「ようこれからよろしくな!」
「本物のPMCがやって来たぞ、お前らすっこんでな!」
「バカ言うんじゃない、お前らがやる前にオレたちが敵をぶちのめすさ」
前哨基地に到着したばかりの新顔の兵士たちは、あいさつ代わりの軽口を叩き合い握手を交わす。
新顔と言ってもみな歴戦の兵士たちだが、温かい歓迎をもって受け入れられた彼らもその様子に満足げだ。
ミラー主導のもと進められていたPMC4社との合流は、結果的には成功をおさめることとなった。
戦闘で失った兵士の補充という意味でも、本格的に合流したことでMSFはこの世界特有のテクノロジーを吸収することもできたのだ。
未知の技術を得ることは研究開発班にも大きな刺激を与えたことだ。
最近鉄血の工場という大きなおもちゃを手に入れたばかりの開発班は、この合流による技術の獲得に大喜びである。
さっそくいくつかの開発計画が進められているようだ。
そして合流したPMCはと言うと、一度会社をたたみ、新たな組織として名前を変えて生まれ変わる。
独自の兵装開発を行い先鋭的な装備を配備しているレイブン・ソード社。
正規軍に近い最新鋭の装備を持ちPMCとして、他の3社と比べ最も実戦経験が豊富なプレイング・マンティス社。
某国の元特殊部隊隊長が創設し多数の特殊部隊出身者が在籍するピューブル・アルメマン社。
人間主体のPMCの中で軍用人形を採用し、人間と人形の部隊編成を行っているウェアウルフ社。
それぞれに特色のある部隊は軍事面でも技術面でもMSFの強力な味方となることだろう。
今のところ人間の兵士がMSFに参画しているが、唯一戦術人形を配備しているウェアウルフ社からはMSFの鉄血戦術人形の開発に、彼らが持つ技術の提供を受ける計画が進められている。
「短い期間でずいぶん賑やかになったもんだな」
PMC合流によって人員の増えた前哨基地の様子を、スネークは葉巻を嗜みつつ眺めていた。
そんなMSFの総司令官の言葉に納得するようにカズヒラ・ミラーは満足げに頷いている。
いまやMSFの全ての班が良い意味で忙しく動き回っており、特に研究開発班は寝る間も惜しんで開発に没頭している…休みなく働く様子は世間ではブラックと言われるようだが、そう言われることは開発班にとって最大の侮蔑に等しい。
前に一度研究開発班の労働環境を改善しようと声をあげたスタッフたちがいたが、それはとうの研究開発班による猛反対を受けて挫折したことがある。
我々は好きで研究開発を行っているのだ!
我々から仕事の時間を奪うな!
それが研究開発班の言い分である。
今のところ研究開発班はエグゼの協力で手に入れた鉄血の工場を稼働させ、独自の戦術人形開発に没頭しているほか、ヒューイによる歩兵支援兵器の開発の二つがメインプロジェクトとして進められている。
研究開発班のこのプロジェクトが成功した時、MSFは盤石の地盤を得ると言っても過言ではない。
すべてが順風満帆、後は余計な連中に絡まれなければ問題はないだろう。
なのだが…。
「なあカズ、おもうんだが…彼女たちは妙にやさぐれてないか?」
「ボス…ほぼアンタのせいだぞ?」
「意味が分からないな…」
「そういうところだよ、ボス」
最近の戦術人形たちはなぜだかストレスが溜まっているようで、みな不審な行動をとっているようで、言いようのない恐怖感にスタッフたちからも苦情がスネークのもとに届けられている。
スコーピオンはイライラしたようにその辺を徘徊し、スプリングフィールドは笑顔を浮かべたまま銃剣をひたすら研いでいる、9A91は開発班に作らせたスネーク人形を抱きしめてその人形に話しかけている。
見るからにやばい精神状態に陥っていることに、スネークは全スタッフの中で最も遅くその異変に気がついた。
唯一まともなのはWA2000だ、殺伐とした雰囲気の戦術人形に混じり呑気にスイーツを頬張っているところは流石というべきか。
ミラーとスタッフたちからの咎めるような視線をうけても、スネークは納得がいかない様子だ…。
「ようスネーク、ここにいたんだな!」
そんなスネークに背後から抱き付いていった
その瞬間スコーピオンは狂犬のように唸り声をあげ、スプリングフィールドは銃剣で砥石をぶった切り、9A91はスネーク人形の首を絞めながら無表情で睨む…WA2000はアイスを食べている、とても美味しそうだ。
「エグゼ…いきなり後ろから飛びつくな。お、新しい装備を貰ったのか?」
「気付いた? 研究開発班がオレの専用装備を作ってくれたんだ」
エグゼの今の装備は全身を包む特殊な強化服と防刃・防弾コート、小口径だが装弾数と連射力をあげたハンドガン、それから彼女の象徴とも言える剣は完全に作り直され以前と比べ細身の刀となっている。
これらの装備はPMC4社が合流して得た技術と、以前から研究開発班が構想していたアイデアを融合させて造りだしたものだ。
防刃・防弾コートはその名の通りある程度の刃物や銃弾から守ってくれるが、大口径の銃火器には効果をなさない。
そして新たに作られた刀だが、これはレイヴン・ソード社からの技術提供によって生み出されたものだ。
まだ試作段階で改良の余地はあると言うが…研究開発班はこれを高周波ブレードと呼んでいる。
そして彼女の体表にぴったりと密着した強化服。
スニーキングスーツをベースに装備した者の身体能力を高めるために特殊な素材と技術を用いている。
さらに体表に密着させることで内臓器官の保護と強度の向上も兼ねているほか、密着させることでの止血効果も得られているのだ。
研究開発班の熱意と願望を持って開発されたこの強化服は、いずれ生産されるであろう鉄血兵の装備としても既に量産が始まっている。
「着るのはちょっと面倒だけど、ぴったりしてて着心地はいいんだぜ?」
そう言って、両手を広げて見せびらかすエグゼ。
以前のノースリーブにショートパンツスタイルと比べると明らかに肌の露出は減ったが、身体に密着する強化服を着ているために彼女のボディラインがはっきりとし、きつめの強化服で窮屈そうな胸がとても…。
生意気だがそういった情報には疎いエグゼは男性陣の視線が釘付けになっていることも知らずに、惜しげもなく鍛え抜かれた肉付きの良い身体を見せびらかす。
「いいセンスだ…」
「そうだろう! これさえあればどんな敵もぶちのめせるさ、サンキューなスネーク!」
無邪気な笑顔でスネークの腕に抱き付くエグゼ…伝説の傭兵と言っても立派な男だ、美少女に抱き付かれていることにまんざらでもない様子のスネークだが…。
背中から絶対零度の殺意を向けられていることに気付き、何かを思いだしたように足早に立ち去っていく。
「だああぁぁッ! スネークのバカバカバカッ!」
部屋に戻ったスコーピオンは先ほどの出来事を思い出し荒れに荒れていた。
部屋にはりつけてあったスネークの写真を引っぺがして叩きつけ、そこに枕やらクッションなどを投げつけ怒りを発散させるがスコーピオンの気持ちはおさまらない。
「あたしというものがありながら、スネークったら、わからずやの、あんぽんたんの、朴念仁ッッ!」
もう投げつけるものが無くなった部屋で息を乱し、しばらく写真を睨みつけていたスコーピオン…呼吸が落ち着いたところで、スコーピオンは壁から引き剥がした写真を手に取ると、写真の中のスネークをそっと指で撫でる。
そうしていると部屋がノックされ、扉が開かれる…そこには今最も見たくないエグゼの姿があり、咄嗟にスコーピオンは近くにあった枕を投げつける。
「なにお前、ケンカ売ってるの?」
しかし投げつけた枕は容易く受け止められ、逆に枕を顔面に投げつけられる。
「なにしに来たんだよ…!」
「別にお前に用はねえよ……」
そう言って、エグゼは部屋を見回し小さく舌打ちをする。
「汚い部屋だな…虫かごみたいだ」
「誰のせいでこんなになったと…って、勝手に入ってくんな!」
「うるせえ、こう汚い部屋がそばにあっては気持ち悪い…掃除だ掃除」
「余計なお世話だッ!」
ずかずかと入ってきたエグゼに唸って威嚇するが、意に介さず彼女は部屋を片付けていく。
しばらく文句を言っていたスコーピオンだが、丁寧に物を片付けていくエグゼにいつまでも突っかかっているのがバカバカしくなり、自分も一緒に荒れた部屋の後片付けを進めていく。
「ちょ、それは捨てちゃダメだってば!」
「いらねえだろこんなの、処分だ」
「あーもう! だいたい終わったでしょ、はいはいありがとさん、さっさと出てってくれないかな!?」
「まだだ、ベッドの下と窓が汚れてる」
スコーピオンの性格上細かい部分の清掃は疎かになっていたが、そこがどうしても気になるようで、結局エグゼが満足いくまで清掃は続く。
おかげでスコーピオンが暴れる前よりもはるかにきれいな状態となり、本棚やタンスなどもきちんと整頓されるようになった。
「あんた結構きれい好きなんだね…」
「普通だろ」
彼女の素っ気ない返事に気の抜けたため息をこぼす。
もう気が済んだのならとっとと出てけ、そう言おうとしたところ、エグゼが壁に戻した写真を興味深そうに見つめているのに気付く。
先ほど引っぺがしてストレス発散に使っていたものだが、捨てるのもなんなので戻しておいたものだが…。
「なに見てんの…?」
「いや…ただスネークの奴、お前らと一緒にいるとこんな風に笑うんだなって思ってさ」
覗き見た写真は、マザーベースで行ったバーべーキューを撮った写真だ。
笑うスコーピオンの隣で、笑顔を見せているスネーク…まだエグゼがMSFの一員になる前の日常の写真だ。
「オレは、あいつの笑顔をまだ見たことがない」
「でしょうね、四六時中ストーカーみたいに付きまとわれたら誰だって笑ってなんていられないよ」
日頃の怨みを言葉に出して皮肉るがそれを聞いてか、エグゼは胸に手を当ててもの哀しそうな表情で視線を落とす…。
「ごめん…言い過ぎた…」
そんなエグゼの予想外の反応に、少し罪悪感を感じたのか謝罪の言葉をスコーピオンは口にする。
「邪魔したな…」
そう言って、エグゼはとぼとぼと部屋を出ていった。
一人になった部屋でスコーピオンはきれいになったベッドに横になり天井を見つめる。
あんなに嫌いだったエグゼだが、最後に見せたあの哀しげな表情を見て意地になっていたわだかまりがなんだかバカバカしく思えてくる。
スネークを独占されている状況だが、エグゼの知らないスネークを自分は知っている…そう思ったスコーピオンはちょっぴり優越感を感じるとともに、エグゼも必死なんだなと思い、思わず笑みがこぼれる。
「ま、オセロットの言う通りああ見えて思春期の小娘だもんね、先輩として堂々としないとね」
そういえばどさくさに紛れて写真を盗まれたと気付くのにものの数分とかからなかったスコーピオンである…。
スコーピオンの部屋を出たエグゼは、盗んだ…というよりそのまま持ってきてしまった写真を眺めつつ当てもなくマザーベースを歩いていた。
たまに声をかけてくれる兵士たちに返事もせず、ただ写真の中で笑うスネークを見つめ続けていた。
そんなものだから、通路の角を曲がって来た人と真正面からぶつかってしまう。
「イテテ、悪い…よそ見してた」
「いえ、こちらこそ…ってエグゼ?」
正面衝突をしたのは9A91であった。
体格的にエグゼの方が大きいため、より小柄な彼女は壁に頭をぶつけとても痛そうにしている。
「ところで何やってんだこんなところで」
倒れた9A91に手を貸しつつエグゼがそう聞いた。
スネークを巡って不毛な争いを繰り広げているが、この二人は案外気を許しあった仲である…先の戦闘で互いの遺恨を清算し、以来互いにスネークに忠を誓った間柄と戦士と認め合った仲でもあるからだ。
「これから司令官のお部屋に行くところでした」
「スネークの部屋? スネークは任務に出てるからいないはずだろ?」
「はい知ってますよ」
「いや知ってるってお前…まさか不法侵入かよ」
「お部屋の掃除です、何もやましいことなんてありません」
「あ、そう…」
「エグゼも一緒に行きますか? 部屋の掃除」
「じゃあ…行くか」
同行を決め、清掃用具を手に
鍵のかかった扉を9A91は慣れた手つきで開錠し、部屋の中に入る。
「さ、掃除の始まりです」
「おいおい、本当にいいのかよ…」
さすがにまずいだろうと躊躇するエグゼだが、9A91は今更止まるつもりはないようで掃除機を手に取る。
だが掃除機を起動させゴミを吸い取るのかと思うと、掃除機を放置し辺りを物色する。
「なるほど、掃除機の動作音で物音をかき消す作戦だな…お前やっぱ頭おかしいな」
「普通です」
称賛と呆れの入った目で見るエグゼをよそに、ごそごそとベッドの下から何かを取り出す…それは盗聴器、スネークのプライバシーを解き明かす重要アイテムだ。
だが9A91は顔をしかめ盗聴器を乱雑にポケットにぶち込む。
「盗聴してたのがばれてたみたいです、壊れてました。さすが司令官です、もっと小型のものを研究開発班にお願いしないと…」
それから部屋に置いた額縁や花瓶を調べるも、どれも9A91が狙っていた戦果は得られていないようだ。
さすがは伝説の傭兵、思春期少女の微妙な心の悩みは読めなくても、盗聴や盗撮の類には人一倍敏感な男だ。
「うーん…全滅ですね」
諦めて掃除を始める9A91、スネークが帰ってくる前に証拠隠滅を図る狙いだろう。
ここまで当たり前のように行動している彼女の姿にあきれ果て、エグゼはベッドに腰掛けた。
そんな時、そういえばスネークの部屋にいるんだよなと改めて自覚したエグゼは急に恥ずかしくなってきたのか、雪のように白い肌を少し紅潮させる。
スネークがいつも休んでいるであろうベッドに手をのばし、そっと横になる…。
洗濯したばかりの柔らかなシーツの香りが心地よい。
そのままベッドに身体を横たえ目を閉じてみる。
「スネークはこのくらい固いベッドが好きなんだ……って、なにやってんだオレは!? あぶねえな全く」
我に返ったエグゼであるが、ふと触ったベッドの下の感触に違和感を感じ、ゆっくりとそれを引き抜いていく。
「う…! こ、この本は…!」
見つけ出してしまった"雑誌"にエグゼはおもわず赤面する。
咄嗟に投げつけた"雑誌"は壁にあたって床に落ち、適当なところでページを開く…。
こういった内容に耐性が無いらしく、恥じらうエグゼだが全く興味がないわけではないようでおそるおそるその"雑誌"の前でしゃがみこむ。
つられて9A91もその場にやって来て一緒にしゃがみこむ…。
「スネークの奴…なんてもの持ってんだよ…!」
「わたしという存在がいながら…許せません」
それでも興味津々とページをめくっていく不法侵入者二人。
「スネーク、胸が大きい女が好きなのかな…」
"雑誌"に掲載されている女性は皆それはもう立派なものの持ち主ばかりだ。
頬を紅潮させつつ少し自信が無さそうに自分の胸を触るエグゼ、ふと前を見ると貧相な胸を恨めしく睨む9A91の姿があり、トラブルを避けてそっと胸から手を離す…。
「なにやってんですかあなたたちは…?」
不意に声をかけられ、二人は飛び上がる。
振り返った先にはかわいそうな人を見るような目で見下ろすスプリングフィールドがいる。
ため息をこぼし、呆れたように説教を行う彼女に二人は何も言い返すことができなかった。
「全く、不法侵入に加えスネークさんのプライバシーを侵害するような行為…ばれたら嫌われてしまいますよ?」
「それは困ります!」
「嫌われるだって!?」
スネークに嫌われる、という言葉は二人にとって抜群の効果を発揮するようで死刑を宣告されたかのように怯える二人…そんな二人の様子に何か思いついたのか、スプリングフィールドは黒い笑みを浮かべた。
「あーでもどうしましょうかね…これは本人のためにもお知らせした方が良いのかもしれませんね。わたしがスネークさんに言わなかったらあなたたちまた何かしでかすでしょう?」
「ごめんなさい、スプリングフィールドさん、見逃してください…!」
「頼むよ、なんでもするからさ、黙っててくれよ…!」
「ん? 今なんでもするって言いましたね…?」
言質を得たスプリングフィールドは清々しいほどの笑顔を振りまき二人に微笑みかける。
やっちまったと頭を抱えるエグゼと9A91に邪悪な笑みを浮かべつつ、スプリングフィールドはこの事を黙っている代わりにある条件を二人につきつける。
それは…。
「ようスプリングフィールドちゃん、今日もかわいいね!」
「もう、褒めてもお安くできませんよ?」
「本音を言ったまでさ、ところで新人さんの様子はどうだい?」
「ええ、とってもよく働いてくださるんですよ? とても大助かりです、これならお店を開く日も増やせそうですね」
そこはマザーベースで不定期に開かれる憩いの場。
スプリングフィールドが空いた時間にカフェを開き、得意の料理と美味しい飲み物をご馳走するMSF糧食班協賛のお店だ。
看板娘でありオーナーのスプリングフィールドは、戦術人形として戦場での任務もあるためにカフェを開ける日というのは少ない。
せめてお手伝いがいればと、スプリングフィールドは常々思っていたのだが、ついに念願かない二人の協力を得ることができた。
「お待たせしましたコーヒーとケーキです! はい、お待ちください、すぐに伺います!」
小奇麗な白いメイド服に着せ変えられ、込み合ったカフェを忙しく動き回る9A91、スネークに嫌われたくない一心で働く彼女にスプリングフィールドはとても大助かりだ。
「ほらエグゼさんも、いい加減出て来たらどうですか?」
「う、うるせぇ! こんな、こんな変な服着させやがって…!」
「あら、とってもかわいいですよ?」
厨房の奥にうずくまって隠れているエグゼは、9A91のものとは対照的な丈の短い黒いメイド服を着せられている。
服のサイズが若干合わないのか、へそ周りの肌が露出しスカートも精いっぱい引っ張ってようやく下着が隠れるほどだった。
「ほら、とってもかわいいですから…ね? みなさんにお披露目しましょうよ」
「チクショウ…お前後で殺してやる…!」
観念したのか、ゆっくりと厨房から出ていったエグゼ。
エグゼがカフェに姿を見せると拍手をもって迎えられ、歓声や口笛が吹かれる…そっと様子を見守っていたスプリングフィールドも満足げに頷く。
「さ、さっさと注文しやがれ…!」
屈辱に目を潤ませながら睨みつけるが、いまいち迫力がない様子…むしろそんな姿が一部の兵士にウケたのか再び盛大な拍手が起こる。
「ヒューヒュー! エグゼちゃん可愛いよー!」
いつの間にか混ざっているカズヒラ・ミラーの掛け声でカフェの兵士たちは一層の盛り上がりを見せた。
その日の運営は過去最高の集客数を得ることができたが、スプリングフィールドが思う静かで心休めるようなカフェ…というコンセプトからは程遠いため、二人の助っ人はその日限りのものとなった。
だがエグゼの貴重なコスプレ写真はカズがしっかりと写真におさめ、周囲に無償で配られていたためしばらくの間エグゼは屈辱の毎日を送るのであった…。
後日、マザーベースの甲板につるし上げられたカズの姿があったとかなかったとか…。
鉄血兵+強化服+ヘルメット+P90=ヘイヴン・トルーパー(カエル兵)
これでいきます(笑)
次回予告!
特殊部隊編成!
MSFにもAR小隊とか404小隊とか叛逆小隊みたいなのが欲しいのじゃ