第9回「情報共有はお粗末」、綱渡りだった万博運営 横浜花博につなぐ教訓

箱谷真司 甲斐江里子
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【連載】万博 閉幕の先に(9)運営㊦

 「食料と水を来場者に早く配って」

 8月13日午後10時ごろ。大阪・関西万博を主催する日本国際博覧会協会の幹部は自宅から電話で、現地の協会関係者に指示を出した。

 午後9時半ごろ、来場者の7割を運ぶ大阪メトロ中央線で停電が発生。運転見合わせとなり、会場一帯で約3万8千人が帰宅できなくなった。協会は会場近くの夢洲(ゆめしま)駅での雑踏事故を防ぐため、会場に戻るよう来場者を誘導した。

 だが有事に開放するパビリオンは事前に決めておらず、多くが屋外で過ごした。気温は約30度。熱中症が多発する恐れもあり、飲料水の提供は急務だった。

 14日午前1時ごろ、別の協…

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この記事を書いた人
箱谷真司
ネットワーク報道本部兼大阪社会部|大阪市政担当
専門・関心分野
大阪の政治経済

2025大阪・関西万博

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