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減量した体は減量前より痩せづらい体になる

「ザ・ビゲスト・ルーザー」の参加者たちは、過酷なダイエットによって大幅に体重を落とした。彼らの潜在意識の脳は、体が強いられた環境から「飢餓」であると思い込み、貯蔵できる脂肪を増やし(セットポイントを上げ)、代謝率を下げ、将来の「過酷な飢餓」に備えた。
結果、彼らの体はより脂肪を貯めやすい(太りやすい)、エネルギーをできるだけ使わない(代謝率の悪い)体になっていた。

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体が勝手にそんなことをするなんて驚きだが、脳が直接「食べろ」「貯めろ」と言うわけではない。
体には、脳内にある「体重をコントロールする中枢」に栄養状態を逐一報告するメッセンジャーとなる物質が潜んでいるのだ。

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明日公開予定の続きの記事では、食欲にも大きく関わる、メッセンジャーの存在とその役割についてお伝えする。

構成・文/風間詩織(FRaUweb)

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