Vol.553「玉木るで、自民党が延命に成功!」
(2025.10.21)
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」…先週号で書いたように、「時勢」は確かに訪れていた。あとはこの機会を逃さず時勢を捉えさえすれば、政権交代は実現していたはずだ。だが実際には、一方で感じていた懸念の方が的中してしまった。玉木雄一郎がその優柔不断さから、すっかり時勢を逃してしまったのだ。玉木が迷走している間に、日本維新の会はまんまと自民党との連立に向かって突き進み、ついに高市早苗が首相に選出された。自民党と組んだ維新はどうなるのか?参政党やその他、ネトウヨ政党はどうなっていくのか?そして、これからは高市政権との戦いになるが、どのように戦っていくべきか?
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…群馬県草津町の黒岩信忠町長(78)に「レイプされた」と虚偽の告発をしたとして、名誉毀損と虚偽告訴の罪に問われた元草津町議・新井祥子(56)に有罪判決(懲役2年、執行猶予5年)が言い渡され、今月15日、確定した。新井の話は最初からあやふやで、挙動もおかしく、証言は二転三転していた。だが、フェミニズム活動家たちは黒岩町長を“性加害者”と決めつけ、新井を議会から追い出した草津町議会に対して抗議文を送りつけたり、国内外に向けて非難の限りを発信したりし続けた。フェミニズム活動家たちは誠実に反省し、謝罪したのか?ルサンチマンを越え、真の意味で「男女公平」な社会を作るために、フェミニズムがすべきこととは何か?
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」…ドラマ「小さい頃は神様がいて」で描かれる夫婦関係をどう思う?いつの間にか日本人選手も外国人選手に負けないフィジカルを持つようになった理由とは?伊賀忍者と甲賀忍者、どちらが好き?読者や門下生から、気付きやアイディアの種を得ることはある?コンビニの中華まんを食べることはある?空想のキャラクターと恋愛する日本のサブカルチャーをどう思う?…等々、よしりんの回答や如何に!?
1. ゴーマニズム宣言・第582回「玉木るで、自民党が延命に成功!」
先週号で書いたように、「時勢」は確かに訪れていた。あとはこの機会を逃さず時勢を捉えさえすれば、政権交代は実現していたはずだ。
だが実際には、一方で感じていた懸念の方が的中してしまった。玉木雄一郎がその優柔不断さから、すっかり時勢を逃してしまったのだ。
高市早苗が自民党総裁に就任することが決まった当初、玉木は自民党との連立を模索していた。
ところが10月10日、公明党が自民党との連立解消を表明、野党の連立が実現すれば政権交代が達成される可能性が出てきた。
立憲民主党は野党の首相候補の一本化を目指し、その対象として玉木の名を挙げた。そして、それを受けて玉木はXで「私には内閣総理大臣を務める覚悟があります」と表明した。
この時点では、完全に時勢は玉木に向かっていた。ところが玉木は野党で連立を組むなら基本政策の一致が必要だとして細々と注文を付け、一方で自民党との連携の可能性も残すという「両天秤」の動きを繰り返した。
10月16日には玉木と公明党の斉藤代表が党首会談を行い、「政策面での連携強化」を発表。これには特に支持層のネトウヨたちが「公明党と一緒になる」「中国に配慮するのか」と猛反発し、玉木は火消しに躍起となった。
玉木は首相に担がれた後のリスクに尻込みして、完璧な条件を整えようとしたのだろうが、リスクの一切ない、完璧に安全なチャンスなんかあるわけがないのだ。
そうして玉木が迷走している間に、日本維新の会はまんまと自民党との連立に向かって突き進んだ。
それまでは立民・国民・維新での3者協議を重ねていたことから、玉木は維新が裏切るとは思ってもいなかったようで、維新に対して「二枚舌みたいな感じで扱われて残念」「自民党とやるんだったら最初から言ってよ」「したたかでも、公党間の話なので、出し抜いたり騙したりするみたいなことは、やめたほうがいい」と恨み言を言いまくった。
この言葉を読売新聞特別編集委員の橋本五郎は「政治家にあるまじき発言」と切り捨て、「いろんなことがあり得るんで、いろんな可能性を考えながら、自分の立ち位置を明確にする。早く教えてちょうだいと言うのは如何なものか」と批判した。
さすがはベテラン政治記者、政界は出し抜いたり騙したりが日常茶飯事だということを知り抜いており、「裏切るつもりなら最初から言ってよ」なんて世間知らずのボーヤみたいなことを言っている玉木に心底呆れたようだ。
ことここに至って、ついにネトウヨも玉木を完全に見限ったらしく、Xでは「玉木る」というネットスラングが急速に広まり、大きな話題になったという。
ネット内の定義によると「玉木る」とは「いいとこまで行くけど、最後に丸見えの地雷を周りから注意されても踏むこと」だそうで、ここぞという場面で誰の目にも明らかな判断ミスをして、手中にしかけたチャンスを逃してしまうという玉木の行動パターンを象徴的に表している。
もはや玉木に対しては、真面目な批判よりも揶揄・嘲笑の方が目立つような状態らしい。これで玉木は完全終了! 国民民主党ももう長くはないだろう。
玉木はせっかくのチャンスを「玉木って」、全て逃してしまった。玉木がタマ切ったんだからしょうがない。タマキン切った玉木は首相にもなれず、支持者にも見放されて、次の選挙じゃボロ負け確実という状況になってしまった。
「チャンスの女神には前髪しかない」という古代ギリシアのことわざがある。一度逃したチャンスは、後で追いかけても決してつかめないものだ。
本当は政権交代が時勢だったのに、玉木は自民党の生き残り戦略に手を貸しただけに終わってしまった。本当にバカな男である。あまりにも酷くて、もう笑っちゃうしかない。もはや玉木がこんなザマになったということが今回一番面白く、ある意味痛快だったとも言える。
自民と維新は連立に正式合意、このライジングの配信日にも臨時国会が召集され、高市早苗が首相になる見込みとなった。しかも、衆院ではこれにあと2議席も加えれば与党が過半数に到達してしまう。
その上、維新と組んだのは自民にとってものすごいプラスとなる。維新代表の吉村には、若く清潔で誠実そうなイメージがあるから、自民党の悪党揃いのイメージが緩和されてしまうのだ。
もうコロナの時の「イソジン吉村」のことなんか人は覚えちゃいないだろうし、万博を成功させたというのも大きい。自維政権は相当に好感度が高くなるだろう。
それは31年前の「自社さ政権」を思い出させる。首相に担いだ社会党の村山富市も、新党さきがけ代表の武村正義も、いかにも善人そうな風貌をしていたから、それによって自民党の悪印象を弱め、政権のイメージアップに成功していたのだ。その点、自民党は自分が延命する術だけには非常に長けている。
一方の維新は議員定数の削減とかいろいろ条件を飲ませ、自分を高く売りつけて与党入りしたつもりだろうが、そういつまでも上手くは続かない。それは、社会党の末路を見れば明らかである。
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