エーテリアス化した男が何かを守ろうとする話 作:怠惰の妄想中毒
エリー都がホロウに飲み込まれてゆく、人々はにげまどいパニックに陥っている。それを見た、警備員が避難誘導をする。
「やはり、ホロウに関わるべきではなかった!エーテルを利用するのが間違いだった根本を消しておけば!」
後悔しても遅い、俺はホロウ適正がある人間として、草の装飾が施された刀を携え、ホロウに飲み込まれた人間の避難を手伝っていた。手伝っている途中、木造の建築物から人の声がした。中に入るとそこには侵食された女の人とその子供と思われる人が、耳の中に入ってしまった話の内容を噛み砕くと自分が人であるうちに自分の子供に殺させようとしているらしい。
瞬間、俺はその母親の首をはねた。
???「あ、え?」
それは子供に背負わせるべき業ではない。だから、はねた
???「かぁさま!かあさま!」
説明する時間もない、俺はその子供を持ち、そしてホロウの外に柔らかいものと一緒に投げた。これであの子供は助かるだろう。
俺はそれから人を助けた、助けて、助けまくった末に1人を抱えて倒れてしまった。
「ちく、、しょう」
せめてこの人だけは!と思い力を振り絞り手を伸ばす。
その時、俺の腕に針が刺さる
???「これはエーテリアスになっても自我が保てるようになる薬、成功するかはわからないでも、、、奇跡を信じてる」
・・・俺は意識を落としてしまった、最後の願いを心に刻みながら
「人を守るため、二度とホロウが関わらない世界を」
そうして誕生したのが触手や草を伸ばしことができ、注射器の形をした手のエーテリアスだった、しかし、そのエーテリアスの行動原理はただ一つ「人間をホロウからとうざける事」
ある日零号ホロウから奇妙な報告が上がった、草や触手で拘束してくる特殊エーテリアスに襲われたと、ただ襲われたのならよくある事であり、特殊エーテリアスだとしても中くらいの警戒度だっただろう、しかし、その報告には続きがあった
注射器のような手で刺された後エーテル適正が丸ごと無くなったというのだ。
これは全てのエーテル適正者を震え上がらせ、その特殊エーテリアスを最も危険なエーテリアスとしたのであった。
あらゆる人から恐れられ敵対され、あったら確実に逃げるべきエーテリアスそれが、ホロウ調査協会が下した決定だった。
しかし、そのエーテリアスに対して並々ならぬ感情を持つ人物がいた
星見雅「草の装飾、あの時母様を殺したあの男・・・」
嗚呼、悲しきかな男が救った少女に親の仇と思い込まれ、殺されそうになっているのだ。わずかな自我によって残された純粋たる願い、そこから生まれた恐怖。
男いや、このエーテリアスの運命はどうなるのか
続くは続かないかはわからない
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