10月

こんにちは。
pixivfanboxにて月一更新している記事から、自分の絵描き人生について深く考える機会があり、せっかくなのでこちらにも公開します。
恥ずかしいくらいの自語りですが、誰かの励みになったら嬉しいです。
それではよろしくお願いします。

10月はモチベーションが死んでいました。
というのも、仕事関係で多忙を極めていたのが一番の原因と思われます。
10月前半にそれが終わると、何かがプツリと切れたようにゲームをしていました。気分転換に始めただけなのに、浸かりすぎて寝風呂以外の時間はずっとやってて、まだこんなに集中力あったんだと感動しました。

しかしモチベーションは戻りませんでした。そしてドクターストーンというアニメを観始めます。
10月半ば、東京に向かう予定があり夜行バスに揺られていました。いつもなら爆睡をかますところ、初めて一睡も出来ず絶望しようかと思いましたが、眠くないなら時間できてラッキー!くらいの感覚で開き直りました。そのお供がドクストでした。身体が辛いはずのバスも、あまりの面白さにそれどころじゃありませんでした。正直、東京での用事も上の空で、ドクストのことしか考えていませんでした。

そしてその後、ポケモンzaが発売されます。世間はオタクを休ませてくれません。嬉しい悲鳴です。ポケモンzaでは、とあるキャラのBGMにどハマりすることが出来ました。キャラ名は出しませんが、その曲のおかげで、今まで好きだなと思っていた音楽のジャンル名が判明しました。これは大きな発見です。
そしてその曲を聴くために、絵を描き始めます。音楽を聴いている間は手が空いてしまうので、何かしたくなるんですよね。もちろん描きたいものが湧いてきたからというのもありますが、ラッキーなことに同時に来てくれました、やったー!

果たして、これは本当にラッキーなのでしょうか?

私は、人の絵やゲームや映画など、なんかしらの作品に触れ感動することで、創作意欲が湧くことが多いです。よく考えたら、音楽も同じなのかもしれません。音楽の良いところは一つが短いこと。開拓のハードルの低さとも言えるでしょうか。さらに、知力がいらないところも魅力です。物語を享受するには言葉や文字を知る必要があるけど、ただ音に身を委ねればいい。魂の共鳴が答えなんです。
しかし悲しいことに、音楽も聴き続けていると飽きがきます。そうなると、没頭できるものが一つ減ってしまいます。大げさかもしれませんが、運命の曲に出会えることは奇跡なんです。曲を生み出してくれた人、自分とつないでくれたツールやコンテンツ、そして興味を持った自分。多方面への感謝が止まりません。この時ばかりはかんしゃポケモンシェイミに負けてないと思います。一曲でもいい。その一曲を擦り切れるほど聴き続けてもいいし、作曲者繋がりで他の曲を発掘するのも楽しみだったりします。

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上記前半部分
本編ではこの後イラストがブワァー並んでいます。ほとんどドクストの絵しか描いてないので見なくていいです。
下記後半部分

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今回もお付き合いいただきありがとうございました。
少し自分の話をさせてください。いやずっとしてるけど。
↓思ったより暗い内容になってしまったので、もし中の人の事情知りたくないという方がいましたらご注意ください。

家にずっといると、何にもやる気が起きない日が結構あって、眠るだけの日もありました。そういうときは身体は回復するけど精神が辛くなってしまいます。生産性のない一日を過ごしてしまったこと、それを許してしまう自分の甘さ。戦国時代に生まれていたらもっと変われたのでしょうか、うーん、すぐに殺されていることでしょう。野心や向上心はストレスを浴びないと湧いてこないことに気づきました。ストレスフリーも毎日続くと嫌になることってあるんですね。
なので、特に用がなくても用を作って外に出る日を増やすようにしました。といってもカフェで本読んだり絵を描いたりするだけですが…。周りに人がいるということ自体が程よいストレスとなり、いい感じに集中や達成感が得られて充実した時間を過ごせます。
家で一人でいることの一番の問題は、自分の行動を自分しか見ていないことです。頑張らなくなっちゃうんですよね。外出する際お化粧をするのだって服を着飾るのだって、この世に自分一人だったらやってません。それと同じで、絵を描かなくても、ゴロゴロしていても、誰にも見られることがないから、その普遍的な幸せに満足してしまうんです。見られなければ失望されることもないので、努力の仕方を、情熱の注ぎ方を忘れてしまう。これが一番恐ろしいことです。生きているのに死んでいる。
それなら死んだほうがマシだとさえ思うのに、思いだけは大層ご立派なものを掲げているのに、なかなか筆を執らない自分が大嫌いです。自分に甘すぎる。

現状から脱出するためにはやはり明確なビジョンが必要なんだと思います。絵を描いていて、行きつく先は?将来どうなりたい?そういったものがいつまでたっても不明瞭なのです。
小、中学生の頃は、ただ好きなキャラクターが描きたくて描いていました。高校生になると絵描きの友達に恵まれたおかげもあって技法に興味を持ち始めますが、同じ角度の顔ばっかり描いているつまらないヤツでした。その後はゲーム繋がりで友達が増えて、プレゼントしたくて描いていました。アイコンとかに使ってもらえると描いてよかったなって、ただそれだけでした。
そして数年後、初めて金銭が発生します。そう、skebです。2022年3月に初めて依頼をいただきました。そこから1年後、2023年3月、創作イベントに友人と初出展しました。
あれからもう、2年半も経っていたんですね。当時のことを思い返してみると、情熱があったなと思います。この2年半でいったい私は何を成し遂げたのでしょうか。この期間に出会って繋がりをいただいた絵描きの方々。繋がっていただけたという事実が、認めてもらえたような気がして、この瞬間が私は一番嬉しかった。ということは、現状私が描いている理由が少し浮き彫りになりました。
上手くなりたい。
ただそれだけなんだと思います。その上手くなる方向性がつかめてないから何をしたらいいのか分からなくてずっともがいてる。成長が見えないのもやっぱり怖いです。自分の行いが合っているのか常に自信がない。そうして考える時間を多くとるようになりました。そうすれば当然作品の数は減っていきます。他の人たちはたくさんの高クオリティな作品を生み出しているのに、自分はその場で足踏みしているような、そんな感覚がずっと付きまとっていました。人と比べることは時に不毛だと知ってはいますが、焦りはやがて心に虚無が入りこむ隙を与えてしまいました。

私は幸福になったら努力しなくなってしまう。自分の絵を見てくれる人がいて、求めてもらえて。満足というものも味わってしまいました。だから不幸に、不便になろうと、仕事を辞めました。所持金を減らそうとしました。失うものが何もないところまで行きたいと、死の淵まで行ってみたいと、そうでもしないと私の心は火を灯せない堕落者であると、自分が言ってくるのです。でも結局、これは失敗に終わりました。
一人でいれば、自分の行動を見る人は自分しかいなくなる。しかし、自分にだけは見られている。私は、仕事を辞めてから、何も成さない自分に呆れ、失望していました。有言実行が苦手なのでいつもはこっそりするところを、公言までして後戻り出来ない細工までしたのに。このまま何も生みださず死んでいくことが何よりも怖い、この感覚も薄れていきました。それでも何もしないのはやっぱり怖くて、無駄な時間を極力減らすために初見のアニメや小説、ゲームの時間をなるべくとるようにしました。友人にはそれゴロゴロしてるのと変わらないじゃんと言われてしまいましたが、創作をする人間からしたらすごく大切なことだと思うんです。感動出来るものを探しているんです。感情が動かないから、動かそうと必死なんです。感動のない人生は、やはり死んでいるのと同じなんですよね。

私に必要だったのは不幸や不便ではなく、怒りだったのだと気づかされました。怒りの元を辿ると、このまま何も生みださず死んでいくことが何よりも怖い、に行きつきました。薄れたとはいえ、この意識はわずかでも私の中にあるはずです。何年も前から。
それを目標もなく生きている人間(友人、本人談なので多分大丈夫)にゴロゴロしてるとか言われちゃったらちょっとは火ぃつきましたよ。お前に言われたくねーよ!って。人は欲があるから努力するんだと思い出しました。知りたい(欲)から調べる(行動)、より美味しいものが食べたい(欲)から外食する(行動)とか。知りたいと思わなければ調べないし、食べれたら何でもいいならわざわざ労力やお金を払って食べに行かないですよね。~したくない、も立派な欲です。そうならなくて済むための努力を少なからずするはずだからです。
私は、欲がなくなってしまっていたんだ。というと仏みたいになっちゃいますけど。
絵が上手くなりたいというのは立派な(欲)ですが、そこに結び付ける(行動)の幅が広すぎることが分かりました。どんな風に?方向に?まずはそれを決める必要があります。

私はずっと嫌い嫌いと言ってきたものがあります。
それは、絵を描くことです。
これを言うと?????みたいな顔をされるんですが、逆に絵描きはみんな絵を描くのが好きなんでしょうか?私にとってはそっちの方が不思議でした。
自分で描いた絵を自分でかわいい!って褒めたりしているのが理解できませんでした。それが悪いというわけではなくて、その感覚が本当に分からないんです。自分の絵をかわいいと思ったことは一度もありません。周りの人に言ってもらえると、他の人にはそう見えているんだと参考になりますし、もちろん褒めてもらえたこと自体はとても嬉しいです。かなりハッピーです。
なんで嫌いなのに描いてるの?と言われると回答に困りました。そんなもん、自分が一番聞きたいよって。でも、ようやく辿りついたのかもしれません。多分、多分ですよ。ずっと逆のことを言い続けてきて、口にするのも、文字にするのも、こんな今更、めちゃめちゃ恥ずかしいんですけど

もしかしたら、絵を描くの、す、す…好き…かも……?
幼馴染に想いを寄せてる中坊かコイツ。
なにはともあれ、1mmでもこの意識が浮いてきたのは、停滞の時期があっても、いつかは筆を執った自分が積み重ねてきたことの結果なんでしょうか。何をそんなに恥ずかしがることが…と思われるかもしれませんが、それほどの存在なんです。私にとって絵を描くという行為は。絵を描くすなわち自分と向き合うということ。この前、友人からリアリストだよねと言われました。そんな人間が、自分の妄想なんて耐えられるわけがないでしょう。他の人の生み出したものには賞賛を浴びせるくせに、自分が生み出したものに対してはこいつこんなこと考えてんの?(笑)って脳内にもう一人の自分が語りかけてくるんです。これなんていう病気?
それでもすーーーーー嫌いじゃないかもと思えたのは、理由があります。
おそらく、過程が好きなんだと思います。色々試したくなってしまう性分だと以前申し上げましたが、絵はそれの集合体です。線を引く位置、色選び、どれがいいかな?の繰り返しです。それがあまりにも無限で大変な部分ではありますが、その中から正解を探すのが好きで、でも正解を見つけたら終わっちゃうので見つけたくない矛盾も抱えています。
その反面、生み出したもの全体、つまり完成品にはあまり興味がない気がします。都度都度見つけた正解に想いを馳せることはあっても、作品が完成すると、で?って気持ちになります。自分の絵に興味がない理由の一つでしょうか。もっと高いクオリティのものが生み出せるようになったら変わるのかもしれません。やたらスケッチが好きだった理由もつながります。正解を探す過程、それをスケッチでいうと、正解の線を探す作業、が好きなのであって、こういう作品を作りたくて描くぞという動機が弱い。だから一枚絵苦手だったんですかね。出せるクオリティの限界のせいかもしれませんが…。

とりあえず、自分が生み出している以上、自分の作品を好きになることはないと思います。それならそれで特に困ることもないんですけどね。
しかし、気づきはありました。
絵を描くのが嫌いだと思っていた理由は、自分が生み出したものを好きになれないから。ならなぜずっと絵を描いてきたんでしょう。それは、絵を描く過程が好きだったから。
つまり感情を向ける先が違ったんですね。絵を描く時間はあまりとれませんでしたが、考える期間といえる収穫があってラッキーです。人生ずっとギャンブルです。

少しと言いつつ長くなってしまいましたが、結局、上手くなるための(欲)(行動)をどうするのか?
過程が好きならそれも模索すれば?ということで、今はまだ分からんという結論にしておきます。いいのか?こんな曖昧で…

pixivfanboxの方では、本記事の内容に加えてネットの海に載せていないラフイラストや解説も公開しています。
ありがとうございました。


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10月|眼鏡りゅう
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