れいわ新選組の山本太郎代表は6日の参院代表質問で、先日は発表された秋の叙勲で旭日大綬章を受章した慶応大学の竹中平蔵名誉教授(74)について、「高市早苗首相の『師匠』ともいえる」と指摘した。これに対し、高市首相は「師匠だったことはございません」と述べ、否定した。

山本氏は「今回、総理の師匠ともいえる竹中平蔵さんに、旭日大綬章が授与された。内閣府は『大臣として政府の重要な政策に参画した』と説明した」と、小泉純一郎内閣で総務相や郵政民営化担当相などを歴任した竹中氏の実績に触れた。一方で「小泉内閣の一員として製造業にも労働者派遣を解禁し、非正規労働者を増やすことにも尽力。非正規は労働者の約4割になり、正規雇用との賃金格差は328万円に広がった」などと指摘しながら、「労働者は不安定になり、未婚化や少子化は深刻になった。喜んだのは資本側のみだ」とも主張。「総理が思う、竹中の功績は?」と質問した。

また「高市首相は1議員として、小泉内閣の小泉改革を、小さな政府を目指す改革として積極的に支持した。高市さんの政治キャリアの中でも、小泉、竹中イズムは確かに生きている」などと持論を述べ、2005年の郵政選挙では、高市首相が竹中氏の応援を受けたとも指摘した。

しかし、高市首相は、「竹中平蔵氏の功績についておたずねがございました。私の師匠だとおっしゃいましたが、師匠だったことはございません」と、山本氏の指摘を否定した。

「ちなみに、この秋の叙勲は、石破内閣で閣議決定されたことですので、私は竹中平蔵氏の功績書を持っているわけではございません」とも述べた。

竹中氏については「小泉内閣の経済財政政策担当大臣として我が国の経済再生に貢献され、金融担当も兼務されて金融システムの安定強化などに尽力されたと承知致しております。総務大臣も歴任され、5年以上の長きにわたり、閣僚として貢献されたと認識しております」とだけ語った。

小泉内閣については「行政の効率化、合理化に向けた取り組みが進められたと承知いたしております」などと、一般論について述べるにとどめた。