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ダイエーは3日、来季からの大リーグ挑戦を希望していた井口資仁選手(29)に対する残留交渉を打ち切り、自由契約選手とすると発表した。井口選手は、獲得を希望する球団と自由に交渉できる。球団に金銭的補償があるポスティングシステム(入札制度)でなく、見返りが一切ない形での移籍を認めたのは極めて異例。巨人に無償トレードされた昨年の小久保裕紀選手に続き、ファンにとっては不可解な主力選手の放出となった。
3日、福岡市内の球団事務所で井口選手とともに記者会見した高橋広幸球団社長は、前オーナー代行で10月に強制わいせつ容疑で逮捕された高塚猛容疑者が、昨年11月末に井口選手と交わした「覚書」があることを明らかにした。
この中には「オーナーあるいはオーナー代行が退任した場合、自由契約選手になるかどうかの選択権は井口選手本人にある」という条項がある。高塚前オーナー代行は今年9月30日に辞任。球団は覚書が法的に有効であり、井口選手の決意も固いことから、慰留は不可能と判断した。
井口選手は「一度きりの野球人生の中で、大リーグ挑戦という夢を実現したかった。球団には感謝している」と話した。今後、早急に代理人を選び、年内の移籍先決定を目指す。
(11/03 20:50)
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