「椅子」が生まれやすい部署・職種の特徴①【椅子理論の復習編】
Xの世界で有名なマーケット分析・労働経済学の大家の一人にShenさんと言う方がいる。
https://twitter.com/shenmacro
マーケット業務に携わる身として、この方の発信は非常に参考になるため、定期的に確認している。各種チャートとそこから得られる示唆を解説してくれていて非常にタメになる。
実際、マーケット関連の業務に携わっている若手の多くは、一度はShenさんの発信を参考に、マーケット情報を同僚に語ったことがあるのではないか。
マーケットの分析と同時にこの方は労働経済学の大家であり、日本や世界の労働市場の在り方に関しても非常に参考になる発信をされていて、最近ではこちらの方が有名になってきた印象がある。
特に最近有名になったのが椅子理論である。
椅子理論に関する発信をいくつか見つけたので、そちらをいくつか引用させていただきたい。
白鳥的椅子理論とは労働市場モデルの一である。限界生産物は個人ではなく仕事に固有のものであり、労働者は学歴等を根拠に訓練費用の少なさをアピールし、より高生産性の椅子に座るために就職活動を行う。その後の賃金は努力ではなく、そのゼロサムゲームでどの椅子を奪い取ったかで決定される。
誰にでも売れる素晴らしい商品を売らせて頂ける椅子は利権です。次は楽天カードを売れと言われたらいくらスキルがあっても泣くでしょう
年収は椅子の違いでしかない。それに気付かなくても許されるのは25歳まで。
学歴を身に着ける努力は、誰が座っても変わらない椅子を他人から奪うための努力であることは間違いないです
「バカとブスこそ東大に行け」も暗黙のうちに学歴椅子説に基づいていますね。もし競争が弱者にとって後々まで要塞になるような椅子の入手に繋がらず、入学や卒業した後もたゆまぬ努力、成果や競争を求められるなら、バカとブスが行ってもしょうがないでしょ。
語学力がある人は海外の優れた技術を日本で無競争で売る椅子に座りやすいので、あえて語学力を要求されない土俵で競争するのを回避すべきである。コミュ力が周りとどれだけ経験が一致するかで決まる中、学歴も語学力も周りと異なる経験の象徴なので、無条件で武器にならないなら高いほど不利になる。
2位じゃなきゃダメなら座る椅子が間違っている。千人座れる椅子の999位を目指さないと。
無能そうな人がいい椅子に座ってるのを見たら、その椅子は目指しやすいというより何らかの別の理由で目指しづらいものだと思わないと
上記の通り、いくつかの発信を引用させていただいた。
上記では、拾い切れていないが、他にも記憶にあるものも含めて筆者なりにShenさんの労働経済学を以下の通りにまとめさせていただいた。
1.年収は個人の能力や実務能力以上に、どこの業界・どの職種に従事しているかで決まる
(例):総合商社や外資系企業の年収が良いのは、そこで働く個人の生産性が高いこともあるが、それ以上にその業界・企業のビジネスモデルが優れており、労働者はその恩恵に預かることが出来るから。同じ職種、例えば経理職であれば、業界全体での平均年収が低い飲食業よりもガス等のインフラ業界で経理職をやる方が同じ業務内容でも給与が大きく異なる等
2.ある業界や職種が生み出す価値、収益率はそのポジショニングや扱うプロダクトによって最初から決まっている。そこのポジションに就いた労働者の努力によって大きく変わるものではない
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椅子理論
椅子理論、士業の強み、ポジショニングの重要性に関してまとめました。
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購入者のコメント
3結局は、学歴よりも、この椅子理論など、ライフ・キャリアをハックできるかが勝負なんでしょうね。。。
Shenブログを参考にマクロ見通しを発表していた若手時代を思い出しました笑
今ではすっかり椅子理論信奉者になってしまったので、傷がつく可能性のあるフロントから離れてバックで余生を過ごしていますが。
>①大したパフォーマンスを上げていなくても評価される
>②労働負荷が高くない
>③その特権的な地位が長年に亘って維持される
>④他の労働者との競争が激しくない
大手金融機関の運用子会社に「親会社から出向」してさっさと転籍してしまうのが
ベストでしょうね。そして出向者社長とゴルフに行ければ完璧!
④についても、優秀な中途が来たら適当な理由付けて降格させればいいです。人事権はすべて出向者に与えられますから。
おーっと、S●B●日●証券の悪口はここらでやめときましょうwww