相次いだ不具合…小学校のスクールバス、EVからディーゼルに変更 使用料は減少
福岡県筑後市は、市立筑後南小に今春導入した電気自動車(EV)スクールバスに不具合が相次いだ問題で、定額制でEVバスを提供する九州電力(福岡市)との契約を、10月からディーゼルバスに変更した。これに伴い代車のレンタカー運行から、校名などをペイントした専用のスクールバスに切り替わった。(石黒雅史) ■ディーゼル車に変更された筑後南小のスクールバス【写真】 EVバスは北九州市のEVモーターズ・ジャパン(EV社)が中国の企業に委託して製造した新型車だった。EV社のバスは大阪・関西万博会場でも運行されたが、多数の不具合が確認され、国土交通省が同社に立ち入り検査に入るなど、問題が大きくなっている。
市は今年、九電がEV社のEVバスを貸し出す「九電でんきバスサービス」を契約し4台を導入。だが4月の運行開始から約2週間で「始動しない」「始動するとクラクションが鳴り始める」などの不具合が相次ぎ代車に変更。点検、補修を終え再始動した6月にまた不具合が続き、市が使用停止にした。 九電との契約は6年。EVからディーゼルに変更したことで、1台につき月額32万円(税別)だった使用料は27万5千円(同)に減ったという。ただ、EVを前提にした充電設備は既に九電が設置しており、不具合のない車両が提供されれば、EV運行を再開する方針という。
西日本新聞