アイドルの音楽レビュー/感想

CUTIE STREET（きゅーすと）の大ヒット曲
「かわいいいだけじゃだめですか？(かわだめ)」の続編として制作された
「かわいいさがしてくれますか？(かわさが)」が、
曲に歌詞にアレンジなどなど「かわだめ」要素を多く含みながらも
「キューにストップできません！」で提示した遊び要素やパロディーネタ要素も多く含んでいたりしますし、
全員の名前(ニックネーム含む)が歌詞の中に入っていたりと、
これまでもいくつか「きゅーすと」の楽曲の作詞作曲を担当している「早川博隆」さんによる
現時点での「きゅーすと」集大成のような感じがある
「愛」と「遊び心(かわいい)」が細部まで詰まっている曲で、
矢継ぎ早に言葉が飛び交うような構成の歌が特徴的な
ジェットコースターのようなワクワク感と緩急があって
ガーリーで可愛くてカラフルでバラエティ豊かな
賑やかで前向きで明るく軽快で軽妙で楽しくてかわいい曲で、
「きゅーすと」が持つ陽気な明るさと楽しさと勢いなどの
「かわいい」にも溢れていて最高なんで
レビュー/感想なんかを書きます。

◆CUTIE STREET「かわいいさがしてくれますか？」(音楽レビュー/感想)

これまでもいくつか「きゅーすと」の楽曲の作詞作曲を
担当している「早川博隆」さんによる
現時点での「きゅーすと」集大成のような感じがある、
矢継ぎ早に言葉が飛び交うような構成の歌が特徴的な
ジェットコースターのようなワクワク感と緩急があって
ガーリーで可愛くてカラフルでバラエティ豊かな
賑やかで前向きで明るく軽快で軽妙で楽しい曲になっており、
「かわだめ」の続編という事で
歌詞が寝坊した場面＆「ふーりー」から始まっていて、
サビ筆頭に歌詞に合わせたSEが入っていたり
「にゃにゃにゃにゃ」言っていたりなどなど
いくつも共通点がありますし、
歌詞も共通点や進化させた感じがあって
「かわいいいだけじゃだめですか？」が簡単に言うなら、
古代(小野小町やクレオパトラの時代)から
見た目の「可愛さは」は重要視されていたし、
見た目だけでは無くて仕草や雰囲気などなど
いろんな「かわいい」が世の中にあって支持されているように、
「かわいい」という事は魅力的な事であり、
私のでっかい夢に比べたらこんな失敗(遅刻)は小さい事だし
臆病な心はポポポイっとして何でも「ポジティブ」に考えて
自分なりの「かわいい(魅力)」を磨いて突き進めみたいな曲だったなら、
今曲は「自分なりの「かわいい(個性であり魅力)」を探し出して磨いてあげて」といった感じになっていて、
「本当の気持ちは隠さないで」
「不器用だってだいじょうぶ。きっと特別な「かわいい」じゃん」
「失敗も成功へのプロローグ」などなど
直接的な前向きなメッセージもあるし、
「自分が駄目(短所)だと思っている所でも誰かにとっては可愛いと映るかもだから自分が駄目(短所)だと思っている所も愛してあげて」
「どんな人でも自分にしかないかわいい(魅力)を持っているはずだから頑張って探してあげて」
「自身が思う強みを活かして前向きに生きて」などなど
前作同様に自己肯定感溢れる内容になっていますし、
「きゅーすと」が持つ陽気な明るさと楽しさと勢いなどの
かわいい魅力が存分に発揮されているので、
聞くと元気が出るし明るく前向きな気分になれるよねー！

ただこの曲の歌詞は
他にもいろんな意味合いが含まれているように
とにかく情報量が半端無くて、
「きゅーすと」に引っかけた当て字的な読み方にしたり
ダブルミーニングにする部分があったり、
アン〇ニオ猪木のパロディー(1：21～)や
ドラ〇ンボールのオマージュ(2：22～)など
「キューにストップできません！」で提示したようなパロディー＆オマージュネタに、
「許してくだチャイ」や「くれますだ(増田)」などのダジャレ、
台風の「目」でメンバーの目のアップの映像にしたり
「夢見ちゃお→Ciao(チャオ)」などの言葉遊び的な感じや、
「東南西北→トンナンシャーペイ→麻雀→ポン」という連想に
今の時代にあえて「プンプン丸」などなど、
作詞した早川さんのおじさん趣味満載の
「かわいい」遊び要素なんかも沢山あるし、
それにしっかり応えてくれている「きゅーすと」側も最高で
明るく元気にワチャワチャしながら全力で楽しんでる感ありますし、
（特にアントニオ猪木のパロディーパートのカオス感よき！）
前述したように全メンバーの名前(ニックネーム含む)が歌詞の中に隠れてるんだよね～

増田彩乃(あやの)は
「かわいい探してくれますだ？→あやのー！」とそのまま言っていて、
真鍋凪咲(なべちゃん)は
「まなべるコンテンツです→まなべ」、
古澤里紗(ふーりー)は
「フリルもっとふーりーふーりーしちゃお！
板倉可奈(かな)は
「きっと今日もなんとかなる！」
「たくさん咲いてそうかな？」
と歌詞の中にそのまま名前(ニックネーム)が出てきてますし、
桜庭遥花(はるか)は、
「遥か未来で咲く花は」と最初に「はるか」と出てくるのに加えて
歌詞の中に「漢字」でも「遥花」とあったりするし、
「川本笑瑠」と「梅田みゆ」と「佐野愛花」の名前は
そのまま出て来ないので一見無いように思うかもですが、
歌詞の中に「隠れてる」とか「探してくれますか」という
フレーズが何回も登場するように、
歌詞の中に隠れているのでよーく探すと出てきて、

川本笑瑠（かわもとえみる）は
「もっとかわいくなる笑顔！」
梅田みゆ（うめだみゆ）は
「だれよりじゆうにゆめみちゃお！」
佐野愛花（さのあいか）は
「探すまでもないかわいさのあいだに」

みたいに歌詞を入れ替えると「フルネーム」で出てくるという
粋な計らいをしているんだよねー！

そのまま読んでも意味があるし、
ネタ要素やパロディー要素も入っていて
メンバーの名前が入っていたりもするという、
ダブルミーニング所か
トリプリミーニングまである(マルチミーニング)とか、
「愛」と「遊び心」が半端無さ過ぎる！GJ!!

メンバーの名前を歌詞の中に入れるというのは
他のアイドルグループでもやっていますし、
早川さんも「ふるっぱー」でやっていたように
そこまで珍しくはないとはいえ、
入れ替える事でフルネームで出てくるのは
実に粋で新鮮で面白い！

そしてこの曲は「歌割り」や「歌い方」にも遊び心と拘りがあって、
今曲で聞いていて特に引っかかりがあるであろう
「あやつの戦闘力を確かめろ！」の部分の、
駄々をこねているかのようなモゴモゴした歌は
スプーンをくわえて歌っていたりと発想から実に面白いですし、
歌い方へのアイデアやディレクションをしっかり調理して
「きゅーすと」流に更に魅力的に美味しく仕上げている感があって、
歌が遊び心とかわいさに溢れていて最高で聞き応え満載ですし、
上記の部分を「きゅーすと」の「赤ちゃんキャラ」でもある
駄々をこねさせたら世界一かわいい大人である
「梅田みゆ」に歌わせていたりと歌割りも絶妙なように、
今回は歌詞にメンバーの名前(ニックネーム)が入っているので
歌詞が出来てから考えたというより
歌詞を作る時点から考えられていた感(当て書きされた感)があるのもあって
メンバーと割り振られた歌詞との相性が凄く良いのもあり、
メンバーみんなに歌の聞かせ所や遊び部分がしっかりあるので
「きゅーてすと(ファン)」的には聞いていて
ニヤニヤ出来る部分も多くありますし、
パートによっては水を得た魚のように
生き生きと歌っていたりもするので、
聞けば聞くほどいろんなことが見えてくる＆魅力が増していき、
どんどん好きになるんだよね～！

これまでも「かわだめ」の「この失敗はちっちゃいかー」の部分を
「きゅーすと」で一番背が小さい「えみる」が歌っていたり、
あざとい歌詞のパートは「ふーりー」が歌っていたり
元気溌剌感あるパートを「あいか」が担当していたりなどなど、
歌詞によって「ここはこのメンバー」という風に
メンバーのキャラや歌詞の内容に合わせて歌パートが割り振られていて、
ここはこういう感じで歌ってくださいという
歌のディレクションに対しても、
指示した側の想像を越えるような理解力と適応力の高さを見せて、
自分の個性や魅力を歌にしっかり出す事によって
曲を更に魅力的にしてきましたが、
今作は今まで以上に「きゅーすと」にしか出せないような良さ…
…かわいい魅力に溢れている！

普通に聞いていても
矢継ぎ早に言葉が飛び交うような構成の歌の
賑やかで前向きで明るくて楽しくてかわいい曲ですが、
しっかり聞くと歌も曲も細部まで遊びまくりの拘りまくりで、
歌詞はしっかり意味を持たせながら
いろんなネタ要素やパロディー＆オマージュ要素に
全メンバーの名前(ニックネーム含む)まで入っていたりするように、
短い曲ながら情報量が半端無いので
聞けば聞くほど面白い＆良くなるような魅力がありますし、
ここまで「愛」と「遊び心」に溢れていて
賑やかで前向きで明るくて楽しくて軽妙で軽快で個性的で
「かわいい」曲は探してもそうそう無いと思う。良曲！