近隣住民が語る「女優としての素顔」
いったい逮捕された2人はどんな人物だったのか。実は、神谷容疑者は女優として、過去に多数の映画、ドラマに出演していたことが「現代ビジネス」の取材で判明した。
神谷容疑者の実家は、小田急相模原駅から1キロほどの場所にある。冒頭とは別の近隣住民は、こう振り返る。
「さやかは一人っ子で、よく近所の小さい子どもと遊んであげるような、優しいお姉さんのような存在でした。地元の中学校にあがると、ヤンチャなギャルって感じになった。その頃から化粧をしてて、制服のスカートも膝上まで上げていました。近所の子が同じ中学校のヤンキーに因縁をつけられたときも、さやかが間を取り持ってくれた。ガッツリではないけどヤンキーとも親しかったんだと思う。
あの子が芸能界に入ったと聞いたのは、中学校を卒業したくらいの頃かな。たしか最初は『ウルトラマンティガ』に出演したとかで、さやかのお母さんに『実はスカウトされたんだ〜』と教えてもらったんです。さやかはクォーターで、目も大きくてパッチリしていて可愛かった。あの子が都内に出てからも、家族みんなで陰ながら応援していました」
1997年、マンガ誌でグラビアデビューした神谷容疑者は、翌年に藤原竜也主演の「チェンジ!」に出演。その他にも複数の雑誌で巻頭グラビアを飾った彼女は、2000年に深作欣二監督の大ヒット映画「バトル・ロワイアル」に出演した。
「同作品は、全国の中学3年生の中から無作為に選ばれた1クラスに、最後の1人になるまで殺し合いをさせるという設定で、デスゲーム映画の金字塔と呼ばれています。その刺激的な設定は社会現象となり、興行収入は30億円超え。
生徒役として出演した藤原竜也をはじめ、柴咲コウ、栗山千明、安藤政信、塚本高史などがその後、日本を代表する有名俳優になったことから、いまだに映画ファンの間では高い人気を誇っています。
ちなみに神谷涼が演じたのは、出席番号19番の野田聡美。冷静沈着でクール系な生徒でしたが、最後は錯乱状態に陥り、クラスメイトを疑ってマシンガンを発砲。3人を射殺した後、自身も弾丸を受けて死亡するという悲惨な最期を迎えました」(芸能担当記者)