わかりやすい地域の小さな書店~地域にある小さな書店が地域をどう変えるのか~ | あんてな手帖~和POP雑貨 あんてなへの道~

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金ナシ、コネナシ、経験ナシ。おまけに家庭はアリのサラリーマンが「雑貨屋を開く」という夢を叶える物語。「和POP雑貨 あんてな」オープンへの道とそれからの未知。

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先日、大分市の「カモシカ書店」で開催された


世にもインディペンデントな出版社「ミシマ社」の三島さんの


トークイベントに参加したのですが(その時の模様はコチラ )、




その時、大分での開催が決まった経緯に


「福岡、熊本と回る予定がある中で、そこに大分も組み込んでもらった」


という流れがあったというのを


カモシカ書店の店主の岩尾くんから聞いていたのですが、


福岡での開催場所となったのが、


六本松のけやき通りにある「ブックスキューブリック」という書店でした。




★BOOKS KUBRICK(ブックスキューブリック)

http://www.bookskubrick.jp/




僕も訪れたことがあり、


狭いながらもこだわりのあるラインナップになっており、


「噂には聞いていたけど確かに良い本屋さんだ!」と感心したのですが、


それが今年の春頃(Gotchライブの前! )だったという事もありつつ、




さらに熊本での「長崎書店」の長崎さんとも


昨年開催した「にしのあきひろ絵本原画展in大分」


お世話になっていたり・・・と、


とにかく〝近頃やけに気になる界隈〟だったというわけです。








僕はこういうアンテナってすごく大切だと思っているのですが、


そんな中で、


これまた大好物の「D&DEPARTMENT FUKUOKA」「d SCHOOL」というイベントに


そのキューブリックの店主 大井実さんが出演されるという


情報が飛び込んできたのでした。




とはいえ、


現在は大分在住の僕。


そう簡単に参加はできないだろうなーと思っていたら・・




な、なんと、




ちょうどわが家がSMAPライブで


福岡に滞在している日程と重なっているではありませんか!!




しかも、


運良く日曜日の12時からと


ドンピシャで行けるタイミング!!




普通、お昼スタートでこんなイベントをするなんて珍しいものですが、


もしこれが夕方以降の開催だったり・・いや、


たとえ1時間ズレていただけでも僕は参加できなかったかもしれません。


なんともナイスな巡り合わせ!!




そんなわけでソッコーで申し込みの手続きを済ませ、


家族にはその間 別行動でこっち(福岡)のお友達と


ランチにでも行ってもらう事にしたのでした。


相変わらず自己中な父ちゃんでスマン!


そして、いつもありがとう☆











そして当日。


予定通りお昼前に一人でD&DEPARTMENT FUKUOKAへ。




この日のイベントもそれ絡みだったみたいですが、


オープンしてちょうど一年が経ったそうです。


大分在住ながらけっこうな頻度で来れていて嬉しいですね。




相変わらず素敵過ぎる店内を徘徊していると、


受付が始まったので、名前を伝えて参加費を支払う。




すると後ろから声をかけられたので振り返ると、


大分で奇妙礼太郎さんらの音楽イベントを手掛けている


TRABANT 」の金子くんの姿が!




冒頭に書いたミシマ社 三島さんの著書を


僕に薦めてくれたのが何を隠そうこの金子くん。


今日来るのは知らなかったのでビックリだったのですが、


一人だったのでお友達がいてホッとひと安心。








今回は定員が20名という小規模なイベントだったので、


演者のお二人がつく長机を囲むように輪になって座ると、


トークイベントがスタート。








★d SCHOOL
「わかりやすい地域の小さな書店~地域にある小さな書店が地域をどう変えるのか~」


http://www.d-department.com/event/event.shtml?id=5936801040545106






と銘打ち、


ブックスキューブリックの店主 大井 実さんがゲストとして登場。


聞き手を務めたのは、「d design travel」編集長 空閑 理さん。



「d design travel」というのは、


D&Dが手掛けているその土地、土地にある素敵なデザインを紹介する、


〝ハイセンスな観光ガイドブック〟




★d design travel
http://www.d-department.com/jp/d-design-travel/




現在すでに14都道府県の特集号が発刊されており、


つい最近、福岡号が創られましたが、


なんと次は「大分号」が創られる予定だそうなのです。


(この翌日に大分でそのワークショップが開催されたそうな!)








今や全国でも有数のブックイベントに成長した「ブックオカ」。


もちろん僕も福岡に住んでいた時からその名前を知っていましたが、


その発起人がこのブックスキューブリックの大井さんなのです。




★ブックオカ

http://bookuoka.com/




聞き手の空閑さんによって、


大井さんがブックスキューブリックを今の場所に出店した時の様子や、


ブックオカをはじめとするイベントの興し方について紐解かれていきます。




・・が、


まぁこの大井さん、なかなか話が長い方でして(笑)




トーク中も何度も空閑さん(大井さんより随分お若い)から


突っ込まれていたのですが(笑)、


「・・で、何の話してたんだっけ?」と何回言ったことか(笑)




僕は話が長い人は嫌いじゃないんですけどね。


実際面白かったし。


毎日一緒にいたら大変かもしれないけど(笑)




いや、でも凄く勉強になったというか、


今、自分が思ってることとか気になっているような事が


ボンボン出てきたので面白かったです。




あいにくメモ帳を忘れてしまっていたので、


失礼ながらスマホでメモらせていただいていたので、


箇条書きになりますが、アウトプットしたいと思います。






********************************





・制約しない秩序


 イタリアだったか、若い頃に仕事で海外に行ったときの話だったのですが、
 現地の人達が「ルール」には縛られないけど「モラル」で生きている、
 というような話があって。僕はこれってイベントやコミュニティ等にも
 同じ事が言えると思って思わず深く頷いてしまいました。
 制約で縛るのではなく、多様な価値観が多様に混在して成り立つ秩序というか。
 難しく、カタチの見えないものなのでコレといった答えはないのでしょうが、
 力で押さえつけるところにある秩序というのはツマラナイなぁと思います。




・ブックスキューブリック、オープン


 東京の華やかな世界で仕事をした経験を経て、福岡に戻ってきて、
 今のあの場所に本屋を創った大井さん。今のように色々なイベントを仕掛けたりという
 尖った構想は昔から持っていたそうですが、まずはお店を成功させようと、
 地域の横のつながりを積極的に作っていったそうです。
 簡単に言ってましたが、この両輪をきちんと走らせているっていうのは凄いと思います。




・よそ者に優しい福岡


 ここ福岡の歴史に基づきつつ、
 「福岡の人はよそ者に優しい」という話をされていたのですが、これ僕も本当にそう思います。
 他でもない、10年前によそ(大分)から来た僕を皆さん本当に快く迎えて下さったので。
 それがなかったらサッサと尻尾を巻いて大分に帰って来ていたことでしょう。
 逆に大分は閉鎖的で変化を嫌う人が多いので、余計に身に染みています。
 (そうじゃない人もたくさんいるけど・・)




・地方にゲストを呼ぶ


 今までは東京や大阪などの都市部でのみというのが常識だった
 いわゆる「出版イベント」を地方でもドンドン打っていこうという考え。
 やっぱり本人が来て、トークショーをして、サインをすると、
 本もケタ違いに売れるそうなんですよね。
 音楽ではこれを昔からやってるのに、なんで本はやってないのかと。
 で、これを地方の一店舗が交通費や宿泊費などを全て賄って・・ってやるには
 やっぱりリスクが高いので、それなら九州で3店舗ツアーでやっちゃったらどうかと。
 
 先の三島さんのイベントも例に挙げられていましたが、
 僕にとっては昨年やらせてもらった「にしのあきひろ絵本原画展in大分」
 まさにコレだったなと。出版イベントというより「原画展」という形だったので
 何か所も巡るようなツアーではありませんでしたが、
 本屋でも何でもない民間のギャラリー内、しかもこのド田舎で
 一週間で200冊以上が売れた(本人が来た一日で100冊!)というのは
 やっぱりやる意義はあるんじゃないかと。


 今、人は「体験」にお金を払うようになってきているように思います。
 「本」自体は確かにモノだけど、「コンテキスト」といった「物語」を求めている。
 生で声を聞いて、サインをもらって、なんなら写真まで撮ってもらって買った本は
 簡単に売ったり捨てられたりしないどころか、その人にとって大切な宝物になると思うのです。

 音楽ライブよりスペースや機材等も必要ないので、
 けっこういい「コンテンツ」だと思うんですけどね。
 ここの部分は本当に興味深く聞かせていただきました。




・祭りは自分で興す


 そして、最後にご自身が手掛けられている「ブックオカ」や
 世間で開催されている音楽フェスやアートプロジェクト等を例に挙げて、
 「祭りは自分で興すものだよ」と一言。
 金子くんと、サラリーマンをやりながらそれぞれ色々な企画をやっている者同士
 一緒に並んでそういう話を聞けたのがなんだか嬉しかったです。
 プロだろうが素人だろうが面白い祭りを興して、人を巻き込んだもの勝ちなんだもの。






**********************************





とまぁ、


僕というフィルターを通してギュッとすると


だいたいこんな感じでした。


それ以外の子育てについてとか横道に逸れた話も


とっても面白く聞かせて頂きました。




終了後、


珈琲フェアをやっていて、


福岡で有数の珈琲店「珈琲 美美」の珈琲豆があったので、


それと「d design travel」の福岡号を購入。











すると、


レジの方から「一周年記念」という事で


ドリンクチケット付きの長いヒモがついた風船を渡されました(汗)




ふと向こうを見ると・・


あ、金子くんももらってる(笑)




その後、


オッサン二人してオレンジ色の風船をフワフワと漂わせながら


博多の街を歩かざるを得ず、その様は完全にアレだったことでしょう。








この日のイベントのキーワードは


「あなたの地域に活動的な書店はありますか?」




「地域」をどこまでとするのかはさておき、


今、大分にも素敵で活動的な書店があると


胸を張って言えます。




ちなみに、その店主となった男が、


今から数年前に東京から帰って来て本屋を始めるにあたり、


この大井さんに指南を仰いだらしく、その時に強く背中を押されたから


彼の覚悟が決まり、大分に書店を構えることになったそうなのですが、


当の大井さんはそれを覚えてなかったそうな・・。




「僕は知らない間に人の人生を狂わせてしまったみたいです」


って言ってました(笑)






それでも僕は大井さんに感謝したいと思います―






あの時、


カモシカ書店 の岩尾くんの背中を押してくれて


どうもありがとうございました、と☆











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