山間地の強盗、2被告に懲役14年求刑 検察「地域の安全損なった」
栃木、長野、群馬、福島の4県で山間の一軒家に深夜に押し入り、住民を緊縛して現金を奪うなどしたとして、強盗致傷などの罪に問われたいずれもベトナム国籍の無職、ホアン・フー・ホア(27)、マイ・バン・シー(24)の両被告に対する裁判員裁判が23日、福島地裁(島田環裁判長)であった。検察側は両被告に懲役14年を求刑した。ホアン被告の弁護人は懲役7年以下、マイ被告の弁護人は寛大な判決がふさわしいとそれぞれ主張し、結審した。29日に判決が出る。
検察側は論告で、山間の一軒家を狙った犯行の特徴や事件のショックで家に住めなくなった被害者がいることを指摘し、「地域の平穏と安全安心を大きく損なった。地域社会に与えた影響は大きい」と非難した。
ホアン被告の弁護人は、被告が借金をして技能実習生として来日したものの、内装工として月に10万円しか受け取れず、暴力も受けたなどとして、「本人を責めきれない状況がある」と主張した。
マイ被告の弁護人も、「実習制度が低賃金で外国人を働かせ、社会問題になっている」などとしたうえで、被告が罪を認めて反省していると強調。マイ被告自身も「改めて謝罪の言葉を述べたい。被害者や日本のみなさまに心からおわびします」と述べた。
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