「出資したお金だけでも返してほしい」バナナの生産は今「みんなで大家さん」実態は【ケンミン特捜班】
FBS福岡放送
「ケンミン特捜班」です。皆さんの身近な驚きや疑問、不満や怒りをFBSが取材します。今回は「出資したお金だけでも返してほしい」という、福岡市の50代の女性の訴えです。
女性が出資したのは「みんなで大家さん」と呼ばれる不動産投資商品です。「みんなで大家さん」を巡っては「分配金」、いわゆる配当金の支払いが遅れるトラブルが起きています。 6日、投資したおよそ1200人が「みんなで大家さん」の運営会社に対して出資金の返還を求める民事訴訟を起こしました。請求額は110億円以上に上ります。 いったい何が起きているのか、ケンミン特捜班は福岡と佐賀にある関連企業を取材し、実態に迫りました。
■女性 「考えが甘かったですね。十何年も元本割れなし、配当金(分配金)の遅れもなしでうたっていたので。」 ケンミン特捜班が話を聞いたのは、福岡市の50代の女性です。女性は不動産投資商品の「みんなで大家さん」に出資しました。ビルやホテルといった物件を出資者が共同で投資するというもので、テナントなどが支払う賃料収入から、年間で出資額の6%から7%を出資者に分配するというものでした。 ■女性 「老後2000万円問題、とにかく安心できるような言葉が載っていた。」
「みんなで大家さん」では、高い利回りや、運用の安全性などアピールし、これまでに3万7000人以上から総額2000億円を超える出資を集めたといいます。 女性も、3つの商品に合わせて1600万円を投資しました。しかし。 ■女性 「違和感は、7月31日に配当金(分配金)が入ってこなかった。」 ことし7月、出資者のもとに1通のメールが届きました。「分配金の支払いが遅延する」という内容でした。不安に思った女性は、出資金だけでも回収しようと解約を申し込みましたが。 ■女性 「1年待ってくださいの一点張りなので。何回もメールはしましたが、もう返ってこないんだなと。」 この翌月、「みんなで大家さん」を運営する会社の代表が動画を公開し、分配金の支払いが遅れたことについて釈明しました。 ■「みんなで大家さん」代表(YouTubeより) 「今月の支払いに間に合うように最善の努力を続けており、死守する覚悟で取り組んでおります。」