「減額前は低所得者の消費水準より高い」 生活保護判決受け、厚労省

高絢実
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 国による2013~15年の生活保護費の大幅な引き下げを違法とし、処分を取り消した最高裁判決を受け、厚生労働省は29日の専門委員会で、引き下げ前の保護費は一般低所得世帯の消費水準より高かったとの認識を示した。裁判では、物価変動率による引き下げが違法とされたが、今度は消費水準によって引き下げ処分をやり直せるかが、議論されている。

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 国は13年からの3年間で、食費や光熱水費などの生活費にあてられる生活扶助について、平均6・5%、最大10%引き下げた。その際、物価変動率を指標にして物価下落を反映させる「デフレ調整」を実施。最高裁判決では、審議会での手続きがなかったことから、判断の過程と手続きに過誤、欠落があり、生活保護法違反と認定。引き下げ処分を取り消した。

 処分取り消しにより、原告は…

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この記事を書いた人
高絢実
くらし報道部|社会保障担当
専門・関心分野
外国人、在日コリアン、社会保障全般
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    安田菜津紀
    (フォトジャーナリスト・D4P副代表)
    2025年11月1日11時20分 投稿
    【視点】

    「法治国家」とは思えない、信じがたいことがまかり通ろうとしている。この異常事態、もっと知られるべきだと思う。 最高裁判決で違法とされた、生活保護基準の大幅引き下げについて、国が謝罪、被害回復に動くどころか、被害者を飛び越えて一方的に専門委

    …続きを読む
  • commentatorHeader
    岩本菜々
    (NPO法人POSSE代表理事)
    2025年11月1日16時8分 投稿
    【視点】

     今回の専門委員会の対応は「生活保護受給者の生存は保障しなくても良い」「貧困者の意見など無視して良い」という国からの宣言に等しいと思います。  6月の最高裁判決で、生活保護引き下げに関して国の違法性が認められたのですから、国は本来であれば直

    …続きを読む

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