淫夢要素はありません
燃料・水・道具の有無については突っ込んではいけない。ここはギャグ時空。
(茶道に関する単語とか間違えてたら許してください>< 何でもしませんから!)
夢を見る。
溢れる怨嗟を隠しもしない女の声と、それを見下ろす紅梅色の瞳の男。半狂乱になった女は男の右目を傷付けるも、それはすぐに治る。
傷跡も残りはしていない。それなのに、自身を傷つけられた怒りで目の前の男は血管を浮き上がらせていた。
「貴様の分際で私の顔を傷付けるなど。身の程を知れ」
「身の程を知るのはお前の方だ。必ず、必ずや私の子がお前を殺す。必ず、必ず……!」
吹き飛ばされた女。そして、鋭い爪で膨らんだ腹を割り裂いて見えた侮蔑に満ちた男の目。
「……ふん、赤子など手を下すまでもない」
――そうして見逃された赤子が脈々と血を繋げた。
が。
別に私は過去の因縁など気にしない。この夢でさえ、起きれば終わる程度のものだ。
恐らくこの紅梅色の目をした男を殺さねば自身が二十五で死ぬことなども些事。自身に生まれつき右目に傷のような痣があろうが、髪で隠せばいいだけのこと。
私はただ穏やかに暮らしたい。ただ茶を楽しんでいたいだけ。
四畳半の小さな間取り、そこでは如何なる争い事を置いて客は茶を楽しむ。
唐の茶道具や自身の気に入った道具を手入れしながら明日はどのような茶会の席を立てるか。このような事を思案することが私の幸福。
しかしながら時には茶室から出て、野外で茶を立てるのもまた良いだろう。
ここ最近は月が美しい夜が続く。何人かの友人を誘い、夜に野点の場を設けた。
湯を沸かす茶釜は此方。各々茶道具を持ち寄り、椀や茶入れの形の美しさを眺め、噂話に花を咲かせながら湯が煮え立つのを待つのもまた、良き時間。
「最近は情勢も落ち着いてきましたな」
「農作物の収穫期も近いですからの。この時期は悪戯に戦は起こせませぬ」
「しかし、近隣では最近不思議な話を聞きます」
「ほう、その話とは」
面白そうに声を潜ませて言うので、それ程までに面白いものなのかと聞けば、話し出した男は笑みを深めた。
野点では普段重視される作法もやや崩したもので良い。
ここは先に私が点てるとしよう。椀に湯を入れて茶筅を濡れそぼらせる。
「人食い鬼の話です」
「人食いとな。なんと恐ろしい……」
「其方、私はそのような話が苦手と知ってか……」
体温に近くに温められた椀の水滴を拭う。目の前で飛ぶ飛沫に茶道具が掛からぬよう、拭いた後の茶巾を掛けた。
茶入れから二匙程の抹茶を入れる。鼻を微かに擽る抹香に笑みが浮かぶ。温められた湯を柄杓で救い上げ、椀に注ぐ。
茶筅で茶を練る。この時間、心を透明に、何の感情も無く、まっさらな状態で茶と向き合う。
「ひっぃ! お、鬼……!」
「橘八重殿、何をそんな茶にこだわ」
ぴちゃり
まるで、今、私の椀に血が入ったような音だ。
視線を落とす。縁についた血が椀の凹凸に揺られながら茶の湯へ――。
「貴様、私の茶に血を飛ばしたな?」
茶の時間を邪魔した不届き者は角が生えていたがどうでもいい。いくら腕を圧し折ろうが治るが、どうやら不死身に近い肉体だろうが、何度も何度も続けていれば不届き者は頼んでもいないのに情報を吐き出した。
「鬼」「
「私はそんな物など欲しくはない。貴様は私を崇めておきながらそんな事も理解出来ないのか」
頭部を握り潰すと陽光が差した。すると鬼と名乗った不届き者の肉体は塵となって消えていく。
「下賤な鬼に始祖がいるというのか……。許さん、許さんぞ。私の茶を汚したことを後悔させてやる」
§
はじめましての方ははじめまして。おはようございます。
改良されていたゲームシステムで走っていくRTAを始めます。
前回の上弦の弐ソロ討伐RTAではたくさんのご視聴ありがとうございました。
「おいテメェ、なァにまたRTA走ってんだァ?」なんてコメントが流れてきそうですが、これも私が失踪していた四年の間にゲームシステムに革新が起きていたから、としか言いようが無いです。
では早速始めていきます。モードはご存知『一般隊士録』でキャラクリエイトしていきまっしょい。
性別は王道を往く『男性』。遊ぶ年代は『戦国時代』なので江戸産のホモ鬼も宿敵ノンケ鬼も気にしなくていいなんて楽ですね。
名前は
見た目は無惨そっくりで行きます。『特徴』を『生まれつきの痣』に振り直し、痣の位置を右(目)に。無惨のロングワカメヘアーで右側を隠してメカクレ属性を付与します。
ワァ、目の色が赤くない無惨が出来上がりました。
まず革新一つ目。
このキャラクター作成時点でステータスの振り直しが実装されました。何回でも振り直し可能+ステータスのパターンを三つストックできるという神仕様。
これでガチャガチャしてますと、なりましたね。今回は比較的早めに出ました。
体力(89/110) 根気(72/110) 筋力(97/110) 防御(95/110) 速度(93/110)
ほぼほぼオールステータス80代以上でストップ。
オール100が理想ではありますが、あれはリセマラ機能が付いてもウン万分の確率らしいので大人しく諦めましょう。
なんで今までこのステータスリセマラ機能が無かったんですか???
ちなみに前走を見ている前提で各ステータスの説明は省きます。
それを置いてもこの「(△/110)って何ですか?」という疑問にお答えします。
これは特徴が『生まれつきの痣』など、特殊な特徴を持っていると起こる上限突破の数値にございます。
このゲームにおいては人間も鬼も基本ステータス上限は(100)なのですが、ごく一部はその限界を突破して(108)だったり(110)になれちゃいます。
ほいで人間は呼吸を極めて全集中・常中をゲッツするとステータス値が2倍となり、数値的に(200)となりますが、完全上限突破勢は(220)が最高値になります。
(以前のRTApart1で縁壱のステータスを210と表記したのは覚え間違いです。スマソ人)
この(200)~(220)の間で大分性能差があるので……、某お侍さんは弟との絶対的な差に苦しんだというワケっすね。アーナキソ。
はいお次。革新二つ目。
初 期 技 能 の 実 装 で す 。
は? は? は?
今までノ―スキルで走ってきた我々は一体何だったんだ? ってくらいの革命です。
これはリセマラタイプではなくズュラララ!と並ぶ一覧から選択可能です。頼むから特徴もそれにしてくんない?
恨み言はそれまでとして。初期技能は『茶道』を選びます。
茶道(30/100) 日の呼吸(30/100)
初期技能の標準値は30です。
「もう呼吸ゲットしてんじゃねェか!」というツッコミが来そうなので予め答えますと、『生まれつきの痣』持ちなら誰でも初期技能で選ぶことなくゲットしています。いわゆる標準装備。
もう『生まれつきの痣』しか勝たん!となっていますが、そこはバランスが効いてます。
ま、そこは工夫次第でガクブル無惨にならずに済みます。某人間バグトラウマ製造機遭遇以降の無惨への対策が超スピード!?RTAの鍵となるでしょう。
ということで初期ステータスをドン!
橘八重 芽蕪 性別:男 特徴:『生まれつきの痣』
ステータス
体力(89/110) 根気(72/110) 筋力(97/110) 防御(95/110) 速度(93/100)
技能
茶道(30/100) 日の呼吸(30/100)
特徴のリセマラといい、ステータスリセマラといい、キャラクリ時点でこんな変わっているのに本流のゲームシステムもかなり変わりました。
それでは……、生まれつき強者の無惨似の男が茶会を邪魔した鬼を嬲り殺してから、はーいよーいスタート(タイム計測)
コイツ茶の時間を邪魔されてから一晩中鬼を殴り続けてましたよ(恐怖)
まずは『茶会』しときます。茶道技能持ち特有の茶道スキル上げイベントかつ好感度アゲアゲイベントです。
ランダムで茶会に人が来てくれますが、有象無象の中でやってくる
チャートの説明をします。
タイトルをご覧の通り、これは戦国期以前全盛期無惨茶の呼吸ソロ討伐RTAです。
タイムもなんと……、うどん県の皆様にも嬉しい40分弱で終わる仕様!
日々勉学に励む学生の皆様も息抜きにゲームを起動し、RTAを走り、ゲーム機の電源を落とし、ノートに向かって様子を見に来た親に「別にゲームなんてしてませんよ」とアピも出来る素晴らしいチャートにございます。
日の呼吸? 縛らなきゃ(使命感)
え、難易度……?
知wらwなwいwよw
慣れれば簡単!やる事も少ないですし、ほぼほぼ茶会と散歩するだけで魔王討伐出来るRPGチャートにござい~w
もう初期のキャラクリ時点で『○ルダの伝説』でマス○ーソードゲットしてガノ○城突入前で終わってる感じです。まだメカブのマスソは無いんですが。
お、来ました来ました。ひょっとこ面被った鍛冶師です!
お察しの通り刀鍛冶の里にいる鍛冶師の一人です。コイツが来たらコイツのみに「もっと茶会来んかいオラァ!」とラブ♡
でも無礼なことにたまに断られるのでその時はひょっこりポップミチカツにメール送っときます。お前(茶会)どう?
鍛冶師との好感度が80になったら無惨アバターのみに許される力業を使います。
「貴様の里では鬼を斬る刀を造っているのだろう。その刀と同じ鉄で造った茶釜を造れ」
「はい……?」
「貴様は友人の言う事が聞けないのか?」
はい、無惨アバター系列のみに使用できる『
相手のステータスより上の場合のみ確実にこちらのお願いを聞いてくれますが、好感度が-10減ります。
産屋敷アバター系列の『お願い』と違って……、ホンマ……。やりやすいのうやりやすいのう!
無駄に好感度を稼ぐよりもパワハラじゃぁ~!
パワーハラスメントこそ最強なんじゃあ~!
「は、はい……」
はい、これでマスソが一か月後に手に入ります。やったねミチカツ。
ここで茶会タイムは終了し、メカブはガ○ン城へ行く為の旅に出ます。じゃあ行ってくるよパパン。
さてここでまたしてもゲームシステムの革新三つ目。
――他人の依頼やお願い事を聞くと貰える経験点が爆アガリ↑↑しました。
これまでの場合、一部イベントや依頼を除いて寝る間も惜しんで鍛錬こそが経験点の高収入サイクルでしたが……。
ぶっちゃけ言うと、炭治郎救済処置です。これまでのバージョンではお願い事やイベントによる経験点の報酬はビミョーでした。
タンジェロは皆さんご存知の通り性格上お願い事がされやすいキャラクターでありまして……。何回か滞在している町にいるとよくモブNPCからお願い事をされてタイムが遅延……なんてことがありましたので中々炭治郎操作でのタイムアタックは大変!
碌に技能も貰えん雑用イベントなんてホンマカスゥでしたが……。
それも経験点が増えれば別です(掌クルックル)
抜群に炭治郎を強化しやすくなり、また他のキャラクターにおいても経験点をもりもり稼いで肉柱胡蝶しのぶという最強フォームになることも容易くなりました。
まま、絆が力になるという原作リスペクトということで良い事です。
メカブも無惨アバターの面汚しの如く貧民や農民の悩み事を聞いて解決しておりますと。
ほら、見てくださいこれ! エエッ!?
橘八重 芽蕪 性別:男 特徴:『生まれつきの痣』
ステータス
体力(110/110) 根気(110/110) 筋力(110/110) 防御(95/110) 速度(110/110)
技能
茶道(100/100) 日の呼吸(100/100) 茶の呼吸(100/100)
透き通る世界(100/100) 全集中・常中(100/100) 節制(27/100)
心眼(17/100)
茂美、怖いでしょう……(ほぼステータスカンスト)
ツッコミどころが多いのですが一つずつ解説していきます。
茶の呼吸は茶道+△の呼吸で習得できます。つまりスタート時点で既に獲得しています。
旅の間は呼吸を使いながら移動しているので常中をゲットしました。これでステータス二倍、たまげたなぁ。
節制と心眼については村人のお願いを聞いてたらゲットしていた副産物です。節制は消費する物やゲージを半減、心眼はクリティカルの発生率を上げるスキルですね。
幸先が良いです。更なるタイム短縮が狙えるでしょう。
日の呼吸はMAXにすると全ステータスアップするパッシブ効果を狙ってあげております。技は出しません。ま、多少はね?
後はマスソをゲットし、無惨とエンカウントするだけです。大体彼奴等の潜むエリアの目星は付いています。
そこへ行くついでです。さくっと縁壱殿が円満♡穏やか人生を送れるようにしといてあげましょう。
戦国時代スタートからそれ程時間を掛けてないとまだ逸般ピーポー縁壱くんと出会えます。
今回は俄然間に合う時間帯に茶会周回を切り上げられました。恐らくうたさんがご懐妊する辺りでしょう。
この道を走っていると……突然『痣を持つ青年』に肩をぶつけられました。おい待てやゴルラァ!
当然メカブは怒りますが、彼は人助けの最中でしたので「済まない」とだけ返されます。
背負っているお爺さんを戦場にいる息子に会わせてやりたいのと、自分の妻が懐妊しているので産婆を呼びに行くので忙しいとのことです。
流石生き恥侍が苦しむだけある聖人っぷりです。
ですがこのメカブの前では聖人ではなく馬鹿になります。この上の『怒る』選択肢を選びます。
「貴様は馬鹿なのか!? 他人の願いを聞くよりも先にお前がすべきことは産婆を呼びに行く事だろうが!」
ここで普通にキャラクリした人だとしょんぼり縁壱(微レア)になるのですが、無惨アバターだとキュッと口を窄ませた納得いかない顔(激レア)になります。
んほ~! 聖人の人間らしい表情たまんねぇ~~!
ということで縁壱は老いぼれを送り届け、メカブは産婆を呼びに行って欲しいという『縁壱のお願いイベント』が発生します。
ま、聞いても悲劇しか待ち受けていないのでメカブは縁壱の自宅へ行きます(報酬破棄)
流石無惨(アバター)、人の言う事を聞かねぇ!
ワッ、鬼に襲われそうな妊婦の女性がいるよ!
これではいけませんね? 素手で鬼と格闘して家から追い出します。これから幸せになる夫婦を壊してはいけない(戒め)
朝まで戦い続けると鬼が逃げそうになるのでホールド!
雑ァ魚♡ 雑ァ魚♡(燃え尽きる鬼)
そして日の出と共に帰ってくる縁壱くんさぁ……(呆れ)
「……色々言いたい事はあるが、助かった。本当にありがとう」
「これに懲りたら誰彼構わず人を助けるその性根に、優先順位でも作っておくんだな」
キュッとした顔の縁壱を背にして本題の無惨討伐に戻り……ません!
まだマスソが届くまで時間があるので~、先程のイベントのその後についての解説をします。
縁壱殿が鬼狩りになるのは彼の妻ことうたが鬼によって殺害される事が原因です。
公式チート殿に幸せな生活を送らせたいホモガキたちは戦国時代をスタートしてすぐうた殿生存の為に死力を尽くすのです。
スタートからあまり時間が経つとうた殿が死に、縁壱殿は鬼狩りになって兄上が裏切ります。アーナキソ。
ですが先程の襲撃イベントでうた殿が生存した場合、縁壱は彼女といる生活を守る為に全力を尽くします。
なんで鬼狩りにはならず逸般人ルートを辿ることとなります。
どこかの弟の強さに辿り着きたくて妻子を捨てた兄とは違いますね。家庭を守るなんて男らしい甲斐性に溢れています!
ま、縁壱殿が逸般人ルートになると自然、鬼狩り組織は弱体化しますが……。今回のチャートでは
道中の茶店で茶ァシバいていますとひょっとこ面の鍛冶師がやってきました。
「ハァッ、ハァッ……。た、頼まれていた……茶釜を……届けに来ました」
「ご苦労。主人、この者に茶と菓子を」
「ウッス!」
鍛冶師が背負っているものを渡されます。
おお……。これが世界で唯一無二、この世に一つしかない――鬼を殴り殺せるマスター茶釜です!
「……あ、貴方は何処まで知っているのですか」
この無惨(アバター)が望むのはただ一つ。
「私の茶を邪魔した無礼者を始末しに行くだけだ。大したことではない」
マスター茶釜装備! そして無惨がいる地へこのままゴートゥーいたします。
移動しながら碌に情報収集せずとも無惨様と遭遇出来る理由をご説明いたします。
この頃の無惨様は珠代さんの血鬼術を使ってブイブイ(笑)言わせています。
自分が生態系の一番上だと信じて止まない、各時代の無惨様と比較しても最もハッピーな頭をしている浮かれ野郎時代です。
「くっこの野郎」とギシギシする珠代さんの心を読み取って支配欲を満たし、青い彼岸花の情報を人間にゲロらせる周回の最中でもあります。
なんということでしょう。今すぐメカブがドタマに茶釜を
彼奴等の情報収集地点は基本坂東、現関東の辺りを虱潰しに聞き回っています。
そこで見目麗しい男女のペアが夜な夜な現れて~、といった話が回っている所を探す――。
までもなくブラついているだけで会えます。やりますねぇ!
そう、それも今回のキャラが無惨アバターだからです。浮かれてるので普段の警戒心は何処へやら、「何かワイにクリソツの人間おるやんけw見たろw」の気持ちでお会い出来ます。
野良鬼も恐れて掛かってこないのでマジブラつくだけでラスボスと会えます。あのさぁ……(呆れ)
東京近辺に来たら毎日、朝に茶の呼吸『弐ノ煎
この型は茶を飲み、使った茶器を敵に投げるモーションですが、朝に使用するとクリティカル発生率がアップするバフが翌日の朝まで掛かります。
なので毎日健康的にお茶を飲みましょう(グビー)(パリーン)
そうそう、茶の呼吸は『壱ノ型』が『壱ノ煎』という表記になります。一応茶を淹れてる判定らしいっすよ(数々の型から見ない振りをする)
このゲテモ……素晴らしい呼吸に関しては無惨様と戦っている時に解説します。
接触するまで倍速。
夜中の街を歩いていたらワカメ頭の鬼と未亡人鬼のタッグを発見!
相手に
初手の一撃、茶の呼吸『肆ノ煎
ドピュッと釜からのお湯が無惨に降りかかります!
日輪刀ならぬ日輪釜によって沸いた湯は無惨の防御を呆気なく溶かします。ンギモッチィィ!
「はぁッ!?」
顔面デロンデロンに溶けている無惨様の状態をお届けしながら茶の呼吸を解説します。
この呼吸は茶道+他の呼吸で習得できる――いわゆる
原作にはこんなもんありません、あくまでもこのゲームでのパーティー呼吸とかそんなもんです。
原作に出てくる呼吸はキッチリバランス取れてるんですが、もうイロモノ派生呼吸となるとバランスどこ行きやがったって感じの性能っす。
茶の呼吸は釜専用呼吸術となりますので刀での応用は出来ません。というのも、この呼吸特有の『水ゲージ』というものがあるからです。
今画面では通常攻撃を行っていますが、飛沫のエフェクトが出ていますよね?
これは『水ゲージ』がある際に攻撃をすると出ます。当たると相手が状態異常『火傷』になります。アツゥイ!
『水ゲージ』が切れると火傷攻撃にならないので一部の型で回復しながら通常攻撃で体力を削っていくのが全盛期無惨アホカスウルトラロング体力の攻略のコツ。
参ノ煎『松風』は水ゲージ完全回復技です。無敵フレームもあるので相手が大技出した時用の回避技にもなります。
壱ノ煎『一期一会』は少量の水ゲージ回復+攻撃力+防御力+速度アップのバフの型。攻撃判定はありません。この発動タイミングが……なかなか難しいねんな。
先程出した肆ノ煎『宵越之茶』は広範囲お湯ぶっかけ技で無惨様でも怯ませられます。不都合な技を出しそうになったらこれで妨害っす。
茶参『松風』で回復した後、伍ノ煎『大寄せ・花橘』を使います。これは固有結界技みたいなものでぇ、広範囲で相手を茶会に強制参加させます。ぽけっと見てる珠代さんも参加しております。
これは相手に茶を飲ませる技で、なんと茶を飲んだ相手はスピードと攻撃力がダウンいたします。お前ら呑気に飲んどるんとちゃうぞ(ツッコミ)
全盛期無惨様特有のバカ長い体力が半減した所で発動します。出来ればこの型の発動は一回で終わりたい所さん!?
ここまで解説してお判りの通り、茶の呼吸は基本――通常攻撃で殺す技となっております。
バフ切れたら茶壱『一期一会』、水ゲージ切れたら茶参『松風』、相手にデバフ掛ける茶伍『大寄せ・花橘』。
陸ノ煎もありますが奥義タイプなのでフィニッシュ時に使います。
相手に常時火傷を負わせてジリジリ体力を削りつつ、握力だけで赫く熱した茶釜で無惨様を嬲り殺しましょう!
というチャートなんですよ。全盛期無惨戦においては無惨式ポップコーン離脱術の使用が恐れられますがそれも茶の呼吸があればヘーキヘーキ!
茶肆『宵越之茶』で完封出来ます。逃げようとしたところを確定怯ませの茶肆『宵越之茶』でドップン! へたくそでちゅね~!!
あ、たまに起こる珠代さん の だきつく! 無惨は 身動きを 一瞬止めた!
この間に茶参『松風』で回復します! サンキュー珠代っち!
何百年もの間夜に君臨するも「王」にはなれず、何も得ず……!(通常攻撃)
終いにゃあ己と似た顔の男にひたすら嬲られ……!(回避)
逃げ出す事も出来ずに死ぬ!(茶壱『一期一会』)
人生実に空虚じゃありゃせんか?(茶肆『宵越之茶』)
人間は正しく生きなけりゃァ生きる価値無し!(茶参『松風』)
お前ら鬼共なんぞに生きる場所はいらん!!(体力一割)
十八手なんて手数が書かれているから十八回ヒットする奥義なんだろうと思いますよね?
んなことはありません。メカブのスタミナが続く限りずっとオラオラオラオララッシュするだけの超☆物理攻撃技となります。奥義ってなんだよ(哲学)
残った一割の体力もゴミの様に消えて……。
イベントムービーが流れた所でタイマーストップです。
時間は00:36:09。
心眼を獲得したおかげでクリティカルが多めに出てスピーディに体力潰せました! 自己ベスト更新!
乾燥した感想ですが……、茶の呼吸おかしいよ(震え声)
なんでコイツ戦う最中、急に茶を飲む? 水を沸かす? 茶器投げるの?(恐怖)
対面した無惨様は更に恐怖のズンドコに落ちていたことでしょう。もっと恐怖しろ。
画面の中では茶の呼吸で体力を削られまくったせいで碌に再生できず、意志もあやふやになった肉片を茶釜で叩き潰すところでこの世から鬼が消えました。
無論珠代さんも消えます、当たり前だよなぁ?
ですが彼女は満足そうに消えてゆきます。そして、一人の狂人によって鬼のいない世界が訪れました。
こうしてメカブは平穏を手に入れ、好きに茶会を開き、茶器を集めて権力者を転がしながら平和に過ごしたとさ。
時折出掛けて痣持ち逸般農民の様子も見に行き、巌勝くんが征夷大将軍になって天下統一してました。ええ……(困惑)
巌勝パイセンは内政チート持ちだった……? あり得るか……(肉体的チートの弟を見ながら)
ゲームもエンディングを迎えたので余談でもしましょう。
改良したゲームシステムで走るとかなり早期からステータスMAXになり、技能の獲得も容易くなることが分かりましたね。
この改良システムが反映されるバージョンは『ver.4.05a』。RTA界隈的にもその影響は大きく、『4.05a版』かその前かでレギュレーションを変えて走っているそうです。
なんか亡霊の声が聞こえてくるので改めて言いますと。
再走はしません(猩々緋鉄鉱石の意志)
ぶっちゃけるとヌルゲーになりましたね。システム改良に伴い敵AIが強化されたとしてもええ、『ver.4.05a』前の方がクッソ面倒ですね。しれっとロード時間も短縮されてますし。
なのでしません。あれ以降誰もRTA走ってくんないし……(イジイジ)
ま、この後別のチャート作って走る予定ですけど。
パウチ赤ワインを吸血鬼みたいにチューチュー吸って終わりたいと思います。ほな、さよなら。
§
ほんの好奇心だった。己とよく似た男がいるならば軽く見てやるか、程度の興味だった。
鬼を斬る刀を持っていなかった。基本男は素手で鬼を退けていた。ある妊婦を襲った鬼は朝まで蛸殴りにされていた。
だから、……茶釜が武器だと思わんだろうが!
一目見て帰れば良かった。その男の腕の血管が、その太さが見える程に力強く握り――赫々と熱を宿す茶釜を見た瞬間に殺せば良かった……!
そもそもなんだ。何故茶釜の水が無尽蔵にあるのだ。その水も熱湯というより熱。湯の感覚が消えて熱さのみが体を襲う。
それだから逃げようとしても逃げられず……。途中で珠代が私の動きを抑えてきたのも気に喰わない。
(私の死因が茶釜なぞ、認められるか!)
うだうだと回想を流していた肉片が朝日を待たず熱された茶釜によって蒸発した。
鬼の始祖が一人の、その始祖に似た男によって討伐された。珠代は突然始まった戦闘に呆然としていたが正気に戻り、一縷の希望を持って無惨を足止めした。
振り払う際に消し飛ばされた肉体は再生されていたものの、その始祖が消えたことによって体全体が緩やかに朽ちていく。
芽蕪は珠代の前に
「……貴方は、何者なのですか」
「茶を淹れるまで多少の時間はあろう。これはある男の話だ」
それは男が鬼となる前の話。最初に娶った女との話。
「ある女が男と夜を共にして命が生まれた。その後、男は生まれ持った病弱を拗らせて床に伏した。男は毎晩人を呪いながらそれでも生き長らえていた」
茶碗に湯を入れ、茶筅を軽く濡らす。その熱が器へと移ったことを確認してから椀の中の湯を捨てて水滴を拭う。
「男は鬼になった。女の腹はもう膨らんでいた。命が生まれる寸前で男はその女を殺した。腹を割り裂けば緒の繋がった胎児が産声を上げた」
茶入れからこの日の為に取り寄せた抹茶を椀へと出せば、微かに抹香の香りが立つ。
「その赤子が男に似たしぶとさを持って、今日まで血脈を繋いで生きていた。女が死に際に掛けた呪いを果たさんとした為かまでは、不明だが」
湯を杓で掬い、温度を見極めながら椀へと注ぐ。濡れそぼらせた茶筅で椀を傷付けない様、優しく、けれど力強く、均一に練る。
芽蕪はひたすら無言で茶を練る。朽ちるまでの時間が遠く感じる程に洗練された空間が広がっていた。
茶釜からもう一杯、少しばかりの湯を注いで再び練っていく。
(鬼舞辻の実子から繋がった血筋、ということなのかしら)
茶を練る男は鬼舞辻無惨によく似ていた。目鼻立ちも、佇まいも。
傍若無人としたその雰囲気。だが、この時間ばかりはその気性も潜まり、唯人の如く、茶を練る。
やがて、練られた茶は月の光を帯びてとろりと艶めく。
静かに茶筅を置き、芽蕪が止めていた息を
男は椀を珠代の前へと置く。
「お点前、頂戴いたします」
色々と言いたいことはあるが、珠代は正面に口を付けない様に椀を回し、茶を頂く。
香り立つ抹香は舌の造りが変わった鬼となっても心を擽られるもので、喉を伝う茶は荒れた心を癒していく様でもあった。
(……あぁ、美味しい)
残る腕で茶碗を戻す。感覚も無く、朽ちてゆく体は静かに男へと一礼していた。
互いに礼をし、茶会はしめやかに終わる。
ひっそりと世間から鬼が消えようが戦で乱れる世は続いた。それも近頃は収まりそうではある。
「私は作法を知らぬが」
「今の私は気分が良い。知らぬのならば教えてやろう」
痣を持つ体格の良い農民がきゅっとした顔をする。今、二人は農民の住居からそう離れていない場所で野点を行っていた。
妻は山を下りて村の者と喋りに興じているだろう。耳飾りがそよ風に揺れる。
「お前は何故茶道に拘る」
「父が幼少の頃、私の気を落ち着ける為に教えたのが最初だ。私とて、好きで気を荒ぶる訳ではない。それ以来、茶道の奥深さに魅了されるばかりであったか」
「……。私はお前とは違う。何故そう怒りやすい? 理解できない」
「逆にお前は忌子と扱われて怒ることもしないのか? 貴様の不気味に静かな所が私には納得いかないが」
それはある種の感覚だった。
目の前の男と自身は同じ物が見える視界を持ち、人より遥かに動ける肉体を持っていると。
ただ一つ違うのは軸。――他者か、自己か。
「つまらんな。お前は実につまらん」
「……お前の方がつまらない」
「言うでは無いか」
縁壱は面白くないが、芽蕪はくつくつと笑う。
「それで、作法とはなんだ」
「基本茶会は人も鬼も受け入れるが、真の無作法者だけは受け入れぬ。作法とは人に礼を示す手段、例え
「それはお前の中だけの礼儀作法というものでは?」
「ああそうだ。従えぬなら茶釜で嬲る」
結局この男は何をしに来たのだろう。適宜縁壱に作法を教えはするが、ただただ喋っている気がする。
ぼんやりと思考する中、縁壱はつい口にした。
「随分前から思っていたが、
「それくらい知っている」
苦々しく芽蕪が顔を歪める。調べるも何も両親から名付けの理由を聞いたばかりである。
「私はそれを知った時、“美味しそう”と思った。でもお前は美味しそうな名前なのに不愉快さが勝った。不思議だ」
「殺すぞ」
§
継国巌勝。この名を聞けば誰もが当代の天下人だと認識するだろう。
とある茶人に気に入られたせいなのか、彼には様々な武将の内情や裏切りの算段などの情報が入ってきた。それ等を参考して身の振り方を変えたり、下克上を起こしたりしている間に征夷大将軍となり、そして――今や日本を統一するまでに至った。
何処かでは「へえー! あの天下人が縁壱のお兄さん! この前お祭りで見たけどそっくりやったねえ!」「そうだろう」と子供の手を引きながら睦まじく話をする夫婦がいたとか。
彼を支える正室の名を澪といい、世には澪御前と知られていた。
巌勝は彼女との間に二十にも及ぶ子が生まれていた。
「澪、その……、私も年だ。毎晩は難しい」
「いいえ、いいえ巌勝様。これは必要な事です。広く血筋を残すことこそ継国が残る道です」
「天下人となったのだから、残らぬ筈も無かろう」
「いいえいいえ。盛者必衰の理……、いずれ栄えていた家もいずれは朽ちゆく定めなれど、なればこそ様々な場所に継国の名を遺さねばならないのです」
「お前は、どうしてそのように言う。何か不安な事でもあるのか?」
巌勝は心配を滲ませて妻の顔を見た。澪は継国家がまだ天下人となる前の、一介の武家だった頃に決められた許嫁である。
いつも献身的に巌勝を支えてきた彼女だが二十もの子を得て尚、何処か必死さを滲ませて子を求めるのかまでは理解出来なかった。
長年の疑問を巌勝は妻に問えば彼女は静かに顔を伏せて、その身を震わせた。
「それを、貴方が言いますか?」
黒々とした光を宿さぬ瞳。下から舐め上げる視線、其れが男の全てを射抜いていた。
「継国を一度は捨てた御方が、その言葉を仰いますか」
「捨て、た……?」
靄ががかった様に、何かの光景が映る。
「どうかお考え直しを」と子を抱いて歎願する女の手を振り切る、――見覚えのある装束の男。それは自身だ。
途切れ途切れに音が聞こえてくる。彼らの会話だ……。
『配下の方を亡くされて、御心が荒ぶられているのは理解できます。ですが、家を、“継国”を捨てるなど……! まだ
継国は己がいなくても続く。そう吐き捨てた男は、足に縋り、父を見上げる子供さえ目に入れなかった。
『お父様、お父様……!』
妻の制止の声も、息子の声も払い除けてまで――神掛かった弟の御業を欲した。
それは一つの家庭を捨ててまで成し得たかった程の欲。いつも穏やかだった夫が見せた唯一つの執着。
少年の様に追いかけていくその背を妻と子はただ見送るしかなかった。
「貴方が息子の手を払ってまで継国の家を出た後、どうなったと思いますか」
「滅びました。絶えました。継国の名は、呆気なく絶えたのです」
継国の長が出奔し、当然の如く家は荒れた。その隙を好機と見た他家に付け入れられて敢えなく武家は滅んだ。
方々の体で逃げ出した妻子は領地からとても離れた山奥に住み、生き長らえども、募るは――。
「――私、私は、貴方様と命を共にしていたのです。継国の、貴方 の為ならば 如何様にも こ の命を使う所存 でござい ま した」
か、ひゅ。か細い呼吸の音が、青褪める男の唇から漏れた。
知らない記憶、この世における男が辿ったことは無い記憶。――だが、あり得た道筋の、遠い男の記憶。
道を間違えた男が辿った記憶を持つのが、今の妻だとでも言うのか。
今この身に起こっている事は何だ。
気でも狂ったのか。――それにしては、妙に実感と、納得が体に残っている。
もし何かの運命で弟の御業を見たとしたら、其れに惹かれて家を捨てる選択を間違いなく取るという、説得力が……。
「ですから、此度の 生でこそ、澪は逃しませぬ。継国の名 を広 く天下に示した次は、長く後世に残るまでに名を 刻み込むこと。いつの時代に 於い てもその名が 残り続ける様に、命を紡ぎましょう」
澪の唇は何十にも重なった声を発する。巌勝より小さな背が、自分より大きく力もある男を気後させる程に睨めつけて、一歩一歩近付いていく。
その場で射抜いて留めおくが如く激しい眼差しに、身が竦んだまま動かない。
嫋やかな細い手が巌勝の頸を掴む。
「逃しませぬ」
「未来永劫、逃しませぬ」
巌勝は嘆息する。
何処かの己が犯したかもしれぬ罪の大きさを。血の涙を流す女を目の当たりにして――理解するのだ。
妻子に怨恨にも似た視線の杭で打ち付けられようと、頸を絞められようと。
それでも尚、胸で燻る火こそが強いのだと……。
その事実に嘆く他なかった。
(あれはきっと道を間違えた私の先。あり得たかもしれない、私の生)
だが今、胸に秘められた火が燃え盛る事は無く、静かに熱を持っているのみ。
これ以上燃え盛ることが無い様に。涙を流し震える女の体を抱き寄せた。
どうか、その涙で我が心火が消えてくれる様にと願った。
クソロングな蛇足
もし無惨の直系が生きてたらどうなるんだろ~と考えた末の話。
無惨が一番目の妻娶る→初夜る→子を身籠るも無惨が病床に伏す→鬼化→妻殺す(無惨実子ポーン)の流れ。それから五人の妻を娶るも初夜るまでもなく自殺させるみたいな……。
無惨の実子は生き延びて運よく拾われたものの代々短命で、何百年と重ねて二十代ぐらいの寿命になって、「オラッテメェら祖先の罪を償え!」で痣持ちっ子がドロップしたのが芽蕪という感じ。縁壱殿は保険だった。
この世界ではのんびりと寿命に縛られず産屋敷家が鬼狩り組織のサポートをしてます。無惨系譜どもがいつまで経っても他人の為に動かないので……。
ある日突然「鬼全部乙ったわ」という神託を聞き、鬼狩りは解散。信じられないと鬼狩りたちは夜な夜な鬼を探すもおらず、やがて時代が流れるにつれて鬼が消えたことを認識していきます。
橘八重芽蕪:茶の時間を邪魔されたので鬼の始祖を殺す。痣持ち。へそではなく腕力のみで茶を湧かすパワー系の茶人。癇癪持ちだったのを父親が茶道の道に入れてようやく落ち着いた。縁壱の事情はうた殿経由で聞いた(忌子云々)。二十五歳を超えても普通に生きて死んだ。
縁うた夫婦:老後も幸せ夫婦。近所に炭焼きをするお隣さんも出来て楽しい。基本ハッピー。ちょくちょくメカブにちょっかい掛けられる事以外は。
巌勝ら夫婦:ちょっと夫のやらかしが大きいので逃げきれなかった。三十人くらい正室だけで子を産んだので後世になると一般庶民にも“継国”という名字が見受けられる様に。
恐らく元服前の子供置いて家を出奔するってかなり当主としてはあかん選択だったと思うんですが。それで「継国の名は絶えたのか」としんみりしてるっぽいのが可愛いですよね、兄上激萌えポイントその⑤です。
幾星霜の世界でも逃げられなかったゾ♡