スーダンの病院で460人超殺害か 準軍事組織が西部の主要都市を制圧
(CNN) 内戦が続くアフリカ北東部スーダンの病院で、国軍と対立する準軍事組織「即応支援部隊」(RSF)が460人以上を殺害したとする報告があったことが分かった。
RSFは26日に西部ダルフールの主要都市エルファーシルを制圧し、男性1人の殺害の映像をネットに投稿してもいる。映像には数十もの遺体が並ぶ中に座っている老人にRSFの戦闘員が近づき、殺害する様子が映っている。
CNNは殺害があったのはサウジ病院と通りを隔てたところに位置するエルファーシル大学医学部と特定した。世界保健機関(WHO)が29日に引用したリポートによると、サウジ病院では460人以上が殺害されたという。
医師団体のスーダン医師ネットワークは「RSFはサウジ病院で見つけた患者や付添人など、病棟にいた全ての人を冷酷に殺害した」と明らかにした。
サウジ病院をとらえた衛星写真では多くの遺体や血に染まった地面など、虐殺の跡がはっきり確認できる。
国軍が今週初めにエルファーシルから撤退して数時間もせずに、RSFの戦闘員が大規模な虐殺を行っているとの報告が出始めた。そうした報告は映像や写真、生存者の証言、衛星写真などの証拠で裏付けられている。
RSFを率いるモハメド・ハムダン・ダガロ氏(通称へメティ)は30日、エルファーシルで「違反」があったことを認め、調査委員会を立ち上げて「罪を犯した兵士あるいは将校の責任を問う」と述べた。
だが、RSFは別の声明で病院での虐殺への関与を否定した。
同国で2年半前に始まった内戦ではこれまでに15万人以上が死亡した。