顔が大きく、のっぺり見えるのはなぜ?30代からの「立体メイク」見直し講座
写真を見て、愕然とした日のこと
先日、友人たちとの写真を見返していて、ふと「…あれ?私の輪郭ってこんなだったっけ?」と固まりました。
鏡で見ている自分とは違って、写真の私は、顔まわりに妙な“余白”があって、のっぺり・ぼんやり。メイクはしていたのに、顔全体が平坦に見えて、どこか締まりのない印象。
鏡で見ている自分と、写真の中の自分。
あまりのギャップに、ちょっと落ち込みました。
その日から、「顔の立体感」について意識するようになりました。
実は、顔の立体感は「生まれつき」ではなく、ある程度“つくれる”もの。
ポイントは、光と影=ハイライトとシェーディング。
今回は、30代になって自分の顔の立体感に違和感を感じた私が、どんな風に「整えてきたか」、初心者でもできるメイクのポイントとともにご紹介します。
メイクをしても、顔がのっぺりして見える理由
「メイクしてるのに、なぜか映えない」その正体は?
きちんとベースを整えて、アイシャドウやリップもきちんと仕上げたのに、写真に写る自分の顔がなんだかパッとしない——そんな経験はありませんか?
その原因のひとつは、立体感のなさかもしれません。
のっぺり顔は「光と影」が足りない
立体感がない顔は、どんなに丁寧にメイクしていても“ぼやけた印象”に見えやすくなります。
顔の中に自然な起伏がないと、のっぺりと平面的になり、見る人の視線が定まらなくなるんです。
特に30代以降は、肌のハリやツヤも少しずつ変化してくるため、若いころよりも「自然な立体感」が出にくくなります。私自身も年齢を重ねるごとに、「あれ? メイクが決まらない…」と感じることが増えました。
「余白」が目立つと、顔が大きく見える
意外と見落とされがちなのが、顔の“余白”です。
眉間から額、頬のサイド、フェイスラインなど、メイクで特に意識しないパーツは、広くて何もないために目立ってしまいます。
その結果、顔全体が間延びして見えたり、のっぺり感が増してしまうんですね。
必要なのは「パーツ映え」より「輪郭づくり」
私が感じたのは、目や唇などのパーツを強調するメイクだけでは限界があるということ。
本当に必要なのは、顔全体の印象を引き締める“輪郭づくり”。
光を集めたいところにはハイライトを、引き締めたいところにはシェーディングを。
骨格を活かしながら自然に立体感を仕込むことが、30代のメイクにとってとても重要な要素だと実感しています。
“光と影”を足すメイクの基本
顔に立体感をつくるには、「光」と「影」の演出が欠かせません。ここでは、のっぺり感を解消しつつ、ナチュラルに見える立体メイクの基本と、おすすめアイテムを紹介します。
ハイライトとシェーディングの役割とは?
ハイライトは、顔の高く見せたい部分に光を集めて“立体感”や“ツヤ”を演出するアイテムです。
一方、シェーディングは、影をつくることで顔を引き締め、小顔に見せる効果があります。
この「光と影」のバランスこそが、のっぺり顔から脱却するカギ。
ハイライトだけ、シェーディングだけだとバランスが崩れやすく、やりすぎ感が出てしまうこともあるので、両方セットで使うのがポイントです。
のっぺり顔さんでも簡単!立体感を出すメイクのコツ
1. おでこ
Tゾーンの中央(眉間から額の中心あたり)に、ハイライトをサッとひと塗り。
丸く広く入れるより、縦長に入れると立体感が出て自然に見えます。
2. 鼻筋
鼻筋全体ではなく、鼻根〜鼻先の真ん中あたりまでにハイライトを細めに。
横に広がると不自然になってしまうので、細いブラシや指の腹で少しずつ乗せるのがコツです。
シェーディングは、鼻筋の左右のラインに入れて、より立体的に。
3. 頬骨
頬骨の一番高いところにハイライトを、Cゾーンを描くようにオン。
これだけで顔全体が明るく見え、写真映えもUPします。
4. フェイスライン
エラや頬の下など、削りたい部分にシェーディングを薄く入れましょう。
生え際やアゴ下も意識すると、顔全体が引き締まった印象になります。
初心者におすすめのハイライト・シェーディングの選び方
「影や光を入れるのって難しそう」「やりすぎ感が出ないか不安…」という方も多いかもしれません。そんな方に向けて、まずは使いやすいテクスチャーを選ぶことが大切です。
ハイライトは「しっとり系 or パウダー系」から
初心者さんにおすすめなのは、肌なじみのいいしっとり系クリームタイプか、微細なパール入りのパウダータイプです。
しっとり系(クリーム・バーム):肌と一体化しやすく、ツヤ感が自然。指でポンポンと叩き込むだけでOKなので、失敗しにくいのが特徴です。ツヤ重視の方にぴったり。
パウダー系:軽くブラシでのせるだけなので手軽。微細パール入りのものを選ぶと肌の明るさを自然に引き立ててくれます。マットすぎるものは白浮きしやすいので、ほどよく光を集めるものを。
シェーディングは「薄づきパウダー」からスタート
シェーディングは影をつくるためのアイテムですが、色が濃すぎたり、質感が重すぎたりすると“塗ってます感”が出やすいので注意が必要です。
パウダータイプ(薄づき):初心者には断然パウダーがおすすめ。ふんわりのせられて、濃淡も調整しやすく失敗が少ないです。肌色よりも1〜2トーン暗い、グレーがかったベージュ系カラーを選ぶと、自然な影に仕上がります。
マットな質感:ツヤのあるシェーディングは影としての効果が弱く見えることも。最初はマット系で、光を反射しないものが扱いやすいです。
ワンポイントアドバイス
濃さよりも“透け感”が大事:がっつり影を入れるよりも、「なんとなく立体感が出たかも?」くらいの透け感がちょうどいい仕上がりになります。
“塗る場所”で差がつく:テクスチャーだけでなく、入れる位置も重要。自然に見せたいなら、顔の骨格に合わせて少しずつ重ねるのがコツです。
終わりに
顔の立体感は、つくれる
写真に写った自分の顔を見て、「なんだかのっぺりして見える…」とショックを受けた経験から試行錯誤しました。
そして、光と影をちょっと足すだけで、顔の印象は大きく変えられると気づきました。ハイライトやシェーディングを味方につければ、自分の顔に自然なメリハリをつくることができます。
ハイライトやシェーディングってメイクが上手な人が使うアイテムなんじゃないか…。
そんな不安を持っている方も多いのではないでしょうか?
初心者でも、30代からでも、強い味方になってくれます。
骨格は変えられなくても、印象は変えられる。
「なんだか最近、顔がぼやけるな」と感じたら、立体感メイクを取り入れるチャンスかもしれません。
今の自分の顔をもっと好きになるために、メイクで“光と影”を足してあげましょう。
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