母と来日した12歳、目覚めると一人 「人身取引」が都心のビルで

有料記事

太田原奈都乃 松田果穂
[PR]

 東京都文京区の「マッサージ店」で働いていた12歳のタイ国籍の少女が保護された。母親と来日し、その後、一人で取り残されていたという。警視庁は、潜在化する「人身取引」とみて、店の経営者の男を労働基準法違反容疑で4日に逮捕した。

 少女は、タイ北部の中学校に通っていた。豊かな自然と涼しい気候から「小さなスイス」とも呼ばれる地域だった。

 警視庁の捜査関係者によると、6月下旬、30歳前後の母親に連れられて初めて日本に来た。観光などが目的の「短期滞在」の在留資格で、滞在は15日間だけ認められていた。

 少女が警視庁などへ話した内容によると、空港に降り立つと、母親と一緒に東京都文京区のビルへと向かった。ビルには看板のない「マッサージ店」が入居しており、母親から、ここで働くように言われた。男性客相手の性的サービスも教わった。この日の夜は、ビルの一室で母親と眠ったという。

 しかし、母親は翌朝、いなくなっていた。

「ご飯食べたい」母にSNSで伝えると

 少女は日本語を話せず、頼る…

この記事は有料記事です。残り892文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

【30周年キャンペーン】今なら2カ月間無料で有料記事が読み放題!詳しくはこちら

この記事を書いた人
太田原奈都乃
東京社会部
専門・関心分野
災害、選挙、人口減少
  • commentatorHeader
    成川彩
    (韓国在住 文化系ライター)
    2025年11月6日17時1分 投稿
    【視点】

    おそらく表面化していない似たような事件はけっこうあると思います。 私は朝日新聞入社前に裁判所や警察で司法通訳をやっていました。十数年前のことです。警察の取り調べ通訳で担当した事件の一つが、風俗営業法違反の事件で、経営者であるママが韓国人だっ

    …続きを読む