「アイヌ差別」の教訓生かせず…『月曜から夜ふかし』捏造問題で日テレ局内は“BPO案件”に戦々恐々
同じテレビマンから見ても不自然な出会いが
要するに誰も差別的だと感じていなかったのだ。その後、BPOの放送倫理検証委員会が
《明らかな差別表現を含んだもの》
として放送倫理違反があったとする意見書を公表した。
今回の『夜ふかし』についても差別的に発言を捏造するという悪質なものだ。
テレビ局ディレクターによれば、
「『夜ふかし』の特性上、街頭インタビューで構成されていることが多いので、とにかく手当たり次第に数をこなしている。危なっかしい変な人にも積極的に声をかけている。声をかけているならまだしも、同じテレビマンから見ても不自然な出会いが多い。街で遭遇した人が、本当は芸人なのに素性を明かさぬまま特技などを披露していたのを見たことがあります。“本当はアポを取って仕込んだのでは?”と思うことが何度かあった」
と番組の取材姿勢に疑問を呈したうえで、
「確かにオンエア日は決まっているのでディレクターからすれば何とか面白いものを仕上げなければならないと必死になることも分かります。それが行き過ぎると今回のような“捏造”に手を染めることになるのでは」(同・テレビ局ディレクター)
と同じテレビマンとしての見解を示した。
確かに食文化が違うので、中国では日本人が食べないものを食べるというイメージはあるかもしれないが、日テレのスタッフはそれを安直に考え、「捏造」したのだろうか。
「インタビューに答えてくれた中国人女性は、日本語で流暢に話していました。完成VTRを見て“怪しい”と思ったらプロデューサーなどが、元の撮影素材を確認することもできたはず。前回のアイヌ問題と同様、番組関係者の怠慢としか言いようがない。フジテレビ問題などで、テレビ業界全体の信頼が揺らいでいるなかでの今回ですから、タイミングとしては最悪ですよ。局内ではまたも“BPO案件”になるのではと、戦々恐々としていますよ」(同・日テレ関係者)
またも日テレ内で起こった放送問題。果たしてBPOはどんな対応をするのだろうか――。
- PHOTO:山田 宏次郎