関西共同印刷所創立75周年で大阪に


 9日は、治安維持法国賠同盟中央本部の三役会議、翌10日は、同じく中央理事会。そして昨日は、関西共同印刷所の創立75周年記念の学習会で大阪へ行ってきた。
IMG_5225 - コピー.JPG       同社のホールで講演する小松実 

 治安維持法国賠同盟中央本部の理事会は、今回はオンラインでの会議。突然のご指名で、私が開会のあいさつ。続いて、田中幹夫会長代行が会長のあいさつ。永島民男事務局長が報告を行ない、榎本よう子事務局次長が財政報告を行なった。
IMG_5199.JPG   報告する永島民男事務局長、10日の理事会

 午後からの討論では、千葉県の小松敦さんや高橋妙子さんをはじめ、15名が発言した。「治安維持法100年」の取り組みや会員拡大の経験など、積極的かつ多彩な活動が報告、交流された。

 昨日は、関西共同印刷所の創立75周年記念学習会で講演をしてきた。関西共同印刷所は、「しんぶん赤旗」の印刷をはじめ、働くものの「宣伝活動の拠点」として、奮闘している会社。会場には、もちろん仕事中で参加できない人もいたが約80人。若い人が目立つ。学習会は、オンラインで、支社等にも流された。

 最初に、松本竹志社長がごあいさつ。紹介を受けてすぐに講演に入る。会場の雰囲気が、なんとなく硬い。小松実なんて、知らないし、治安維持法というのもよく知らない。中断してきた仕事が気になる人もいたかもしれない。

 自己紹介をしながら、「くすぐり」を入れてみるが、笑っているのは私を知っている人だけ。もう少し、会場をほぐしたいところだが、とにかく時間がない。レジュメだけでA4・11枚だから、急がなくてはならない。
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 まず、参議院選挙の結果をどう見るか。参政党の改憲案(「新日本憲法」構想案)などを紹介しつつ、その本質を暴露する。一方で、ウソとフェイクを専らとする極右潮流の危険性を指摘、批判し、立ち向かう動きも紹介する。日本ペンクラブや新聞労連、とりわけ全国知事会の提言や青森宣言、各界12氏のアピール等々。「新しい戦前を許さない」広範な市民運動、「市民と野党の共闘」にとどまらない保守層も含めた国民的運動の可能性が広がっていると指摘した。

そして、治安維持法とは、どんな法律だったのか、制定・改悪の歴史と戦争に至る道。犠牲の実態に触れた。

 ここまでが、「はじめに」の(1)と(2)だ。「みなさん、これでようやく『はじめに』が終わったんですよ」といっても、会場は一部が「クスッ」としただけで笑ってくれない。
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 あとは例によって「いまにつながる治安維持法体制に決着を」の中身を端折りながら、と言ってもついつい内容に触れてしまうのだが、気持ちだけは大急ぎで話を進める。途中、関西共同印刷所が勤評闘争の時代、官憲の弾圧に襲われるという事件があったことなども紹介し、最後に、新聞労連の西村委員長の言葉「戦争のためペンをとらない、カメラをとらない、輪転機を回さない」(7/23新聞労連大会)を捩って、「平和と民主主義のために、ペンをとり、カメラをとり、みなさんは輪転機を回してください」と訴えた。

 閉会予定時間の15分前くらいに話し終えて、質疑。それも私の回答が長くて、1件だけ。

 閉会後、多くの人が、会場に展示された「無産新聞」や「赤旗(せっき)」の創刊号からの復刻版など(治安維持法国賠同盟大阪府本部提供)に群がっていた。治安維持法の時代、それに抗い、平和と民主主義を訴えて頑張りぬいた人たちがいたことへの関心は高いようだった。

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