狩人さんが今度はテラの大地に赴くようです 作:ron3studio
ちなみにガチで教えようとするとケルシーが殺しに来る。
「何故いかんのだ!?ドクターの自衛手段が増えて良いではないか!」
「Mon3tr、やれ」
「グルァ!!!」
「ぬぉわぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!」
「そう言えば、一つ聞いてもいいか?」
「構わんぞ。私が答えれる範囲で頼む」
ケルシーの自室にて茶ァシバいていた狩人にケルシーの二人。何でそこなのかって?多分食堂に行くのが面倒だったとかの理由でしょ。
そも何で二人が茶シバいてるのかって?この前何徹したか分からないケルシーを引き摺って自室へとブチ込んだ後にテレジアに「偶にで良いから、ケルシーを休憩させてあげて」と頼まれていたからである。
まあ頼まれていなくても、狩人は何処かしらのタイミングでケルシーをお茶会に誘っていたので、テレジアに頼まれたからと言って何か変わる訳ではない。
「ハンターはこの前の作戦行動で……その、なんだ」
「あぁ、モツ抜きか?」
ケルシーが言いづらそうに言い淀む姿は珍しく、狩人はそれを眺めながら紅茶を飲んでいると、この前の作戦行動で……の部分まで聞いて何となく察する。
狩人ならば当たり前のようにやる行為ではあるが、そもこの大地には狩人が存在せず、それに関連する事も無いのでモツ抜きという行為はテラの住人からすれば「何だコイツゥ!?」みたいに感じるのだろう。
「そう、相手の体に手を捻じ込み、内臓を引き摺り出す行為……余り、他の人の目がある状況ではやらない方が良いだろう」
「何故に?」
「君はただでさえバベル内の者から疑いの目を向けられているのに、内臓を引き摺り出す行為をしてると知られたら—」
「構わん。ケルシー、テレジア以外の有象無象などどうでも良い。勝手に言わせておけば良いのだ。それに、部外者は疑いの目を掛けられている位が丁度良いであろうて」
「だが……」
「何、人間とは未知を恐れ、また未知に惹かれる生き物だ。どうせいつかは疑いというヴェールを振り払って来るだろうよ。それまで待てば良い」
「君がそこまで言うのであるなら、私からは何も言うことは無くなったが……余り不用意な行動は避けてくれ。もしバベル内で君を殺すという意見が一致してしまった場合は私が出来ることは無いのでな」
「ご忠告に感謝する。……ふははっ」
「どうした」
「いや何、こうして気を遣ってくれる良き友を待てたことに感謝してるだけよ。ヤーナムでは話の通じん奴らばかりであったのでな」
そうしみじみと言う狩人の脳内には、排他的なヤーナムの住人、ガスコイン神父、ヘンリック、本性表したりなアルフレート、oh!majestic!!とか言う奴……一部挙げただけだが、何と言うか、我が強い奴らばっかり。
「そ、そうか」
「それに比べたらここの居心地の良さと言ったらもうな……涙が出てしまうわ」
まあ疑いの目は向けられているとは言えども、それ止まりであるし、話しかけてくる奴はボチボチ居るし、話し相手には困らんし飯は美味いし……と言った具合に、狩人からすればここは天国とも言える位には居心地が良いのだ。
「そう言えば、君は素顔を出すと普通の人だな」
「今は違うとは言えど、元はただの人だったのだからそれが普通であるよ。なんだ、化け物みたいな顔をしてるのかと思ってたのか?」
「まあ、多少は考えていた」
「ふっ……まあこの姿が一番しっくり来るから続けてるだけなのだが。一応上位者の姿も取れるのだぞ?だが……余り好みではなくてな。スケールが大きいせいで過ごしにくいし、歩くのにも違和感を覚えるしで」
狩人は*月の魔物の席を奪い取るようにその地位についたので、上位者の姿をするとなると月の魔物がベースとなっている。
ベースが大きいのでやはり狩人が上位者の姿を取ってもデカくなってしまう。その大きさが狩人の夢で過ごすのも、聖杯に潜るのも邪魔になるので、未だ人の姿を保っている訳である。
「ま、私の事はちょっと変わった人間と思えば良い」
「生き返るの事がちょっと変わった程度で済まされるのなら、テラの大地に生きる人間の殆どが人間以下ということになるな」
「言葉の綾ってやつさ。深く考えないでくれ」
「さて、どうしようか」
「ケルシー殿は時折意地悪になるではないか、私は悲しくて泣きそうであるぞ」
「そんな真顔で言われても説得力の欠片も無いな、せめて泣くフリでもしたらどうだ」
「これは手厳しい、そう言うのは苦手である故な。勘弁してくれ、さてと、休憩は充分かな?」
「ああ、凡そ30分未満ではあるが確かに休息は取れた。感謝する」
「ならば良い、貴公は些か仕事に熱中し過ぎる。適度に休憩を挟むようにな」
「善処しよう」
「善処……まあ良いか、では私は狩人の夢に戻る。当分顔を出さん、何かあるのであれば鐘を鳴らすがいい」
「承知しているとも」
「では、これにて失礼する」
———
[狩人の夢]
「ただ今戻った」
「お帰りなさい、狩人様」
「長らく空けてしまったな、すまない」
「いえ、お気になさらず」
「特に困った事は無かったか?」
「はい、いつも通り使者と花壇の水やりをこなしたりと……変わらぬ日々を過ごしていました」
「そうか、ならば良かった……のか?帰ってきて早々ではあるが、聖杯に潜ってくる。終わればお茶会でもしようではないか」
「はい、いってらっしゃいませ」
———
[聖杯8ewm2xxx]
「さーて、残り一つを集めようではないか。あと血景用に集めるのも……アリだな」
導きのノコ鉈を最強にする為の最後のピース集めが、今始まる。
おまけで血景用のも。とりあえず困ったら物理27.2%の血晶石積んでおけば良いって誰かから聞いた。
「では、参ろうか」
此処からDIE(敵の)ジェスト。
1回目、カス。
2回目、カス。
3回目、カス。
4回目、カス。
………。
そうして周回を重ねている時、狩人はふととある事を思う。
今シモンの弓剣に付けている血晶石、更新の余地があるのだろうかと。狩人はシモンの弓剣を対ミコラーシュ武装として使おうと画策しており、そうするともっぱら弓形態での溜め攻撃が主流となる。
故に血晶石は溜め攻撃の威力を上げる(溜め攻撃を高めるのみ)物にしていたのだが、なんかよく分からん計算式が有るらしく、意外と変えてみたら火力が上がりました……なんて事例があるらしい。
「では試しにパイルハンマーに付けている血晶石と取っ替えてみようではないか」
という事でパイルハンマーから引っこ抜いてきた
(物理の攻撃力を高める21%.溜め攻撃力を高める12.6%)の血晶石を二つの場合と。
既に付けてあった溜め攻撃力を高める33.8%と29.7%の場合とで比較してみた。ちなみに三角にはどちらも物理27.2%を積んである。
結果としては物理溜めの複合血晶石二つ積みの弓の溜め攻撃が771。
溜め攻撃のみの血晶石二つ積みで721。おやぁ?
「……周回するべき聖杯の数が増えてしまったな」
なんと、物理と溜め攻撃がセットになっている血晶石の方が火力が高くなるではないか。これはもう集めるしかない。
具体的には[w5s2ecp6]の第一層横道の彼氏持ち貞子を殺しまくって集めるしかない。
勿論ノコ鉈用の物理27.2%スタマイを集めないといけないのは変わらないが、気分転換も兼ねて集めるようだ。
何、狩人が使える時間はたっぷりあるのだ、あっちこっち手を付けても最終的に集まれば良いのだと。そう思い狩人は[w5s2ecp6]の聖杯へと潜った。
ちなみに、[w5s2ecp6]での横道彼氏持ち貞子は一回の周回につき大体1分程度なので楽な方。
*月の魔物
ルート分岐によってはマジで一回も見る事なく終わったり、見たと思えばゲールマンポジに置かれたり、戦ってブチ殺したりと。色々と考察が捗る系ボスさん。
戦ってて結構楽しいボスだったと個人的には思います。
不穏分子は排除しよう
↓
ほな狩人ヤバそうやん、殺すか!
となるとケルシーはどうしようもないので注意した。
けどそうなったらバベルが壊滅的な被害を受けるだけ、上位者たる狩人と敵対するという事は、そういう事である。
故に貴公、隣人とは仲良くしたまえよ。
狩人はどこら辺でテラから退場するのがいいか
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バベル崩壊に合わせて。
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ロドス設立以降。
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ずっと居れば?
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貴様!地底から逃げる気か!!!