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ダイエットでよく食べていたエノキタケで救急搬送に 原因は加熱の不十分さ

2025.10.14 公開

こども園で保育教諭として働く実咲さん。彼女は25kgもの減量に成功したことがあった。そのダイエット中、ある食材を食べまくっていたという。だが、その食材によって彼女は地獄の苦しみを味わうことに。

今から数年前、仕事中お腹に違和感が。吐き気や腹痛にも襲われ病院へ搬送されることに。医師が「(痛みは)いつからですか?」と尋ねると、実咲さんは「今日急に痛み出して」と答えた。「であれば食中毒の可能性がありますが、何か食べましたか?」と聞かれ、実咲さんは「朝ごはんにエノキを食べました」と答えた。

エノキタケは低カロリーで食物繊維も豊富。さらに、エノキタケに含まれるエノキタケリノール酸という成分には内臓脂肪を減らす効果が期待されている。

エノキタケは冷凍するとうまみ成分が大幅に増えるという。実咲さんは、エノキタケを大量に冷凍保存。ダイエットにいいと思い毎日食べていた。

その日の朝、実咲さんは寝坊してしまったが、日課だからとエノキタケをいつものように電子レンジで温めることに。しかし時間もなく、加熱途中でレンジを途中で開けてしまった。

中まで火が通っていなかったが気にせず完食、そのまま出勤した。激しい腹痛は、この加熱不足が原因だったのだ。

エノキタケには、フラムトキシンと呼ばれる細胞を破壊する作用のあるたんぱく質が多く含まれている。このフラムトキシンは十分に加熱すれば分解されるため、食べてもまったく問題はない。

しかし加熱が不十分だとこのフラムトキシンが残ってしまう。これが体内に入り腸管に達すると腸管の粘膜細胞が破壊され、嘔吐・腹痛といった消化器症状を引き起こし、さらに吸収されると赤血球が破壊されることもある。

実は国内には、生で食べられるとうたってエノキタケを販売している業者があったようだが、東京農業大学 橋本貴美子教授は「食用として売られているキノコで生で食べられるものは少量のマッシュルーム以外ないと考えていいと思います。」「キノコ類は全て加熱をして食べるものと考えていただきたい」と語る。エノキタケは中心温度75度以上で1分以上加熱することで、安全に食べることができる。

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