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新字体・現代仮名遣い版 世紀の遺書―愛しき人へ 単行本(ソフトカバー) – 2024/10/24


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大東亜戦争 終戦80周年記念出版
平和を願う世界中の人に知ってほしい。
戦争裁判で斃れた人々の遺言集

「心に直撃する本。涙が出ました。『世紀の遺書』は、戦後日本に蔓延する偽りの歴史を覆す力を持つ一冊です」ジェイソン・モーガン(麗澤大学准教授)

「日本人の琴線を震わせる、落涙がつづき、うめくような感動がある。戦後日本を覆い尽くす欺瞞と偽善の歴史観を覆す霊力がある」宮崎正弘(評論家)

彼らの遺稿は、自己の死よりも肉親を思い、国家世界を憂えて、平和再建への切々たる祈りを遺していた――。

“戦犯”裁判により処刑、獄中死された方々の遺書遺稿集。1953年刊『世紀の遺書』701篇のうち85篇を新字体、現代仮名遣いにして復刊

世界の憎悪を浴び、五十の法廷で“戦争犯罪人”の烙印を押された者四千名、そのうち一千名が処刑された。 彼らの遺書遺稿は、便箋や旧軍用罫紙に書かれたものの外、包装紙、トイレットペーパー、煙草の巻紙、書物の余白、又余白を截って貼り継いだもの等があり、紙以外にも、敷布の断片、シャツ、ハンカチーフ、板等も含んでいる。その大部分は鉛筆書きであるが、ペン書、墨書、血書等もあって、中には汚にしみ、ボロボロになったものもある。
これらを見るとき故人が如何に苦心し、心血を注いで意志を伝えんとしたかが明かにうかがわれる。


目次

巣鴨
紫すみれの押花   吉沢国夫
幼き子へ      満淵正明
涙をぬぐえ     頴川幸生/井上乙彦
皆幸せに      末松一幹
金剛心       鈴木賞博
明 暗       由利 敬/平手嘉一
混沌の底に     水口安俊
北 斗       東條英機/松井石根/武藤 章
          板垣征四郎/土肥原賢二/木村兵太郎
白 雲       岡田 資
二十八時間の生命  井上勝太郎

中国
日支の楔とならん  野田 毅
中国兵の涙     吉田保男
一粒の麦      向井敏明
荒 魂       近藤新八/市川 正
残 照       堀本武男
聖寿万歳      平野儀一
火と氷       沢 栄作
祖国よ栄あれ    藤井 力/鏑木正隆
大好きな日本    酒井 隆

蘭印
生命の余白     氷見谷 実
母を恋う      村上 博
孤島の土となるとも 牧内忠雄
残 恨       浅木留次郎/山岸延雄
覚 悟       岡村亀喜代
唯 心       海野馬一
玉つゆ       佐藤源治
えにし       太田秀雄
兄弟へ       前田利貴
愛しき妻へ     高橋国穂
子に遺す      森 国造/金丸秀蔵/多田初二/田中 透
彼岸への友情    清水勇蔵
廿四時間の記録   上杉 旬
日本軍人として死す 董 長雄

ビルマ
小さき生命     岩城 喬/徳山喜美与
日本の進むべき道  神野保孝

マレー
英国に告ぐ     河村参郎
わが祖国よ     小林庄造
責を果して     蜂須賀邦房/合志幸祐
天 命       星 愛喜/福栄真平/正木宣儀
断 腸       中村鎭雄
闘 魂       清水辰雄/屋 政義/平松愛太郎
昇天行       原田熊吉
美しき仲間     弘田栄治/大塚 操
朝粥のかなしみ   木村久夫/木村武雄
あと二分      趙 文相

香港
迎 春       左近允尚正
朝霜の命      田村劉吉

濠洲
南十字星のもとに  後藤大作
十八人に代りて   田島盛司
星月夜       篠原多磨夫/中山洋臣/福原昌造
ちぎれ雲      茂木 基

仏印
大いなる愛     桑畑次男

比島
哄 笑       小野 哲
贄         本間雅晴
祖国を護れ     山下奉文
心は部下に     山口正一/安部末男/南条正夫
異国の空に     太田清一

グワム
人 間       高階喜代志
孤島の土に     酒井原繁松
科学者の思慮    上野千里

戦争受刑者死没地略図
シンガポール地区略図
後記(原書)

解 説 ジェイソン・モーガン

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出版社より

ジェイソン・モーガン

『世紀の遺書―愛しい人へ』について

昭和28年、『世紀の遺書』が出版された。戦勝国によって処刑された“戦犯”たちの遺書遺稿をまとめたものである。編纂したのは彼らの胸中をよく知る、巣鴨プリズン収監中の“囚友”たち。『世紀の遺書』とは二十世紀が後世に遺す遺書という意味である。

復讐の意志に貫かれた裁判で、“戦争犯罪人”のレッテルを貼られ、死を宣告されたのは一千名。彼らは、自分の死よりも残される肉親を思い、祖国再建とその輝かしい未来をひたすら願いつつ、刑場の露と消えていった。「崇高」としか形容できない彼らの魂は、天に昇る前にすでに神の領域に近づいていた。解説の麗澤大学国際学部准教授ジェイソン・モーガン氏は、彼らの遺書を読んだとき、涙が止まらなかったという。

あの戦犯裁判は、文明が野蛮に正義の裁きを下したものと喧伝され、GHQの情報統制下にあった日本人の多くも、当初裁判の内容を信じた。“戦犯”の家族に国民の憎悪が向けられたが、“戦犯”たちは「いつか真実がわかってもらえるときがくる」と同胞を信じていた。

実際、戦争裁判の真相が少しずつ広がると、“戦犯”への同情が集まりはじめ、やがて“戦犯”を救えという大きな世論となり、なんと四千万人もの署名が集まったのである。そして日本が主権を回復した翌年、衆議院で「戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議」が旧社会党・共産党を含む全会一致で可決する。

しかし、当時のあの国民的熱狂は今日に伝わっていない。なぜだろうか。

それは、国民の記憶というものは、語り継がれないかぎり薄れていくものであるということと、戦争裁判で主張された日本軍の“蛮行”が、時間をかけて再び国民に刷り込まれていったことによる。内外の歴史学者、左翼政党やメディア、教科書が盛んに、南京大虐殺や慰安婦問題など日本軍の“蛮行”を宣伝し、偽の記憶を日本人に植え付けて、前の記憶に上書きしてきたのである。今日では、日本人はアジア・太平洋で3千万人以上を虐殺し、ドイツよりも酷いホロコーストを行った鬼畜の如き存在であるという主張までなされる状況になっている。

しかし、本書にある崇高な日本人の魂に接すれば、もう執拗に繰り返されるプロパガンダに惑わされることはなくなるに違いない。我々は、報復裁判で殺されていった日本人が、後の世の日本人に遺した微かな声に耳を傾けるべきである。そしてあの戦争の真実を知るべきである。先人たちの、そして日本の名誉を守れるのは、我々日本人だけなのだ。

※本書は『世紀の遺書』原書に含まれる701篇のうち85篇を収録したもので、原書より文字も大きく、新字体・現代仮名使いで読みやすくなっている。

東京裁判

「推薦のことば」より

敗戦の悲劇の一つたる戦犯裁判も、単に有罪とされた四千人の個人的問題としてより、民族的体験として深く顧みる必要に迫られている。祖国敗戦の悲しみに加え、神の名において「人道の敵」と裁かれ、命を断たれた戦犯者の苦悩は我々の想像を絶する。彼らは何を訴え何を願って死んでいっただろうか。この書にはそれらの個々の遺志が赤裸々に網羅されている。

彼らは身の潔白を叫び、肉親の恩愛になき、また「死」の解決に苦心惨憺しつつも、遂には恩讐を超えて祖国と世界への祈りに到達している。この書の中に戦犯死没者、否日本人の真価を如実に見て、我々は日本人たることに新な自信と誇りをもつことができるであろう。

正に「世紀の遺書」は「祖国に告ぐる書」であると共に「世界に告ぐる書」であり「民族の書」「人類の書」である。また、第二次大戦結末の「歴史的資料」たるに留らず、「求真の書」として永久に遺され読み継がるべきものと信ずる。

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新字体・現代仮名遣い版 大東亜戦争演説集 「アジアの目覚め」と現代の帝国主義への警鐘
[復刻版] 歴史 皇国篇
カスタマーレビュー
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価格 ¥1,980 ¥1,760 ¥2,750 ¥2,200 ¥1,650 ¥1,650
内容紹介 激動の時代を生きる、衆生への不変の教え。「人生に疲れてしまった人」「進むべき道を見失った人」「悲観的に物事を考えてしまう人」「不安から解放されたい人」「どこか心が満たされない人」…悩める人生の指針となる一冊 外国人ヘイトではない。被害に苦しむ埼玉県民の声を聞け!実態は“不法移民”“偽装難民”。騒音、窃盗、暴力、性犯罪、事故多発、環境悪化─増加する犯罪・迷惑行為。住民の声や犯罪統計を基に克明レポート。 米国で発売された『Japan's Holocaust』は反日プロパガンダ大全の歴史捏造本。「慰安婦性奴隷説」の二の舞を許してはならぬ。同盟国・米国の学界・言論界にモノ申す!昭和天皇と日本軍への不当な非難を正す渾身の書。 めくるたびに日本人を鼓舞するような熱い言葉や、クスッと笑えるユーモアあふれる言葉に会える。私たち日本人が決して忘れてはいけない安倍元総理の言葉を、似顔絵とともに31日の日めくりカレンダーにまとめました。 アジアの指導者たちの声が響く歴史的瞬間を読み解く。80年前のアジアは欧米の軛を断ち切った。岡倉天心の預言と重光葵の奮闘が織りなす、アジア主義の真髄。現代の中華帝国主義に立ち向かうための歴史の教訓がここに! 本書は日本の国史教育の集大成であり、昭和20年に中等学校での使用が予定されていた。日本人であれば知っておかなければならない国史の流れが記述され、日米なぜ戦うに至ったか、という重要なテーマも含まれている。

商品の説明

レビュー

宮崎正弘氏の書評より
戦争裁判で斃れた人々の遺言を編纂したものの復刻本だ。日本人の琴線を震わせる、落涙がつづき、うめくような感動がある。戦後日本を覆い尽くす欺瞞と偽善の歴史観を覆す霊力がある。刑場の露と消えた戦争指導者らは、自分の死より肉親を思い、国家のゆく末を憂い、平和の再建を願った遺書をのこした。ページをめくりながら、評者(宮崎)は英霊の鬼哭を聞いた気になった。

全国会議員に読んで欲しい(神奈川県 男性 90歳)
11月12日(火)かねて注文しておいた平井書店にて受け取り、自宅に居て(14時半)すぐに読み始め、夜20時にとにかく一気に頁をめくりました。涙がこぼれました。この本を全国会議員に読んで欲しいです。これからまた何度も読み返しいたします。この遺書をよくぞ本になされたと感謝いたします。

生きている間に知れてよかった(大分県 女性 94歳)
此の様な事が有った事を生きている間に知ることが出来てよかったです。もう今となっては何も後の祭りですが可哀想な事です。二度と戦争はしてはいけないと思います。平和を祈りに祈ります。

生きているうちに妻子を大事にしたい(埼玉県 男性 60歳)
皆、無実の罪で刑死する無念と悔しさに言及しており、その心中、察するに余りある。また、残される妻子に対し朗らかに強く生きることを切望しているが、今にして思う。残された妻子は死刑よりも辛く厳しかったであろうことを。生きているうちに妻子を大事にしようと思う。

戦争で誰が幸せになったのか(福島県 女性 90歳)
死んでいった人々の本当の心のうちを知りたかったから。今さら知ってどうなるものでもないが・・・。戦争で誰が幸せになったのか知りたい。

著者について

[解説] ジェイソン・モーガン(Jason M. Morgan)
麗澤大学国際学部准教授・モラロジー道徳教育財団道徳科学研究所客員研究員。1977年アメリカ合衆国ルイジアナ州生まれ。2014~2015年フルブライト研究者として早稲田大学大学院法務研究科で研究。2016年ウィスコンシン大学で博士号を取得。2022年Holy Apostles College and Seminaryから修士号(キリスト教哲学)を取得。著書は『私はなぜ靖国神社で頭を垂れるのか』(方丈社)など。

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  • 2025年10月27日に日本でレビュー済み
    フォーマット: 単行本(ソフトカバー)Amazonで購入
    感動しました。
  • 2025年9月25日に日本でレビュー済み
    フォーマット: 単行本(ソフトカバー)Amazonで購入
    大東亜戦争で命に変えて国を守った人たちの全てがかかれている。日本人は読むべき
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2025年6月28日に日本でレビュー済み
    フォーマット: 単行本(ソフトカバー)Amazonで購入
    読みやすくされててもまだムズいけど、これは絶対読むべき。薄れていってる、というか何かに薄れさせられている、というか根絶やしにされそうになってる日本人の本当の愛とか思いやりとか、いやそんな言葉では簡単にあらわせない昔はみんな持ってた心を思いだすかも。で、今世の中なにか間違ってることに気づくかも。正解がなにか知らないけど。
    20人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2024年12月6日に日本でレビュー済み
    フォーマット: 単行本(ソフトカバー)
    巣鴨遺書編纂会編「世紀の遺書」は貴重な85篇の遺書・遺稿を読みやすくして世に出してくれた貴重な資料です。あと少しで戦後80年の節目を迎えるこの時に、刑死された軍人兵士達の魂の書を読ませて頂き有難く思います。皆一様に敗者ゆえに不当な裁きに甘んずる無念さと、残して逝く家族の身を案じていることは身につまされます。そもそも侵略と米欧が言うならば、あのコロンブス新大陸発見こそが新大陸侵略の第一歩だったではないだろうか。また日本が開戦を決意したのは、米国の対日石油全面禁輸によってであったし、日本軍を大陸へ引きずり込む援蒋ルートを断つためであった。そして大東亜を守るための戦いでもあったのです。東條英機大将の遺言は的を得たものです。もう一度私たち戦後80年を振り返り、あの戦争は何だったのか、何のための戦いだったのかを真摯に見つめて、これからの日本が世界の諸国の中でどうあらねばならないかを後世に問う必要があると思います。
    85人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート