった一つの冴えたやり方」を巡る話だったように思える。極限状態でいかに希望を探していくのか、という実にありふれたドラマが面白い。読んでよかった。

  • SF 宇宙もの
    短編3つ

    私は表題作が好き。2人の活躍をもっと見たかったし、愛されるキャラクターの2人が可愛い。突如始まる不穏な雰囲気、ラストは泣けてしまった。「たった一つの冴えたやり方」ってスマートな言い回しなだけにその内容にグッときました。

    あとがきを読んでなるほど。と思いました。加齢や認知機能の変化、アルツハイマー型認知症にも重なる自分ではなくなる様な思考パターンなどのモチーフがなんとなく全編を通して認められます。このSF本を通して著者が伝えたかった事がなんとなく分かるような気がする物語集でした。

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著者プロフィール

1930年生。英米文学翻訳家。大阪外国語大学卒。主訳書にヴォネガット『タイタンの妖女』、ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』、ラファティ『九百人のお祖母さん』、ティプトリー・ジュニア『たったひとつの冴えたやりかた』(以上ハヤカワ文庫SF)、著書に『ぼくがカンガルーに出会ったころ』(国書刊行会)。2010年没。

「2022年 『SFの気恥ずかしさ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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