廃校の備品、捨てるのもったいない 伊方町がメルカリShops開設
廃校になった小学校の備品などをネット販売して有効活用しようと、愛媛県伊方町は4月24日、フリーマーケットアプリ「メルカリ」内に、事業者や自治体などが出店できるネットショップ「メルカリShops(ショップス)」を県内の自治体として初めて開設した。
開設初日は、旧水ケ浦小学校の備品を中心とした22点を出品した。太陽、地球、月の三つの球体を組み合わせた模型「三球儀」(7千円)や、先生が黒板にチョークで円を描くのに使ったコンパス(2500円)、年季の入った木の箱に収められたU型磁石(千円)など、レトロな風情を感じられる品々を取りそろえた。売り上げは町の財源として活用する。今後は随時、出品数を増やす予定という。全国の自治体では59例目。
発案したのは、元々メルカリユーザーだった町総合政策課主事の阿部竜也さん(29)。要らなくなった町の備品を捨てるのはもったいないと感じ、幅広い世代が手軽に利用できるメルカリへの出品を思いついた。阿部さんは「循環型社会形成の推進を掲げる町が率先して取り組むことで、町民のリユース(再使用)の意識を高めたい」と話す。
高門清彦町長は4月24日の開設発表会で、「全国のみなさんに伊方を知ってもらう機会になれば」と語った。購入は同町のメルカリShops(https://mercari-shops.com/shops/32pNnfVdfCiZdmRC9vM4tQ?_gl=1*1w2noge*_gcl_au*MTg4MTY3ODQ0Ni4xNzQ1NTQzNTAw*_ga*MTE4OTQ2MTY0MS4xNzQ1NTQzNDk5*_ga_4NLR7T2LEN*MTc0NTU0MzUwMC4xLjEuMTc0NTU0NTA4MS4xMS4wLjA.)。
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