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首領日記。

思い出の味はいつもほろ苦く、そして甘い

何故“今”ではなく老後の話を書いてるほうが面白いのだろう、と少し考えてみる。

2005年11月30日 04時07分08秒 | RPに関するまぁそのなんだ。アレ。
きっと現在のkocでの友人や知人を出して書いたほうが、受けは良いんでしょう。
俺だって、出来の良し悪しなんて関係なく、SSに登場させてもらったらとても嬉しい気持ちになりますし、何かお返ししたいと思います。

が、つまらない。
俺にとってkocの他人のキャラを使って書くのは、好き勝手に老後の話を書くよりとてもつまらない。
何故だろう?


1。不可逆的ストーリーが書けないから。
物語は、可逆的ストーリーと不可逆的ストーリーという二種類に分類できます。

可逆的ストーリーとは、元に戻る・元に戻せるストーリー。
話の前後で社会や人間関係などに重大な変化が起こらない世界です。
代表例はサザエさん、ドラえもん。

不可逆的ストーリーとはその逆。元に戻せないストーリーですな。
話がどんどん進んでいく世界。
代表例は、えーっと、いっぱい。めんどいから言わね。

特徴を考えればわかりますが、
可逆的ストーリーは安定しているけれども、変化に乏しい。
不可逆的ストーリーは不安定だけれど、変化を描ける。

書いてて楽しいのはやっぱり後者なんですよねーこれが。
変わりゆく世界では悲劇を描ける。成長を描ける。邂逅を描ける。死滅を描ける。離別を描ける。

けどもこれをkocのキャラでやろうとすると、原材料となる事実(国際関係、国内事情、あるいはキャラ設定の変化)が必要になる。
しかし戦争や紛争、国内の変革がいつもあるわけではないし(逆に言えばこれがあるときはRPの大きなチャンス)、キャラ設定をころころ変えるわけにもいかない。
だからPCで不可逆的ストーリーを書き続けるのは不可能なんですな。


そこで仕方なく、とりあえず自己設定の披露という快感だけは得られる、
死の存在しない戦闘RPや他愛の無い日常RPを描いている、というのがNLにおけるRP界の現状です。
しかしそこには悲劇も死滅も成長も無く、故に物語性を持たない。
こんなもんがいつまでも楽しめるわけはないですな。
設定を披露し尽くしたら終わりなんだから。


2。みんないい人だから。
HP本体の「●魅力あるキャラクターとは?」に書きそびれてて、なんとか捻じ込もうと思っていることがこれです。

他のPCはみーんないい人なんだ。
つまらないことに。

酒場でくだを巻き、節操無く暴言を撒き散らす中年男が何故いないのだろう?
薄汚いコソ泥を何故誰も描こうとしない?
下衆な強姦魔を何故誰も演じようとしない?

一般PLのRPに対しての無理解も背景にありますが、やっぱりみんな自分が主人公でいたいのです。
ゲームの中でくらい美しく気高いものでありたいわなそりゃ。

だからみんないい人で、
見目麗しくて親切で、物分りが良く人の話を聞いてくれる。

だけどそこに衝突はあまり生まれない。
衝突のない世界は美しい夢に過ぎず、そこに現実は無い。
現実の無い物語に、私たちが価値を感じられれば良かったのだけれど。
(まー例外もあるけどな。多少は)

ステレオタイプな悪役から一歩下がりはするけども、「殺人者」「怪物」「破壊者」「ワルい奴」という設定の人はやはり貴重ですな。
悪に立とうとする人は素晴らしい。善人より深みがある。いじりがいがある。

絡みたくなるのはやっぱりこういう人たちだよねぇ。


眠いのでこのあたりで寝る。
3から先は、明日以降に書ければ書こうかなぁと。

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自分がどうにかできるのは、自分だけなのは確かだからな…… (剣のヴォード)
2025-04-28 00:37:24
 goo blogが今年の11月にサービス終了するという話で、かつ終了までにこのブログを確認に来ることも無さそうな気配。ならばいくつかの文章を書き捨てておこうかと思って書き込みをする。



《不可逆が欲しければ》
 「自分が変われば世界が変わる」という有名な言葉、自分はそんなに好きではないのだが、例に上げたような不可逆性(国際関係、国内事情、キャラ設定の変化)を求めるなら、自分で動かざるを得ないだろう。

 例えば国を出る。無難に同盟国に一ヶ月くらい物見遊山に行って帰ってくるでも良いし、そのまま世界を巡る旅人となっても良いし、真に変化を求めるなら故国を捨て他国に仕官しなおす手もある。
 極まった変革を求めるなら、それこそ自身の手で戦争や紛争を起こし、世界の変革を求めて、反体制派への転身という道もあっただろう(と言うかブログの記事を見ると、そういう事もやっていたようだが。)

 だが決定的な大変革としては、やはり【転生】があったと思う。資産こそ信頼できる誰かに預け受け渡しも出来るだろうが、レベルは失われ一からの育て直しになってしまう……しかしそれだけに、変革の力は絶大だ。
 転生前のキャラクターも、望むべき形で終わらせられる。事故でも良いし病でも良い。旅の最中や反体制派としての活動中、運良く戦争・紛争がおきたならその戦禍の中で、賊なり刺客なり敵兵なりに討ち取られても良い。
 そして転生前のキャラクターの親類縁者だったり、あるいは彼を討ち取った剛者だったり、それこそ全く関係ない誰かだったり。転生後の彼の視点から、転生前の彼の知人を訪ねたり、その人生を辿るなどすれば、それは不可逆な物語を描くという目的に、最も値するものではないだろうか。

 まあ何だ、成長と邂逅を描きたいのは分かるが、悲劇・死滅・離別の要素を自分以外に求めるのは、やはり不遜なんだろうなと思った次第だ。



《みんないい人だよ》
 これはもう結論が出ている、それを語っている当人が「酒場でくだを巻き、節操無く暴言を撒き散らす中年男」でもなく「薄汚いコソ泥」でもなく「下衆な強姦魔」でもなく、【公国の名高い軍人】を演じている時点で。

 誰だって「異世界生活ネットゲームときどき大戦争もあるよ」に来てまで、誰かの引き立て役の悪役に甘んじたくはない。
 戦場を颯爽と駆ける騎士・傭兵でも、畑を耕しつつアイテム・魔法を開発して稼ぐ商売人でも、スペクトラルタワーや未開の航路の探索に挑む冒険者でも、ハルベルトやモンコンレースで競い続ける求道者でも、分野こそ違えどいずれかの領分においての【主人公】でありたいだろう。
 それを「一般PLのRPに対しての無理解」として、「みんな主人公だからつまらない(一般PLは悪役をやれ)」と言ってしまうのはいかがなものか(自分はRPの理解者だから、一般PLではないとでも?)
 誰にもロールプレイの配役を決める権利などあるまい。

 「つまらない」と言いながらも、自分が悪役を演じる気は無いのだから答えは出ている……とは言え非難する気はない。誰だって異世界生活ネットゲームに来てまで、引き立て役になりたくないのは同じだから。それを自分だけではなく、他のプレイヤーやキャラクターにも適用しようと言うだけで。

(なお比較的悪役に近い立ち位置のロールプレイをしていた人に、戦争RPにも参加していたビッグさんがいたが、彼のロールプレイはその大元が「TRPGのゲームマスター」からなので、単なる悪役・引き立て役とは違った。)

 あと最後に一つチクリと言うなら、貴重だという「ワルい奴」に対しての「いじりがいがある」「絡みたくなる」が、【主人公である自分のキャラクターのための引き立て役として】ではないことを願っておく。



《自分が変われば世界が変わる》
 結局、結論はこれになるのだろう。あまり好きな言葉ではないけど。
 自分で行動して悲劇と離別を作ろう、自分が「悪役」「ワルい奴」を演じることで【衝突】を作ろう。それが「他人のキャラクターに転嫁せずに変革を書く」という解答の一つなんだろうなと。

 また、そういう意味では冒頭の「自分のキャラクターの老後」という「変革した後」を題材にしつつ、【KOCの他人のキャラクターは使わない】という選択もまた、解答の一つなのだろうなと(つまらないから、という理由ではあるが、使われないなら特に揉め事も起きないのだから。)

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