「太陽光パネル」を設置していますが、最近“売電の入金”が止まっています…維持費も「年間5000円」かかるし、このまま持ち続ける意味はあるのでしょうか?
撤去にも費用がかかる
「もう使っていないから撤去しよう」と考える人もいますが、撤去にもコストがかかります。屋根上設置の場合、撤去費用は10〜40万円前後が相場です。足場やパネル廃棄費も含まれるため、複数の業者から見積もりを取って比較しましょう。 一方、発電した電気を自宅で使う「自家消費型」にすれば、昼間の電気代を削減できます。例えば、1日に2キロワットアワーを自家消費するケースで考えてみましょう。 電力単価を31円/キロワットアワー(全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価)とすると年間約2万2600円の節約になります。売電がなくても「使って節約する」という方向で、実質的なメリットを維持できるのです。
修理・契約見直しで「再び収益化」も可能に
売電が完全に終わったわけではなく、新しい契約先を選ぶことで再び売電できるケースもあります。 FIT期間終了後も、再生可能エネルギー電力を買い取る「卒FIT買取サービス」を提供している新電力会社が多数あります。単価は以前のような高額ではありませんが、1キロワットアワーあたり7~10円程度で再契約できることもあります。 また、パワコンを交換すれば発電効率が回復し、売電や自家消費の効果を高められます。加えて、蓄電池を組み合わせることで、発電した電気を夜間に使う「蓄電型自家消費システム」への移行を検討するのもおすすめです。
売電が終わっても太陽光パネルを生かす方法はある
太陽光パネルの「売電が止まった」状態は、制度や機器の寿命によるものと考えられます。撤去・継続のどちらが得かは、残りの寿命・維持費・電気代の節約効果を見比べて判断しましょう。 売電収入がなくても、自家消費や契約見直しで節約・再収益化の道はあるため、まずは契約内容と設備状態を確認し、維持を続けるかどうかを決めることが大切です。 出典 経済産業省 調達価格等算定委員会 令和6年度以降の調達価格等に関する意見 公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問Q&A 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部
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