ガイドライン遵守の改めてのお願いと、ユーザー体験を損なうコンテンツへの対応について
Yahoo!ニュースは、ユーザーの皆さまに安心してサービスをご利用いただけるよう偽情報や差別表現などを禁じた「LINEヤフー 記事入稿ガイドライン(以下、ガイドライン)」を策定し、コンテンツパートナーの皆さまに遵守をお願いしています。
今年1月にはガイドライン遵守の改めてのお願いと違反対応の詳細に関するご説明をパートナーの皆さまにメールでお送りいたしました。
同じ内容を弊社「news HACK」にてユーザーの皆さまにもお知らせしています。
https://news.yahoo.co.jp/newshack/information/infraction_response_20250123.html
本日、改めてガイドラインをお守りいただきたいこと、また、ユーザー体験を損なうコンテンツへの対応に関するメールをパートナーの皆さまに送付しました。
本記事は、ユーザーの皆さまをはじめさまざまなステークホルダーの皆さまにもYahoo!ニュースの考えを知っていただくことを目的としており、メールと同内容を公開します。
ユーザー体験を損なうコンテンツへの対応について
多くのパートナーの皆さまにより深くご理解をいただくことができ、ガイドラインに抵触する記事の数は減少傾向にあります。改めて心より感謝を申し上げます。
一方で、現状、ユーザー体験を損なう恐れのあるものなどを中心に多くのユーザーが不満・不快に感じる記事もあり、これらに対してはガイドラインを厳格に適用していく必要が生じています。
例えば、見出しと本文に乖離がある(いわゆる「釣り見出し」)記事であればガイドライン違反になりますが、一見した限りでは違反とは言い切れないが、過度に強い表現を盛り込んだ見出しをつけているようなケースが該当します。そうした記事には実際にユーザーからフィードバックが多く集まっており、当社としてもそれらを重視して対応していく必要があると考えています。
そのような記事を繰り返し配信するパートナー様を想定して、当該媒体の記事すべてについて「タイムラインでの掲出量を一定期間減らす措置」をやむを得ず講じることにしました。こちらの措置については12月からの開始を予定しており、該当するパートナー様には「改善がみられなければ措置をとることになります」と事前にご連絡をいたします。
対象となる掲出面はYahoo! JAPANスマートフォン版(アプリ・ブラウザ)、Yahoo! JAPANパソコン版のタイムラインです。
一定期間のユーザーフィードバック件数と内容が基準を超えた場合に、当該媒体のタイムラインでの掲出量を減少させる措置をとります。改善が見られたら掲出量抑制を解除します。
問題事例について
しばしば見られる問題事例を下記にいくつか挙げます。
◆一部発言の切り取りで、関係のないものへの関与を匂わせたり、あたかも芸能人等がネガティブな物言いをしたかのように誤読させたりするもの
例:
・ネガティブな事案が発生した際に、事案には直接関係のない芸能人の名前をあえて見出しにいれ関与を伺わせる事例
・芸能人が番組内で発言した内容を一部切り取り、芸能人へのネガティブな印象をもたせるもの
◆SNS等一部の声を切り取るなどして構成した記事で、政治家や芸能人などの尊厳、名誉を傷つける恐れのあるもの
例:
・「」内でSNS等での一部のネガティブな声を強調し、それが大半の意見であるかのように見せるもの
◆主にスポーツなど結果を伴うもので、記事内容が完結していないものや結果の間違い、結果が判明していないのにすでに判明したかのように誤読させるもの
例:
・野球やサッカーの試合等で試合終了前に結果の内容を入れ込んだようなもの
・野球やサッカーの試合等で試合開始前にも関わらず、すでに何かを達成したかのよう誤読させるもの
パートナー様によっては引き続きガイドライン違反の記事が多いケースもあります。
上記の通り、多くのパートナーの皆さまからご理解ご協力を賜り、ガイドラインに抵触する記事の数は減少傾向にありますが、再発防止のお願いを重ねてもご理解をいただけないパートナー様が一部おられます。
将来的にはガイドライン違反の件数が多く再発防止をお願いしてもやめていただけないケースも、掲出量抑制の対象とする方向で検討しています。
おわりに
Yahoo!ニュースを取り巻く環境は今後もさまざまに変化すると考えており、それに即してガイドラインや違反対象の考えもアップデートする可能性があります。
この過程において、今後とも運営の透明性を確保しつつ、パートナーの皆さまと業界全体の発展に向かえるように努めていく所存です。
Yahoo!ニュースでは、ユーザーの皆さまに安心してご利用いただける健全な情報空間をパートナーの皆さまとともに作り、社会の課題解決につながることを目指しています。そのためトラスト&セーフティの観点のもと、あらためてガイドライン遵守をお願いいたします。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
今後ともYahoo!ニュースをどうぞよろしくお願いいたします。
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