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あなたの広告が売れない理由は「脳に優しくないから」かもしれません。
その理由を解説します。 ↓
「ちゃんと読んで考えてくれるはず」という期待が失敗の元?
「しっかり情報を伝えれば、理解してくれるはず」
「商品の良さを論理的に説明すれば、売れるはず」
広告を作る時、無意識に
「顧客はちゃんと読んで、考えてくれる」
って期待していませんか?
でも、もしそうだとしたら…
あなたの広告がスルーされる最大の理由は、
まさにその「しっかり読んで考えなきゃいけない」
という点にあるかもしれません。
なぜなら、人間の脳は「究極の面倒くさがり屋」だから。
行動経済学でいう「認知的な倹約家 (Cognitive Miser)」。 脳は常にエネルギーを節約モード。 できる限り頭を使わず、"思考停止"**して 直感や簡単な手がかりで判断したいんです。
だから、
「全額返金保証」つけりゃいいってもんじゃないって話をしたいと思います。今WEB広告で回ってるほぼ全てのLPに「全額返金保証」が付いていると思いますが「もし効果がなかったら返金しますよ」みたいな書き方が多すぎる。もったいない。というわけで、説明します。 まず圧倒的な保証(リスク・リバーサル)は、単なる安心材料じゃない。それは「ウチの商品はマジで結果が出ますよ」という売り手の絶対的な自信の表れなんです。 これは顧客の深層心理に働きかけるテクニックを活用しており、売り手が「もしダメだったら…」という弱気な姿勢ではなく、「効果に絶対の自信があるから、万が一がないように、ここまでの保証を付けます!」という強い態度を示すことで、顧客の脳が勝手に「そこまで自信があるなら、この商品は本物だ」「試さない理由がないな」と判断しやすい状況を作れるんですよね。 そして、このような売り手の「覚悟」が伝わると、顧客は安心して購入を決断できます。 というのも、皆さんも想像して欲しいんですが、ただ「もしダメなら返金します…」と言われるより、「ウチの商品に絶対の自信があります。万が一、ご満足いただけなければ理由も聞かずに即日倍額返金します。商品はそのままお使いください!」と断言されたら、「この自信は本物だ!」って感じませんか? だから、オファーを提示する際は「失敗しても大丈夫ですよ」という守りの保証ではなく、「絶対に後悔させません!」という攻めの保証(リスク・リバーサル)を用意することで「信頼」してもらうのが大事な訳です。 「自信」を見せる保証の具体的な ポイントは以下の通り↓
・「絶対満足」保証: 「全額返金」+αで自信を示す(例: 返品不要、倍額返金) ・常識破りの期間: 「効果が出るまで」を保証する長さ(例: 1年、生涯) ・即時対応の約束: 「連絡一本で即日対応」などスピード感を強調 ・無条件の宣言: 「理由不問」「書類不要」で迷いを断ち切る ・手軽さを明示: メール1通「返金希望」と送るだけで返金します! ぜひ使ってみてください。 ちなみに、今回の「自信を示す保証」 テクニックは非常に重要ですが、、、 その背景にある、そもそも「提供する商品やサービスにガチで自信を持てるか」という部分が大前提として重要です。そもそも自信のない商品で強気な保証を掲げても返金の嵐になる場合もあるでしょう。なので、良いサービスなら、しっかり保証して、しっかり自信を示す表現をしてください。これだけで大きく成約率は跳ね上がります。
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「潜在層は教育が必要」とよく言われますが、具体的にどう設計すればいいのか? ここを間違えると、せっかくの広告費もただの“自己紹介”で終わってしまいます。 結論から言えば、教育とは「気づきを与えて、欲求を顕在化させるプロセス」です。 ①「他人ごと」→「自分ごと」に変える 最初にやるべきは、「これ、自分のことかも」と思わせること。 たとえば、サプリを売るなら…
✅ 昔の同窓会で“劣化”を感じた
✅ 写真に映る自分にショックを受けた
✅ 鏡を見るのが嫌になった こうした「感情のトリガー」を冒頭に置くだけで、読者は“自分ごと化”してくれます。 ②「今のままだとヤバい」と未来に不安を与える 現状の放置がもたらすリスクを言語化します。 例) 「今は大丈夫でも、体型の変化はどんどん加速する」 「人の印象は“見た目”で9割決まる」 「40代以降は“見た目の老化=収入減”につながるケースも」 ただ脅すのではなく、事実+感情で「今、変わらなきゃ」と思わせる。 ③「その不満、解決できる方法がある」と提示 ここでようやく“商品ジャンル”の話を出します。たとえば「酵素の力を使って、年齢に抗う方法がある」といった切り口で。*”商品名はまだ出さなくてOK。**この時点ではあくまで“ソリューションの存在”だけ伝える。 ④「なぜそれが良いのか」を理由とストーリーで伝える ここで商品の話を入れていきます。ただし、「成分が◯◯」と書くだけではダメ。開発者のストーリーや他社との違いなど、感情とロジックのハイブリッドで伝えます。 この順番で教育導線を組むことで、潜在層が「自分には関係ない」から「今すぐ欲しい」に変わっていく。 教育とは、単なる説明じゃなく、“感情と論理の流れ”を設計すること。 ここを押さえるだけで、広告やLPの反応は劇的に変わります。 ====== 潜在層に響く「ストーリー設計」のポイント ====== 潜在層は、ロジックよりも“感情”で動きます。だからこそ、ストーリーの設計がめちゃくちゃ重要です。 ここでは、実際に僕がLPや動画広告で使っているストーリー構成を紹介します
【STEP1】共感:今の自分って、なんかヤバい… 最初に「あるある」と感じてもらうシーンを描きます。 例) 同窓会で再会した同級生、あの子がめちゃくちゃ綺麗になってた。 一方で自分は、髪も減り、体型も崩れ、完全に“老けたおっさん”。 あの頃、ちょっとイケてると思ってた自分は、もういなかった。 この時点で「それ、自分にもある」と思わせられればOK。 【STEP2】葛藤:でも、何から始めていいかわからない 共感を得たあとは、読者の“無力感”を代弁します。 「見た目を変えたい気持ちはあるけど、何をどうすればいいのか分からない」 「運動も食事制限も続かないし、どうせまた挫折するだけだ」 ここで“変わりたいけど動けない自分”を一度受け止める。 【STEP3】発見:偶然出会った1つの選択肢 ここで商品ジャンルとの出会いを描きます。 偶然、SNSで見かけた「酵素」という言葉。調べてみると、加齢とともに減る体内酵素をサポートできるらしい。このSNSでの出会いを芸能人が使ってるとか、医者が推薦しているとかで、権威を持たせるのもポイント。 【STEP4】納得:試してみたら変化が出た 実際に体験してみた流れをストーリーで描写。 半信半疑だったけど、1週間、2週間と続けてみた。 気づいたら朝の目覚めが軽くなり、顔色もよくなった気がする。 このとき、体験談をリアルにすることで、「自分もできそう」と思わせられます。 【STEP5】未来:少しずつ、自信が戻ってきた 最後に、「変化のその先」を描きます。 鏡を見るのが少しだけ楽しくなった。またいつか、あの子と笑って話せる気がしてきた。 商品が手に入る未来=感情が回復する未来を見せる。ここで「買いたい」が自然に生まれます。 このストーリー構成は、LPだけでなく、動画広告や記事LPでも応用可能です。 潜在層狙いで大事なのは“ロジック”で納得してもらうよりも“感情の共鳴”で衝動的に買ってもらうことです。ただ、この表層だけやってると売れる広告を作れても、簡単に真似されるので、実はステップ6以降が大事。 【STEP6】USP&メカニズム:なぜ、この未来が手に入るのか? この商品が他の商品と違った未来をくれる理由を説明。コレまでの商品が上手くいかなかった理由と、それを解決する独自のメカニズムをプレゼン。さらに証拠などをブチ込んで今回の商品以外を選ぶ選択肢を消す。 実は、ココのUSPやメカニズムから「なぜ、ターゲット顧客は今回の商品を選ぶべきなのか?」を決めるのが先。ここが決まってから、上記のストーリーを探してくる(創作ではなく、実際の顧客の中から探す)方が良い広告が作れます。 ※実際は常に手順通りではなく、行ったり来たりしながら考えるのですが。 この他にもポイントはありますが、ストーリー周りはだいたいこんな感じです。
よくある誤解のひとつに「潜在層って成約率が悪いんじゃないの?」「顕在層に絞った方が効率的でしょ?」という声があります。
でも、実は真逆の結果になることも少なくありません。
僕のクライアント事例で言えば、Facebook広告やYouTube広告で潜在層アプローチを実施したところ―― CPA(顧客獲得単価)は通常の半分以下、LTV(顧客生涯価値)も変わらないという、むしろ「こっちの方が全然良いじゃん」となる結果が出ています。
なぜ、そんなことが起きるのか?
答えは、“知識や先入観がないから”スムーズに導けるからです。
逆に、顕在層は“知ってる人”だからこそ、こんな壁が出てきます:
・他社との比較が激しい ・自分の中にある要求水準が高い ・独自の思い込みや誤解がある ・提案に対しての説得コストが高い
店舗ビジネスで例えましょう。
たとえば、リスティング広告で集客している店舗オーナーに「ディスプレイ広告もやりましょう」と提案して「じゃあリスティングと同じCPAでやってくれるならOK」と返されたら、どう思いますか?
これ、現場を知っていれば“無茶振り”だとすぐわかるはずです。
なぜなら、そのリスティング広告での集客は――
実はチラシや紹介など他の手段で認知を取ってから、指名検索で獲得しているだけの場合が多い。
つまり、リスティング広告単体で成果が出ているわけじゃないのに「同じCPAで他媒体もやれ」と言われると、そもそも前提がずれてるんです。
そしてこういう誤解をしているのが、まさに「知識のある顕在層」だったりする。
逆に、広告運用未経験の企業に対して「そもそも広告ってどういう仕組みなのか?」から丁寧に導いていくと、、、