「みんなで大家さん」また配当停止 “バナナ事業”形跡なし 関係者「賃料払えず」
配当遅れの理由「資金繰りに窮した」
「みんなで大家さん」は、2024年7月からトラブルになっている投資商品の1つの販売を始めました。 すでにバナナの事業がうまくいっていないにもかかわらず、どうやって収益をあげ、大家さん側に賃料を払っていたのでしょうか? Z社の内部を知る関係者が仕組みを明かしました。 Z社 関係者 「当社は、みんなで大家さん側からの農業関連事業の委託や請負いを中心に運営して参りました。それらの『委託料』等により賃料も支払って参りましたが、それらがストップしたことで運営が立ち行かなくなり、賃料等も支払えなくなったという事情です」 「Z社」はバナナの生産がなくても、大家さん側からもらった「委託料」で「賃料」を支払ってきました。この「委託料」のストップで、賃料が支払えなくなり、配当が止まったことになります。 この金の流れはホームページには何も記載がありません。 大阪府に聞くと、不動産特定共同事業法に触れることはないということですが、集団訴訟を行う弁護士は「仮に民事裁判になった場合は違法性を主張することになる」と話します。 「委託料」について、大家さん側にコメントを求めましたが、回答はまだありません。 一方、大家さん側は先月31日、出資者に対してメールを送り、配当遅れの理由をこう説明しました。 「みんなで大家さん」側 「諸物価や燃料費、人件費の高騰などにより、経済環境が悪化し、(中略)何とか支払いを行っていたものが、いずれのテナントもここに至って経営支援や事業協力が縮小し、更に経営が厳しくなり資金繰りに窮したことが原因となります」 (「グッド!モーニング」2025年11月1日放送分より)
テレビ朝日