小数の計算となると身構えてしまいますよね。
しかもそれが割り算だったら、正答率はグッと下がります。
そんな小数の割り算を大人らしくスマートに解いていく方法を紹介します。
考え方のイメージはスケールアップですよ。
問題
次の計算をしなさい。
2.4÷0.2
小数同士なので、小数点に気をつけなければいけませんね。
解説
この問題の答えは「12」です。小数同士の計算のイメージは、虫眼鏡で覗きながら細かい作業をしているようなものです。自分で扱いやすい大きさにスケールアップすると、同じ手順でも格段に考えやすくなりますね。
そこで、小数同士の計算もスケールアップして整数同士の計算にして解いていきます。
〈小数同士の割り算〉
(1)整数同士のものになるように割る数、割られる数のどちらともを10倍、100倍、1000倍・・・をする。
(2)そのまま計算する。
今回の問題においては、割る数も割られる数も小数点以下の桁数は一つなので10倍することで整数にすることが出来ますね。
ちなみに、小数を10倍、100倍・・・すると小数点が一つ、二つ・・・右へ移動されていきます。
2.4×10
=24
0.2×10
=2
この結果を元に計算していくと、
2.4÷0.2
=24÷2
=12
と答えることが出来ました。
まとめ
本来なら筆算をして解くべき小数同士の計算もスケールアップすることで簡単に解くことが出来ました。
スケールアップする際に、割る数と割られる数のどちらともを同じ分だけ倍しないといけないので注意が必要ですよ。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。
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