マンガ誌の表紙を飾った神谷容疑者

芸能界引退、離婚、警察トラブル…

神谷容疑者は、その後も多数の映画やドラマに出演するが、2007年に25歳という若さで芸能界を引退。そんな彼女が、実家付近でふたたび目撃されるようになったのは、今から約10年前にさかのぼる。冒頭の近隣住民の女性はこう語る。

「突然さやかが実家に帰ってくるようになったんですよ。それで彼女のお母さんに聞いてみたら『実はね……』と切り出し、彼女の近況を教えてくれた。どうやらさやかは、旦那さんと離婚して帰ってきたらしいんです。それに、当時のさやかはもう私たちが知ってるあの子とは違った。
ガリガリに痩せていたし、髪の毛もボサボサ。出かけるときも着古したスウェット姿で、『この子ちゃんとお風呂に入ってるのかな?』という感じでした。仕事はたしかメルカリだかのネット販売をしていたと思います」

神谷容疑者の変化は容姿だけではない。精神的に不安定な場面が目立ち、夜中に自宅から怒鳴り声が聞こえてくることも珍しくなかったという。また、数年前には警察トラブルも起こしていた。

「さやかが実家に帰ってきてしばらく経つと、お母さんは介護施設に入って、お父さんも職場のほうで寝泊まりするようになったから、ほとんど1人で住んでいました。それで3年くらい前かな、あの家の前にパトカーが止まってすごい騒ぎになったんですよ。
後から駆け付けたお父さんに聞いてみると、どうやら当時付き合っていた彼氏と喧嘩になって、さやかが通報したみたいで……。それ以降も、さやかの声が自宅から聞こえてきたりもしてましたが、最近は外で見かけることもなかったです」

複数の雑誌でグラビアを飾った
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その後、神谷容疑者は末町容疑者と交際を始めたようだ。しかし、こうしたトラブルは、事件現場となった町田市にある末町容疑者の自宅近辺からも聞こえてきた。前出の近隣住民は、「あそこのお宅は一度、DVのトラブルがあって……」と声をひそめる。

「末町さん自身は、短めな茶髪にヒゲを生やしたワイルドな風貌で、いつも土木っぽい服装をしていました。話したら本当に気さくな人で、彼女さんと2人で軽自動車に乗って買い物に出かけたりもしていたので、仲も良かったんだと思います。
でも、今から1年くらい前かな。ある日いきなり『助けて! 殺される!』という女性の叫び声が聞こえて、お家からはガシャンガシャンという物が割れる音が聞こえてきたんです。それで数ヵ月前に、たまたま知人があの家を通ったら、警察官2人が玄関の前にいて、彼女さんが『殴られたんです』と話しているのを聞いたそうで……。だから定期的に手をあげられていたんだと思います」

かつて芸能界で脚光を浴びた彼女は、いったいどこで道を踏み外してしまったのか。相模原市内にある神谷容疑者の自宅のインターホンを鳴らしたが、誰も応答することはなかった。

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