屋根崩落事故犠牲者を追悼 セルビアで始まった抗議の行進
ベオグラード、セルビア、10月31日 (AP) ― セルビア北部の鉄道駅で発生した惨事から1年を迎える今週末、現地で行われる追悼集会に参加すべく、セルビアの首都ベオグラードから10月30日、数千人の若者が2日間90キロの行進を開始した。 ドナウ川沿いにある北部ノビサドの中央駅で2024年11月1日、コンクリート製の張り出し屋根が崩落し、16人が死亡した。この惨事がきっかけで、独裁的なブチッチ大統領に対する若者主体の抗議運動が始まった。 政府の腐敗が駅の杜撰な改修工事を招き、犠牲者が出たと考えている学生を中心とした若者らは、事故の責任追及と、ブチッチ政権打倒を目指す早期議会選挙を要求し続けている。 1日の追悼集会には数万人が集結すると予想され、ブチッチ政権への圧力がさらに高まる見込みだ。 この事故で関係者13人が起訴されたが、公判期日は未定のままだ。 さらに、ブチッチ大統領は証拠を示さずに、学生らを西側支援の「テロリスト」と非難し、与党セルビア進歩党の反対集会を組織。これによりセルビアでは政治的緊張が高まっている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)