METAL GEAR DOLLS   作:いぬもどき

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戦士としての矜持

 グリフィンがS09地区奪還のために動きだした。

 

 諜報班よりもたらされたこの情報はMSFの兵士たちにとってほとんどの対岸の火事としてさほど関心は抱かれなかったが、元鉄血の人形であり、S09地区を支配するハンターとは旧知の間柄であったエグゼにとっては衝撃的な知らせであった。

 グリフィンの内部にまで潜入している諜報員によると、何らかの理由でグリフィンの本隊は大きな動きはできないでいるようだが、一部の部隊が戦闘準備を進めているらしい。

 今のところ鉄血とグリフィンで膠着状態が続いているようだが、いつ動き出すか分からない状況に、エグゼは真っ先にスネークのもとへ駆けつけ出撃許可を求めるのであった。

 

 スネークとミラーそしてエグゼとスコーピオンは、ハンターを味方に引き込む作戦をかねてから計画していたが、まだ作戦は完ぺきとは言えない…それでもスネークはエグゼとの約束を守るため、すぐに行動に移す。

 グリフィンとの兼ね合いもあって大規模に動くことはできない。

 つまりS09地区へは隠密行動が求められる、それもおそらくはグリフィンと鉄血とがぶつかり合う戦場の中でだ。

 銃弾が飛び交う中、できるだけ交戦勢力を避けてハンターに接触し説得する…極めて難易度の高い任務(ミッション)だ。

 

 

 任務は時間との勝負となる。

 MSFの部隊を堂々と展開することはできないが、陽動部隊としてヘイブン・トルーパーの小隊がS09地区の抗争に紛れ込み、グリフィンの動きをできるだけ牽制する。

 実戦にはあまり投入していないヘイブン・トルーパーの部隊はグリフィン側には知られていない存在だ。

 おそらく新手の鉄血と思うかもしれないが、一応部隊章と強化服は外し鉄血兵に近い外見で作戦行動をとっている。

 その間、エグゼとスネークの二人は密かにS09地区へと潜入していた…。

 

 出来ることなら夜間の潜入が望ましいが、いつグリフィンが鉄血へと攻撃するか分からない以上、見つかるリスクが高い昼間でも致し方ない。

 とは言ってもスネークは戦場で数々の伝説を残してきた存在だ。

 昼間だろうが悪天候だろうが、常に環境に適応し、最善の策を講じ作戦を成功させ続けてきた。

 

 真昼間の戦場、油断すればあっという間に命を刈り取られる環境に置いて、スネークは緊張の糸を一切緩めることなく目標へと進んでいく。

 その後ろを追従するエグゼも、短期間とはいえスネーク直々に隠密行動を叩きこまれ、本人の筋の良さもありスネークの足手纏いとなることなく進んでいた。

 

 

「なあスネーク、ハンターはオレの話しを聞いてくれると思うか?」

 

 周囲に気配がないことを確認した上で、エグゼは前方を行くスネークに問いかける。

 

「どうした、らしくないぞ」

 

「いや、アイツ…オレが鉄血を離れたこと、結構怒ってるみたいだからさ。次会ったら殺すって言われたくらいだし」

 

「なるほどな。今のままだったらお前の話しは聞いてくれないかもな」

 

「おい、そんなはっきり言うことないじゃんか…!」

 

 スネークの事だから"うまくやれるさ"とか、不安を払しょくしてくれるような励ましの言葉を期待していたのだが…思わず声を荒げてしまったエグゼだが、声が大きいと戒められる。

 姿勢を低くし、周囲に異常が無いことを確かめた上で、エグゼはじっとスネークの顔を見つめ抗議する。

 

「オレが言いたいのはなエグゼ……今の不安を抱えたままの君を、ハンターが認めないだろうなってことだ。エグゼ、何も不安になる必要はない。ありったけの想いを、奴に伝えるんだ。ハンターがお前の言う大切な親友だというのなら、お前の正直な心を、無下にはしないはずだ」

 

「そ、そうか?」

 

「ああ、いつも通りのエグゼで向かっていくんだ。できるな?」

 

 肩に手を置き、笑って見せるスネークをしばらく真顔で見つめていたが…だんだんと雪のように白い肌が赤みを帯びていき、ついには耳まで真っ赤に染まる。

 出来るだけ冷静な姿を維持しようとしているようだが、スネークの今の微笑みでスイッチが入ってしまったらしい…ここ最近大人しくしていたエグゼであるが、戦場の緊張感と二人きりという状況に気持ちが昂ってしまったようだ。

 本来の任務を忘れてしまいそうなほど高揚しているエグゼを不可解に思いつつも、入ってきたミラーからの無線にスネークは応じる。

 

 

『スネーク、どうやらヘイブン・トルーパーの一部隊がグリフィン側と交戦したらしい』

 

「ほう、それでどうなった?」

 

『数名が負傷したようだが、全員命は無事だ。スネーク、グリフィン側には通常の戦術人形の部隊に加えAR小隊のメンバーもいるそうだ』

 

「AR小隊…確か前にうちで一緒に戦ってくれたM4という少女もAR小隊と言っていたな、彼女がいるのか?」

 

『おそらくな。注意してくれよボス、情報によればAR小隊の人形は特別らしい…何がどう特別かは知らんが、注意してくれよスネーク』

 

「ああ了解だ……おいエグゼ、何をやってる…」

 

 ふと、背後から覆いかぶさるようにスネークの背にのしかかり腕を回してきたエグゼ。

 耳元で艶かしく息を荒げつつ、生ぬるい舌先でスネークの首筋をなぞっている。

 

「スネーク、なんか…熱くなってきたな」

 

「おい、落ち着け!」

 

『な、なにをやってるんだボス、任務中だぞ!? オレには日頃厳しいことを言っておいてアンタ何を羨ましいことを…いや、けしからん、まったくもってけしからん!」

 

「誤解だ!」

 

 必死に否定するも、今その瞬間もエグゼはスネークの首に甘噛みして歯形を残し、昂る鼓動を背中越しにはっきりと伝えていた。

 いい加減振りほどこうとすれば、がっしりと拘束し一緒にもつれ込む…身体を抑えつけ、馬乗りになったエグゼは色っぽい声でスネークの名を呼び、スネークの鍛えあげられた分厚い胸板に手を添える。

 

「エグゼ、一回落ち着け…いいな?」

 

「ハァ…ハァ…スネーク…オレ、落ち着く方法知ってるぜ? この前本で見たんだ」

 

 もう完全に任務の事など頭から消え去っているであろうエグゼ…一瞬の隙をついて拘束を逃れ、背後にまわって一気に絞め落とす。

 気絶したエグゼをたたき起こすと、とりあえずさっきまでの発情状態は消えたようだ。

 

「確認だエグゼ、落ち着いてるか?」

 

「オレはいつでも冷静だろ」

 

「よし、ならいいんだ…」

 

「欲求不満なのか? 任務中だぞスネーク」

 

 さっきまでの乱れっぷりを全く覚えていないのか、涼しい顔で言ってのけるエグゼに鉄拳制裁をくわえそうになるがスネークは一先ずこらえることができた。

 発情したエグゼのせいで少し時間をくってしまったが、戦況に変化が起こった。

 それまで静かだった戦場に銃声が響くようになり、あちこちで銃撃音と爆発音が響き渡る。

 

 

『スネーク、アンタがいちゃいちゃしてる間に動きがあったぞ!』

 

「カズ誤解だ、アレはオレのせいじゃない」

 

『うるさい! それはともかくとして、諜報班からの情報だ。鉄血の人形の部隊がほとんど制御不能になって動かなくなっているらしい、グリフィンの部隊が一気に動き出すぞ!』

 

「なんだって!? 一体何が起こっているんだ!」

 

『分からん、原因は不明だがグリフィンは一気にハンターを倒しに向かうだろう。急ぐんだスネーク、エグゼのためにも!』

 

「了解だ! エグゼ!」

 

 まずは背後にエグゼがいることを確認する。

 通信はエグゼも聞いている、ハンターの危機に前のように一人で走りだしてしまわないか心配したが、それは杞憂だった。

 通信内容を聞き、やや不安げな表情をしているが、彼女はしっかりとその場に踏みとどまりスネークの指示をじっと待っていた。

 

「行くぞエグゼ、グリフィンよりもオレたちの方が近い。最短距離を駆け抜けるぞ!」

 

「その言葉が聞きたかったんだ! 行こうスネーク、ハンターのもとへ!」

 

 もはや猶予はない。

 グリフィンがハンターを仕留める前に接触するため、戦場を一気に駆け抜けていく。

 戦場にはちらほら鉄血兵の姿が見られるが、ミラーの通信内容のとおり制御不能に陥り活動を停止している。

 ハンターがいる基地まではもうすぐそこだ。

 

 そんな時、活動停止を免れた鉄血兵が姿を現し、二人に向けて発砲してきた。

 二人は咄嗟に岩陰に飛び込み応戦する。

 遮蔽物に隠れ撃ってくる鉄血兵を手榴弾であぶり出し、出てきたところを狙撃する。

 鉄血兵を倒したのを確かめ身を乗り出したエグゼであったが、どこからか放たれた弾丸を肩に受ける。

 幸い防弾コートで弾丸は止まっているが、着弾の衝撃で肩を痛めたのか肩を抑え、撃ってきた人物を睨みつける。

 

 

「見ーつけた! あれ、でもハンターじゃないな?」

 

「テメェ、AR小隊のイカレ女…!」

 

 岩陰から覗き込むと、そこには赤い瞳に黒いジャケットを羽織った戦術人形が笑みを浮かべ銃を構えていた。

 

「おや? おじさん、人間だよね? でも鉄血のハイエンドモデルと一緒にいるってことは…敵かな?」

 

 スネークの姿を認め、銃を構えつつ様子を伺う少女。

 

「エグゼ、アイツは?」

 

「AR小隊のM4 SOPMODⅡって奴だ。暇さえあれば人形を解体して悦にひたってるクソ野郎さ、何度オレの部下が餌食になったことか…!」

 

 忌々しく彼女を睨みつけるエグゼは、よほど彼女に恨みがあるらしい。

 エグゼとスネークの様子を伺っているSOPⅡであるが、このまま膠着状態が続くのは良くはない…スネークは一度SOPⅡを、そしてエグゼを見ると岩陰から姿をさらしSOPⅡの前に出る。

 

「エグゼ、奴はオレが相手をする。お前はハンターのもとへ」

 

「スネーク…! だけどアンタは!」

 

「なんのためにここに来た! オレは大丈夫だ、お前はお前の使命を果たせ」

 

「スネーク……勝手にくたばんじゃねえぞ、待ってろよ!」

 

 走りだしたエグゼを見送ると、物陰からSOPⅡが姿を現し目を細めてスネークを観察する。

 

「おじさんどうして人間なのに鉄血をかばうの?」

 

「ああ見えてオレたちの家族だからな」

 

「ふーん…じゃあおじさんは敵ってことでいいかな?」

 

「できるなら回れ右して立ち去ってもらいたいもんだ。お互いそっちの方が都合がいいだろう」

 

「うひひひひ、おじさん面白いね! でも無理なんだな、わたしも助けたい仲間がいるからさ! 邪魔するなら人間のおじさんでも殺しちゃうからね!」

 

 銃を素早く構え引き金を引くが、スネークは咄嗟に走りだし物陰に身をひそめると、壁越しに撃ち返し牽制する。

 SOPⅡもスネークの銃弾を躱し物陰に身を潜める。

 

「おじさん凄い! でもあんまり時間かけたくないんだ、ごめんね! 早く殺さないといけないの!」

 

 言葉とは裏腹に楽しそうに笑う彼女に、スネークは小さく舌打ちをする。

 グリフィンの部隊とは直接やり合う予定ではなかったが…AR小隊、よりによって一番面倒な相手と交戦をすることとなってしまった。

 手を抜いて戦えるような相手ではない、スネークは銃を装填し覚悟を決めた…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ハンターの牙城である基地は火災が起き黒煙が施設内に充満していた。

 生身の人間なら耐えられないような環境だが、ある程度頑丈な造りのエグゼは煙の中に飛び込みハンターの姿を探す。

 大部分の鉄血兵は活動を停止しているが、中には銃を手に襲い掛かってくる鉄血兵もいる。

 それをハンドガンとブレードで片付けつつ、基地の奥へ進んでいく…。

 そして基地の司令部に、ハンターはいた。

 

 腹部から血を流し、壁にもたれかかるハンターは最初エグゼを敵か味方か判別できなかったようだが、目の前までやって来た彼女を見て目を見開く。

 

「酷くやられたみたいだなハンター」

 

「処刑人…フン、わたしを殺しに来たのか…」

 

「勘違いすんなよ、お前を攫いに来たんだ」

 

 負傷したハンターに肩を貸して立たせると、そのまま基地を脱出するべく歩きだす。

 

「何の真似だ処刑人。お前はわたしを殺しに来たのではないのか?」

 

「冗談だろ、戦友のお前を殺せるわけがない」

 

「…ふざけるな…裏切り者に助けられてなどたまるか!」

 

「ああもう、うるせえな!」

 

 助けの手を拒否するハンターに業を煮やし、強引に彼女を肩に担ぎだす。

 それでも暴れるハンターをがっしりと抑え込む。

 

「ええい離せ!」

 

「やかましい! 大人しく助けられろ!」

 

 暴れるハンターにひっかかれながらもエグゼは走って基地を抜けていく。

 銃声は既に近い位置まで来ている、グリフィンの部隊に囲まれたらもうハンターを助けることはできない…。

 できるだけ早くスネークに合流しなければならなかった。

 

 基地の外まで来る頃にはハンターも静かになっていた。

 そこでハンターを下ろし、息を整え汗をぬぐう…それからスネークに通信を入れようとしたが、背中に冷たい物がつきつけられる。

 

 

「なんのつもりだよ、ハンター…」

 

「言ったはずだ処刑人、次に会ったら殺すとな」

 

「ふざけんじゃねえよ、助けてやったと思ったらこれかよ」

 

「助けを求めたわけじゃない。お前がするべきことはわたしを殺すか、わたしに殺されるかの二つしかなかったのだよ」

 

「テメェ……いい加減にしやがれ!」

 

 素早くその場で振り返り、ハンターの握る銃を逸らすと引き金が引かれ弾丸がエグゼの頬をかすめた。

 銃を握るハンターの腕を掴み上げ、その胸倉を掴みあげる。

 

「オレを見ろ、ハンター! 忘れたとは言わせねえ、お前と共に何度も死線を越えてきた友の顔だ! 確かにオレは鉄血を離れた…だがな、オレはお前に嫌悪感を持たれるような堕ち方はしてねえぞ!」

 

「黙れ! どんな綺麗事を吐こうが貴様の裏切りは変わらん!」

 

「いいかハンター、オレはここに…お前を仲間にしたいと思ってやって来た。オレはある男に出会い、一人の戦士としての生き方を知ったんだ。鉄血にいた頃には感じなかった事だ……命令を受けて戦うだけの存在だったオレが生の充足を得られる場所を与えてくれた。ハンター、オレはお前にもそれを知って欲しいんだ…友としてな」

 

「戯言を、余計なお世話だ!わたしが戦う理由は代理人が決めることだ、わたしはそれに疑問を感じたこともない! 目を覚ませ処刑人、お前のAIは異常なんだ、正常な判断ができていないだけだ!」

 

「いいやオレは正常だ…オレたちはかつて人間と一緒に戦場にいた。それが一夜で人類の敵だ、こんな事があるか? オレは戦争の道具になるなんてまっぴらだ…戦う理由は、オレ自身が決める」

 

 エグゼの訴えがどこまでハンターに届いているかは定かではないが、ハンターの態度は少しずつ変わっていた…冷たく突き放していた彼女の言葉に熱がこもり、本気になって言い争いをしていた。

 

「処刑人、お前が今の主人に敬意を払っていることは理解した…お前がそこまで言うのだ、尊敬に値するのだろう。だがわたしたちと縁を切ってまで追従するほどの者なのか!? 戦友のわたしを、なによりわたしたちを育て導いてきてくれた代理人を見棄てるほどなのか!?」

 

「お前らには、今でも愛着はあるさ……代理人だってな、何度命を救われたか分からねえ。ぶちのめされもしたが、それ以上に大切に見守ってくれたさ」

 

「だったら戻ってこい処刑人、代理人にわたしがお願いするし一緒に頭を下げてもいい! 処刑人、わたしたちは同じ仲間のもとにいることが正しいんだ!」

 

「ハンター…お前の気持ちはよく分かる。だけど、それは無理なんだ。オレの居場所は、もうあそこって決めたから」

 

「処刑人……そうか、だったらもう言うことは無い」

 

 エグゼから離れ数歩後ずさり、ハンターは数回深呼吸を繰り返し銃を手に向き直る。

 冷たい眼光でエグゼを見据え、身構える。

 

「お前を殺し、新しく生まれる処刑人を迎え入れるまでだ。武器をとれ処刑人、決別したとはいえかつての戦友だ…無抵抗のお前を殺すことは気が引ける」

 

「やるしかねえのかよハンター……」

 

「人生は思い通りにいかないものだ。来い処刑人、決着をつけよう…」

 

 やるせない気持ちで銃を構えるが、親友に引き金を引くことにはためらいを隠せない。

 ハンターは本気だ、迷いを抱えたまま戦えば瞬く間にその命を奪いに来るはずだ。

 

 ふと、エグゼは先ほどスネークが言った言葉を思いだす。

 

 今の自分は不安を抱えて伝えるべき本当の気持ちを伝え切れていない。

 ではどう伝えるべきか……言葉で本当の気持ちを伝えられるほど自分は器用な方ではない、いつだって思いつくままに行動をしてきた。

 そう言えばスネークと殴り合った時、あの時が一番自分の気持ちに正直だったではないか…。

 つまり、結局闘うしかない。

 闘うことでしか自分を表現できないのだ、不器用すぎる生き方にエグゼはおもわず笑みをこぼす。

 

 闘いを通して気持ちを伝えてやろう、そう決意したエグゼにハンターは目の色を変えた。

 

 お互い笑みを浮かべ、互いを認め合い二人は激突する…。




次回!
M4SOPMODⅡ VS ビッグボス

ハンターVSエグゼ

をお送りします!
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