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チェイニー元米副大統領が84歳で死去 対テロ戦争主導、トランプ氏と対立
アメリカのディック・チェイニー元副大統領が3日、死去した。84歳だった。肺炎および心臓・血管疾患の合併症のため、同日夜に亡くなったと、家族が4日に発表した。ジョージ・W・ブッシュ大統領の副大統領として、政権内外に強力な影響力を発揮した。2001年9月11日のアメリカ同時多発攻撃を経て、「対テロ戦争」の主要な設計者となり、2003年のイラク侵攻を早くから推進するなど、毀誉褒貶(きよほうへん)の多い業績を残した。
フィリピンで台風の大被害、少なくとも60人以上が死亡
フィリピン中部に今年最大級の台風25号(カルマエギ)が上陸し、当局は5日、少なくとも66人が死亡、数十万人が避難を余儀なくされていると発表した。
ゼレンスキー大統領、激戦地ポクロフスク近郊の前線部隊を視察
ウクライナのゼレンスキー大統領は4日、ロシアとの間で最も激しい戦闘が行われている東部ドネツク州ポクロウシク近郊の前線部隊を訪問したと述べた。ロシアは、戦略的な前線の町であり物流拠点でもあるポクロフスクの掌握を、1年以上にわたって試みている。
ハマスがイスラエルに1遺体を返還、人質と主張
イスラエルは4日、パレスチナ・ガザ地区のイスラム武装組織ハマスから、赤十字を通じて棺(ひつぎ)を受け取ったと発表した。死亡した人質1人の遺体が収められていると、ハマスは主張しているという。イスラエル軍は、身元特定のため、遺体をテルアヴィヴにある国立法医学センターへ移送する予定だ。
ベッカム氏が「サー・デイヴィッド」に 英国王誕生日の叙勲で 作家イシグロ氏にも勲章
英ウィンザー城で4日、チャールズ国王の誕生日を記念する叙勲の式典が行われ、元サッカー・イングランド代表のスター選手デイヴィッド・ベッカム氏(50)が大英帝国勲章「ナイト」を受勲し、「サー」の称号が与えられた。
イスラエル軍の元法務トップ逮捕、パレスチナ人拘束者への「虐待映像」流出めぐり
イスラエルで、軍兵士らが基地で拘束しているパレスチナ人を激しく虐待している場面とされる映像が今年夏に流出し、大きな政治問題となっている。この流出をめぐり、軍の元法務トップが3日までに逮捕された。
英列車内での刺傷事件、32歳男性を殺人未遂などで起訴 直前の別件でも起訴
イギリス中部で1日夜に走行中の急行列車内で複数の人が刺された事件で、逮捕された32歳のイギリス人男性が3日、殺人未遂罪10件などで起訴され、あらためて身柄を拘束された。イギリス検察庁は被告を、1日未明にロンドンで起きた別の刺傷事件でも殺人未遂罪などで起訴した。警察はさらに、列車襲撃前にケンブリッジシャー州ピーターバラで相次いだ刃物による事件2件についても、関連を調べているという。
米NY市長選、トランプ氏がクオモ氏支持を表明 民主党候補が勝てば補助金削減と脅す
4日に予定されているアメリカ・ニューヨーク市長選をめぐり、トランプ大統領は3日、クオモ前ニューヨーク州知事(無所属)を支持すると表明。優勢の左派候補マムダニ氏(民主党)を選ばないよう有権者に呼びかけた。
モルディヴ、2007年以降生まれのたばこ使用・購入・販売を禁止 観光客も
インド洋の島国モルディヴで2日から、2007年1月1日以降に生まれた若者のたばこの使用、購入、販売することが違法となった。これによりモルディヴは、世界で唯一、世代別のたばこ禁止措置を全国的に実施している国となった。同国を訪れる観光客もこの法律を順守する必要があるという。
話題のニュース
心臓のためには少しずつ頻繁に歩くより、長めの散歩を1日1回推奨と最新研究
運動習慣があまりない人にとっては、短い散歩をたくさん繰り返すよりも、1日に1回、長めの散歩をした方が心臓に良いことが、新しい研究で明らかになった。それによると、少なくとも15分間、立ち止まらずに歩くことで、心臓に良い運動効果をもたらせるという。
ビデオ, 英列車襲撃の被告、その前にも複数の犯行か ロンドンでも, 所要時間 3,03
イギリス中部で1日夜にロンドンへ向かう急行列車内で複数の人が刺された事件で、逮捕された32歳のイギリス人男性が3日、殺人未遂罪10件などで起訴され、あらためて身柄を拘束された。イギリス検察庁は被告を、1日未明にロンドンで起きた別の刺傷事件でも殺人未遂罪などで起訴した。警察はさらに、10月31日から1日朝にかけてケンブリッジシャー州ピーターバラで相次いだ刃物が関連する事件3件についても、関連を調べているという。
SHEINがセックスドールの販売禁止、「子供のような姿」の製品に批判殺到
中国のファストファッション大手「SHEIN(シーイン)」は3日、世界中のプラットフォームでセックスドールの販売を禁止した。ウェブサイト上で、「子どもに似た外見」の商品を表示していたとの非難を受けた措置。フランスの消費者監視機関は先週末、これらの人形の説明文および分類方法に懸念を示し、「児童ポルノ的性質を持つ内容であることに疑いの余地はほとんどない」と述べた。
トランプ氏、恩赦与えた暗号資産取引バイナンス元CEOを「知らない」と発言
ドナルド・トランプ米大統領は2日、暗号資産取引業最大手バイナンスの創業者で、反マネーロンダリング(資金洗浄)法違反で服役したチャンポン・ジャオ氏を「誰なのか知らない」と述べた。トランプ大統領は10月、ジャオ氏を恩赦したばかり。「CZ」としても知られるジャオ氏は2023年11月、反マネーロンダリング法違反について罪を認め、バイナンスの最高責任者(CEO)を辞任。2024年4月から4カ月の禁錮刑に服した。
アフガニスタン北部でM6.3の地震、少なくとも20人死亡と当局 「多数の死傷者」が出るおそれ
アフガニスタン北部マザーリシャリーフ近くで3日午前1時(日本時間同午前5時半)ごろ、強い地震が発生した。地元当局によると、少なくとも20人の死亡が日本時間4日午前までに確認された。
英王室のアンドリュー氏、元妻と約2.8億円で契約の企業に宮殿ツアー手配 BBCの取材で判明
イギリス国王チャールズ3世の弟、アンドリュー・マウントバッテン・ウィンザー氏が、仮想通貨マイニング企業の実業家たちに対して、故エリザベス女王が在宅中のバッキンガム宮殿を私的に見学できるよう、手配していたことがBBCの取材で分かった。この実業家たちはアンドリュー氏の元妻を自社のブランド・アンバサダーとして雇い、最大140万ポンド(約2億8000万円)を支払う契約を結んでいた。
「助けも食料も水もない」 ハリケーンに襲われ救援待つジャマイカの町
ハリケーン「メリッサ」が記録的な勢力でジャマイカ西部を襲ってから5日が過ぎ、壊滅的被害を受けた沿岸部の地域では、今も住民たちが必死の思いで支援を待っている。
米軍の船舶攻撃は「国際法違反」と国連人権トップ トランプ政権は麻薬密輸船だと主張
国連のフォルカー・トゥルク人権高等弁務官は10月31日、アメリカ軍がカリブ海および太平洋で麻薬を運搬しているとする船舶を攻撃しているのは、「超法規的殺害」にあたると非難し、国際法に違反していると述べた。
仏ルーヴル美術館の宝飾品盗難、犯罪組織の犯行ではないと検察
フランス・パリのルーヴル美術館から総額8800万ユーロ(約155億円)相当の宝飾品が盗まれた事件について、パリ検察は2日、犯罪組織ではなく軽犯罪の常習犯による犯行だとの見方を示した。
中東危機
イギリス、ガザでの地雷除去に400万ポンドを拠出、外相は週末に中東訪問
イギリスのイヴェット・クーパー外相は30日、同国がパレスチナ・ガザ地区での地雷除去に400万ポンド(約8億円)を拠出すると発表した。これにより、より多くの援助物資を搬入できるようになるという。
イスラエルがガザを空爆、死者100人以上 停戦合意にハマスが違反したと非難
イスラエルは28日夜、パレスチナ・ガザ地区の各地で空爆を実施した。アメリカが仲介した停戦合意にイスラム組織ハマスが違反したとし、そのことへの対応だとしている。ハマスが運営するガザ保健当局は、少なくとも104人が殺害されたと発表した。
ハマス動画で「自分の墓」を掘っていたイスラエル人、解放後に「本来の姿を取り戻しつつある」と父親
イスラム組織ハマスに拘束され、パレスチナ・ガザ地区で自分の墓を掘るよう強制されたイスラエル人人質の父親がBBCの取材に応じ、解放された息子の健康状態は「日に日に回復している」と語った。
米移民当局、イスラエルを批判するイギリス人ジャーナリストを拘束 「テロ支援」と主張
イスラエルに対する厳しい批判で知られるイギリス人ジャーナリストでメディア評論家のサミ・ハムディ氏が、米移民税関捜査局(ICE)に拘束された。先週末にアメリカで講演ツアーを行っていた際、ICEの職員によって拘束され、査証(ビザ)が取り消されたという。
ハマスが新たに1人の遺体を返還、人質の捜索は今も難航
イスラエルは27日、パレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスが拘束していた人質の遺体が入っているとする棺(ひつぎ)を、赤十字を通じて受け取ったと発表した。イスラエル国防軍(IDF)は、遺体の身元確認のために法医学的検査を行う予定だと述べた。この遺体が人質のものだと確認されれば、ハマスは、2週間前に停戦が始まる前にガザにあるとされたイスラエル人および外国人の人質の死者28人の遺体のうち、16人の遺体を返還したことになる。
イスラエル、エジプトと赤十字のガザ入り認める 人質の遺体捜索に参加
イスラエルは26日、パレスチナ・ガザ地区でイスラエル人人質の遺体を捜索するため、エジプトと赤十字国際委員会(ICRC)のチームがガザへ立ち入ることを許可した。人質は、イスラム組織ハマスによる2023年10月7日のイスラエル南部への攻撃で、ガザに連れ去られた。
ロシア・ウクライナ戦争
ロシア産石油・ガス、世界市場から排除すると ウクライナ支援の「有志連合」が表明
ウクライナを支援する欧州中心の「有志連合」は24日、イギリス・ロンドンで首脳会議を開き、ロシアのプーチン大統領にウクライナでの戦争終結を迫る取り組みの一環として、「ロシア産石油・ガスを世界市場から排除」すると約束した。
EU、ウクライナへのロシア凍結資産使った24兆円融資案見送り 支援継続は約束
欧州連合(EU)は23日、ブリュッセルで首脳会議を開き、今後2年間、ウクライナの「財政的ニーズ」を支援することで合意した。ただ、ロシアの凍結資産数十億ユーロをウクライナの防衛資金に充てる案は見送られた。
アメリカが新たな対ロ制裁発表 トランプ氏、プーチン氏との対話は「何も進展がない」
アメリカは22日、ロシアにウクライナでの和平合意に向けた交渉を促すための圧力の一環として、ロシアの2大石油企業であるロスネフチとルクオイルに対する新たな制裁を発表した。トランプ大統領は、「私はウラジーミル(・プーチン大統領)と話すたびに、良い会話をしている。しかし、それらはどこにも進展しない。ただ、どこにも進展しないんだ」と述べた。
ロシアがウクライナ首都など攻撃、子どもら死傷 米ロ首脳会談の棚上げ発表後
ウクライナの首都キーウや第2の都市ハルキウなどで21日夜から22日朝にかけ、ロシアの無人機とミサイルによる激しい攻撃があった。子ども2人を含む少なくとも7人が殺害され、多数がけがを負った。
ウクライナ軍、英供与のミサイルでロシアの化学工場を攻撃
ウクライナ軍は21日、イギリスから供与された長距離巡航ミサイル「ストームシャドウ」を使用して、ロシアの化学工場を攻撃したと発表した。その数時間後、ロシアはウクライナの複数地域で大規模なドローンおよびミサイル攻撃を行った。ウクライナのゼレンスキー大統領によると、子ども2人を含む6人が死亡した。
【解説】 トランプ氏、なぜウクライナでうまくいかないのか ガザでは停戦合意まとめたが
ウクライナでの戦争をめぐるアメリカのトランプ統領とロシアのプーチン大統領との直接会談の予定が棚上げされた。パレスチナ・ガザ地区における戦争では停戦合意をまとめたトランプ氏だが、ウクライナでの戦争についてはなかなか外交的成果をあげられていない。なぜなのか。
読み物・解説
【解説】アンドリュー・マウントバッテン・ウィンザー氏はここがどん底なのか
スキャンダルが何週間も何カ月も何年も、ひいては何十年も続いた挙句、アンドリュー元王子のすべての称号と特権がついに、完全に剥奪(はくだつ)された。室の一員がその地位をこれほど徹底的に失うなど、現代において前例がない。
【解説】 ジュフリー氏の回顧録には何が書かれているのか アンドリュー氏やエプスティーン元被告からの性被害を訴えた女性
ヴァージニア・ジュフリー氏(故人)は、英国王の弟アンドリュー・マウントバッテン・ウィンザー氏や、性犯罪者として有罪とされたジェフリー・エプスティーン元被告(故人)らから性的被害を受けたと訴えてきた。その証言の多くは、これまでも明らかにされてきたが、死後に出版された回顧録では、ジュフリー氏が受けた虐待の様子が、恐ろしいまでに詳しく記されている。
【解説】 米中貿易戦争、「休戦」で合意も中国は長期戦の構え
アメリカのドナルド・トランプ大統領は30日、中国の習近平国家主席との会談を終えると、大げさなほど楽観的な見方を示した。
【解説】 合意、譲歩、帰国間際の会談……トランプ氏のアジア歴訪を振り返る
アメリカ大統領の外国訪問は伝統的に、国際舞台でアメリカの国力を示す機会とされてきた。だが、トランプ大統領の場合、5日間の東アジア歴訪は、自分の力を示すだけでなく、時にはその力の限界を露呈する場となった。
【解説】 トランプ氏の一連のレアアース合意、中国による世界的支配を変えられるのか
中国が長年、支配的な立場を保っているレアアース(希土類)の分野での供給を確保しようと、アメリカのトランプ大統領がアジア歴訪中、次々と合意文書に署名している。これは、中国の習主席と会談するトランプ氏が、レアアースをめぐって中国への依存度を小さくしたいと思っていることをはっきり示している。
【解説】 レアアース、ノーベル賞推薦、賛辞……トランプ氏が訪日終える
賛辞、ノーベル平和賞への推薦、そしてアメリカへの外国投資の約束——。日本の新首相である高市氏は28日、トランプ米大統領を、レッドカーペットを敷いて歓迎した。トランプ氏もこれに応じて高市氏を称賛し、「欲しいもの、頼みごと、日本のためにできることがあれば何でも、私たちはあなたの役に立つ」と述べた。トランプ氏の訪日は、日米両国にとってどんな意義があったのか。
日本の人口危機 ロボットで解決できるのか
急増する日本の高齢者人口を、一体誰が支えるのか――。日本社会を悩ませているこの問題を、ロボットが解決するかもしれないと期待を寄せる人もいる。
【解説】 その症状は風邪、インフル、それともコロナ? 悪化を防ぐには
風邪、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症は、それぞれどんな症状が出るのか。かかった際の自己管理方法にはどんなものがあるのか。BBCの番組「モーニング・ライブ」などに定期的に出演している医師でテレビ司会者のオスカー・デューク氏が解説する。