彼女もいなければ友達も少ない、1Kのロフト付きの部屋で1人で暮らしています。
たまにロフトに上がると、足の裏にビッシリほこりがついてビックリします。
夜はスーパーで惣菜の唐揚げ(たまに白身魚フライ)を買って、冷凍ご飯をチンして、塗装が剥げたダイソーの器でインスタント味噌汁を作って食べています。
休みの日は何度も見たYouTubeやNetflixのドラマを再視聴し、惰性的に過ごしています。
四年制の大学を出て、親に学費を払ってもらったうえで、日々こんな生活を送っています。
ふと自分は何のために生まれてきたんだろうと思うこともあります。
特別仕事ができるわけでもないし、なにかスキルがあるわけでもない、ルックスがいいわけでもない。
だから自ずと死にたくなくなるんです。
今目の前に「みんなの記憶から消えていなくなれるボタン」があるんだったらすぐに押します。
そういう人も多いと思います。
自分のように消極的な生をしていくんだったら、積極的な死を実現できるボタンの開発をAI様どうか。