タンザニア大統領選、国民は「民主的な石を表明できず」 現職が98%得票で圧勝
【AFP=時事】アフリカ東部タンザニアの国民は脅迫、検閲、そして野党の不在により先週の選挙で「民主的な意思を表明できなかった」。南部アフリカ開発共同体選挙監視団(SEOM)が3日、第一報で述べた。 【写真】タンザニア大統領選後に騒乱、数百人死亡か 野党は700人と発表 10月29日に行われた大統領選と議会選では、主要候補者が投獄されたり、出馬を禁じられたりした。投開票後に起きた選挙に対する抗議デモでは、数百人が死亡したと報じられている。 野党が「でっち上げ」と批判する大統領選では現職のサミア・スルフ・ハッサン大統領は98%の得票率で圧勝。3日に就任した。 SEOMのリチャード・ムソウォヤ団長は声明で、「ほとんどの地域で有権者が民主的な意思を表明できなかったというのが暫定的な結論だ」と述べた。 エスワティニ(旧スワジランド)、レソト、ボツワナ、ナミビア、マラウイ、モザンビーク、セーシェル、南アフリカ、ザンビア、ジンバブエの10国から派遣された監視員66人が、タンザニアの31地域のうち27地域に展開した。 報告書によると、関係者は投票日の静けさは「国民や野党に対する秘密裏の脅迫行為の裏付けとなる」と警告。 さらに、「緊張感と威圧的な政治雰囲気があった」と述べ、政治的な拉致が増加しているとも指摘した。 タンザニアのタンガニーカ法曹協会は選挙前、サミア氏が2021年に大統領に就いて以来、83件の拉致を確認しており、ここ数週間でさらに20件の拉致が報告されていると述べた。 SEOMは、投票率が「非常に低かった」と述べ、投票日は終日、治安要員と警察官の存在が目立ったと指摘。 「一部の投票所では、投票者よりも警察官の数の方が多かった」と述べた。 一方、タンザニア選挙管理委員会は、投票率は87%だったと主張している。 報告書によると、一部の投票所では「投票中の投票箱の中に多数の投票用紙が整然と積み重ねられており、水増しの印象を与えた」という。 報告書はさらに、一部の人々が「選挙制度を不正に操作する意図で一度に複数票を投じた」という印象も受けたと付け加えた。 報告書は、ムベヤ、ドドマ、アルーシャ、そして最大都市ダルエスサラームで暴力行為が発生したと指摘した。 野党の報道官は1日、選挙後の数日間にわたる騒乱で「少なくとも800人」が死亡したとの認識を示した。 SEOMはまた、「表現の自由の権利に対する隠密的および公然たる制限が拡大している」こと、そして「オンライン情報プラットフォームに対する厳しい検閲」があることを懸念していると指摘した。【翻訳編集】 AFPBB News