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カメラ技術を礎に飛躍した複合機・プリンター業界の再編史

キヤノンなど日本企業が高シェアを持つ
2025/02/13 06:45
複合機・プリンター業界はどんな再編の系譜をたどってきたのか(イメージ写真:yukiko/PIXTA)
各業界でどんな業界再編が起こってきたかを紹介する新連載「業界再編の系譜」。会社四季報オンラインの「業界研究」の各業界ページに掲載した「業界再編の系譜」の中から、再編のストーリーの詳細をピックアップして解説します。
業界再編の系譜」は、有料会員(エントリー会員、ベーシック会員、プレミアム会員)向けの連載です

複合機・プリンター業界は、日本企業の世界シェアが高いことで知られている。カメラ製造で培った光学技術を基に、世界企業を生み出していった業界の再編の歴史を見ていきたい。

キヤノン

7751)は1933年、吉田五郎らにより高級カメラ製造を目的に精機光学研究所として設立された。1934年にわが国初の35ミリフォーカルプレーンシャッターカメラ「KWANON」(カンノン)を発売した。この商品名は吉田が帰依していた観音信仰が由来とされ、これが現在の社名につながった。

1947年に製品名に合わせて社名をキヤノンカメラに改称、1969年にキヤノンとなった。1962年から「右手にカメラ、左手に事務機」をスローガンにカメラ製造のノウハウを事務機器製造に展開。今では売上高のおよそ半分を事務機が占め、総合電機機器メーカーとして認知されている。

リコー

7752)は1936年に理化学興業の感光紙部門を分離独立し、理研感光紙として設立された。1938年に理研光学工業(略称・リコー)、1963年にリコーと改称した。理化学興業は1927年に理化学研究所の研究・発明を事業化する目的で設立され、多くの子会社を擁し、新興財閥「理研コンツェルン」と称された。リコーはその出世頭で、1945年に社長に就任した市村清が事実上の創業者として一大企業に成長させた。

リコーは1950年にカメラ「リコーフレックス」を販売したほか、感光紙・カメラ分野で培ったノウハウを結集し、1955年に複写機「リコピー101」を発売。さらに1974年に世界初の事務用高速ファクシミリ「リファクス600S」を発売するなど、事務機器メーカーの基礎を築いた。

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