地上波でのおっぱい、ヌードシーンについて
昭和の頃、地上波のテレビドラマでは裸の女性のシーンが多くされていました。これは終戦後の日本が男性優位の世の中であったことや男は仕事、女は家庭という経済の分業体制ベースが主流となっていたため、テレビもそういった当時の経済との関係性によって主に男性視聴者向けにそういうシーンをたくさん放送していたという実情がありました。また銭湯に通うなどの他人と裸を共有する文化が残っていたり、成人男性は恋人や妻との恋愛・性行為が楽しみの1つでもあり、性的・アダルトコンテンツが少なかったこと等も僅かに影響している。ドラマにおいての男女の濡れ場や性的シーンの場面が多かったのもその時代を反映した演出だったのです。しかし、令和現在でも地上波では女性の裸およびヌードシーンは原則禁止されていないため、番組やテレビ局によっては放送されている例があります。
テレビドラマにおいては芸術性や露出の必然性を認め、物語・ストーリー上の展開として必要であると判断された場合、自粛せずにヌードシーンがそのまま放送されることがある。現在でもテレビ東京の『午後のロードショー』や過去の時代劇・映画作品の再放送などでもテレビ局や番組、または放送内容や時間帯によってはあえて隠さないで放送されていることもあります。
バラエティ番組でも基本的には裸の放送は禁止されているわけではない。ただし、バラエティで女性の裸を放送した場合は「性を売り物や笑いモノにしている」・「性をふざけて扱っている」といったようにドラマ等に比べて批判の対象になりやすいという実情があります。現在ではインターネット上においては女性の裸が飽和状態となっており、テレビとは違って全世界に向けてアダルトコンテンツは発信されているため、性的なものを求めるユーザーは自然とそちらに流れていくため、テレビでのお色気ジャンルにはスポンサーが付かず、収益に繋がらない等の理由もある。また近年では女性だけでなく男性の裸でも批判される事例が増えてきている。
⬛テレビ局はどういう基準で裸の放送を判断をしているのか?
昔は番組が終了して数日~数週間くらいしないと視聴率が分からなかったが、現代ではパソコン・インターネットなどのメディア(IT)が発達したことによって番組の放送中に視聴率が分かります。またそれと同時進行で「誰がどんな番組を観ているか?」・「番組がどの層に人気を得ているか?」・「男女別での視聴率」・「高齢者にウケているのか?それとも若い人にウケている番組なのか?」・「番組が放送されている時間帯の視聴者層」といった細かいデータも分析しています(データが細胞化している)。こうしたデータを計測しながら番組の放送時間、タイミング、曜日、期間、そして再放送する番組やドラマの厳選・選択などを行っています。例えば、テレビドラマの再放送であれば『この作品は性的なシーンがあるが、年齢層の高い視聴者に支持されている作品、高齢層のファンが多い作品のため理解があるだろう。』と判断してヌードシーンもカットせずにそのまま放送する。また逆に夏休みや冬休みなど長期休暇の時期であれば『今の時期は自宅で家族と一緒に過ごしている人が多く、未成年者もテレビを見ている時間だから性的シーンはカットしよう。』という判断となり、裸が映る場面にボカシや修正が入ることがあります。
また深夜帯の時間帯であっても作品の内容やファン層によってはヌードシーンも自粛する場合があり、かと思えば昼間の時間帯の再放送でもヌードシーンが放映されていたり、性的シーンの判断基準はその時々で変わるのです。またそのシーンをカットしている理由は必ずしも性的なものやヌードシーンだけが理由ではありません。例えば当時の出演者や肖像権などの権利関係が絡んでいる場合もあります。つまり、地上波での性的シーンは放送する際に毎回、テレビ局が時間帯や放送するタイミングなどを考慮してその時に判断した結果によって放送されるということになっているのです。



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