物価高で経済的に困窮する学生の食生活応援企画として、京都工芸繊維大(京都市左京区)は一人1000円分の生協食堂利用券を希望者1000人(先着順)に交付する。日本学生支援機構の助成を受け、4日から配布・使用を始めた。学内の食堂で28日まで利用できる。
まず、2025年度前学期の授業料免除申請者が対象のA枠として10月8~17日に、それ以外も含めたB枠として同21~27日に希望を募り、同7日に学内で通知していた。対象となる学部生・大学院生(留学生含む)は計約3400人で、その3割が交付を受ける。100万円の経費は同機構の「物価高に対する食の支援事業」の助成50万円と、大学同窓会の寄付金50万円でまかなう。
同機構の同事業は大学や高等専門学校などに1校あたり100万円まで(経費の2分の1まで)を助成。総額約4億円で7月14日から申請を受け付け、先着630校が助成を受ける。【太田裕之】
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