子グマ目撃、小屋に2時間以上居座る 舟形の住宅街、捕獲し駆除
2日午後2時半ごろ、舟形町舟形の住宅街でクマ1頭が目撃された。クマは同3時15分ごろ、近くの住宅敷地内にある物置小屋に入り込み、2時間以上居座った。地元猟友会などが箱わなで捕獲し、その後駆除した。 新庄署によると、クマは体長約40センチで、子グマとみられる。住宅街を歩き回り、シャッターが開いていた小屋に入った。猟友会は出入り口に箱わなを設置。同5時半ごろ、わなの中に入った。 町の話では、近くに住む男性から自宅の周りでクマを見たと連絡があった。クマがかかった箱わなを、現場から役場敷地内に運び、同6時ごろ、電気やりを使って駆除した。 現場は町役場から南に約180メートルの住宅街。付近で親グマとみられる個体などは確認されていない。 所有者の男性「びっくりした」 「騒がしいので何かと思ったら、クマだと聞いてびっくりした」。自宅の小屋に居座られた無職佐藤武憲さん(88)は驚きを隠せない様子だった。
庭の雪囲いをし、休憩がてら家の中でテレビを見ていたところ、外が騒がしいことに気付いた。クマはシャッターが開いていた小屋に入り込んでいた。暴れる様子はなかったものの、猟友会が箱わなに入るよう、追い込んでいた。クマは小屋の中を動き回り、棚やはりに上るなどしていた。佐藤さんは「最近クマに襲われるニュースが多くて不安だった。誰もけがをせず捕獲できて良かった」と語った。