「2D図面の情報量は実はかなり多い」というのは3Dに慣れて初めて比較できたことでもあります。
例えば、ネジ穴とボルトの断面図一つを見ても
・未貫通穴の下穴形状で使用工具がわかる
・始点と終点には不完全ネジ部がある
・めねじとおねじ、どちらにも不完全ネジ部が生じる
・ボルト先端は面取りがされると、ネジ部として寄与しない
などなど。
「技術は見て盗め」は今では忌避されるけど、紙一枚に無数に書かれている線一つ一つには意味があるとされれる図面を見て思う疑問は、全て成長につながるとも今更ながら思います。
そう考えると、3Dモデルはエンドユーザ視点で、2D図面は加工情報視点で見る傾向にあり、そう考えると、両者は単なる世代の違いではなく、視座の違いでもあったかとも気付かされます。
実際、3Dで正直ネジ部の話題に触れることはまずないですが、2Dの頃は、設備メーカーはネジ部をどうやって加工しようとしてるんだろうという会話がありました。
それだけ、昔と今では仕事の境目が気付かぬうちに別の領域に移行してるとも言えます。
2Dと3Dの両方を経験しているハイブリット世代が主流の今はまだいいですが、これから、本当に見えない領域のことを何も知らない世代が現れることが、本当に良いのかということは考えさせられるものがありますね。