日産、横浜の本社ビルを売却へ 台湾系SPCに約900億円で セール・アンド・リースバック活用し本社機能とどめ
経営再建中の日産自動車が横浜市西区の本社ビルを台湾系の自動車大手サプライヤーなどが出資する特別目的会社(SPC)に約900億円で売却することが6日、わかった。売却後に借り直す「セール・アンド・リースバック」により、本社機能はとどまる。 本社ビルの管理・運用は米投資ファンドKKR傘下の不動産資産運用会社が担う。6日に発表する。 日産は2027年度までに追浜工場(横須賀市)と子会社の日産車体湘南工場(平塚市)を含む国内外7工場で車両生産を打ち切り、2万人を削減する方針。資産を現金化し、手元資金を調達する。 日産は6日、25年4~9月期連結決算を発表する。26年3月期の連結営業損益が2750億円の赤字(前期は697億円の黒字)になるとの見通しを10月30日に明らかにしていた。販売不振に加え、米国による自動車関税の下押し影響を織り込む。 日産は2009年に本社を東京・銀座から、創業地の横浜市に移転した。
神奈川新聞社