SNS「外国人犯罪が急増」「すべて不起訴」は正しい? 事実でない認識→排外主義に懸念 報道の影響も?【それって本当?】
山崎アナウンサー
「日本国内で外国人による犯罪が実際に多かったり、急増したりしているのかどうか。多いかどうかは投稿者の主観によるところが大きいと思うので難しいところですが、見ていただきたいのは警察庁の犯罪統計です」
「殺人・窃盗・詐欺などの刑法犯と、薬物事件・入管法違反などの特別法犯の検挙件数を合わせたものです。ここで言う検挙というのは、逮捕や書類送検などを指しています」
山崎アナウンサー
「この統計から日本テレビが集計(交通関連の検挙は除く)したところ、去年の日本全体の検挙の件数は35万2493件でした。そのうち外国人の検挙件数は2万8616件で、全体における割合は約8%となりました」
瀧口麻衣アナウンサー
「この8%という数字が多いかは、それぞれの受け取り方次第でしょうか?」
高柳記者
「多いと思われる方もいらっしゃいますし、これくらいかと思われる方もいると思います」
高柳記者
「急増しているかどうかについては、外国人の検挙件数のグラフを見てみます。去年は一昨年よりやや増えていますが、20年前の2005年は6万207件です。それに比べると、去年の数字は2005年の半分以下になっています」
鈴江アナウンサー
「件数で見ると半分以下にということですが、全体の割合を長い期間で見てみても、それほど変わりはないと捉えていいんでしょうか?」
高柳記者
「そうですね。全体の検挙件数における外国人の検挙件数の割合は 2005年は約8%でした。増減はありますが去年も8%だったので、そこまで大きな変化はないと言えると思います」
山崎アナウンサー
「割合で変わっていないとすると、外国人だけが急増しているということになってこないわけです。そうした中では情報としては不正確なわけですが、SNSではこうした不正確な情報が、時にして注目されることもありますよね」