Post

Conversation

【クマ誤解まとめ】 ❌ここ2〜3年でクマ駆除が始まった駆除自体は何十年も前からずっと行われている。時代によって規模や制度は大きく変化しているが、駆除が続いてきた事実は変わらない。最近はクマの事件が多くニュースになりやすく、以前より人目を引くようになり、駆除が批判されることが増えた。 ❌クマ駆除は絶対に環境破壊に繋がる → 地域にもよるが、クマは最近、昔と比べ数が大幅に増えていると考えられている。そのような地域で少し駆除したからといって直ちに環境破壊に繋がるとは考えにくい。一般に野生動物は、増えすぎると生態系のバランスが崩れてしまう(実際にニホンジカは増えすぎて植物を食い尽くしている)ので、むしろ適切な数まで減らした方が環境に良い場合もある。ただ、減らしすぎは当然良くないし、さらにクマは絶滅寸前の地域もあり、そこでの駆除は環境破壊に繋がると考えられ、注意する必要がある。 ❌クマを根絶すれば全部解決「減らしすぎ or 根絶」は生態系の崩壊を招き、環境破壊に繋がるので、NG。例えばクマが消えると「クマが糞による"種まき"をしていた植物種が減少し、その植物を食べていた小動物が減少し、巡り巡って人間生活に悪影響が出て…」などの連鎖に繋がるかもしれない。バランスが大事。 (※クマは、果実を食べることで、その種を糞として様々な場所に運ぶ役割がある) ❌クマ出没を減らす方法は、駆除だけ →駆除の他にも「緩衝地帯を作る」ことが有効。昔は「クマが住む山奥」と「人里」の間に、「中間自然エリア("薪取り用の林"など、人がちょっと手を加え、適度に管理するエリア。"里山"と呼ぶ)」があり、そこが緩衝地帯として機能していた。最近は田舎の過疎化が進んで緩衝地帯がなくなり、「人里のすぐ隣にクマが住む」状況が増え、クマが人里に出没しやすくなった。 (※駆除が不要という意味ではない。駆除含め、様々な方法を組み合わせることが大事) ❌とりあえず雑に数を減らせばよい →駆除は個体・エリア等を見極めることが重要。クマは学習能力の高い動物であり、ピンポイントで人里・人間に近づくことを覚えた"問題児のクマ"を駆除するのが効果が高い。逆に山奥のクマを適当に駆除しても、無意味になってしまう場合も多い。エリアごとに「駆除する人里エリア」「何もしない山奥エリア」「"威嚇して山奥に追い返す"中間エリア」と対処法を変えるのも有効である。そのほか、全体の個体数を減らす(調整する)ことが目的の場合は、事前調査で状況を把握し、計画的に行う必要がある。 ❌普通、クマは人を獲物だと思っている普通のクマは人を怖がる。クマが人を襲う理由は、通常「怖い人間から身を守るため」である。このようなクマは、きちんと対処していれば(クマ鈴など)あちらから逃げていくので遭遇しにくく、襲われることは少ない。まれに、人間が怖くないと学習したり、人里の生ゴミの味・人間自体の味を覚えたりして、人間に近づくようになる場合があり、こうなってしまうと対処が難しい。 ❌クマに近づくと「自分の命だけ」が危険「他人の命&クマの命」も危険。クマは人に近づかれることにより、人慣れし、人間を恐れなくなる。すると、将来的に他の人間を襲う可能性が高まってしまう。さらに、人慣れしたクマは駆除対象となり、人間に命を狙われることとなる。クマも人間も不幸になるので、クマに興味本位で近づいたり、餌付けしたりするのは絶対NG。 ❌クマスプレーがあれば絶対安心 クマスプレーは万能ではない、使っても襲われる時は襲われる。クマスプレーは適切に使用すると9割以上の確率でクマを撃退すると言われるが、逆にいうと「数%の確率で撃退できない可能性」があるということである。さらに、クマスプレーは至近距離(5m以内)でクマの顔面に吹きかける必要があり、そもそも使用難易度が高い。あくまで「最後の切り札」である。持っておくに越したことはないが、まずはクマ鈴・生ゴミ対策などを徹底し、「クマに遭遇しないこと」が重要である。 ❌銃さえ撃てればクマ駆除できる熟練のクマハンター以外、ほぼ不可能。狩猟免許を持つハンターでも、クマを撃てるのはごく僅か。そもそもクマ撃ちに必要な「ライフル銃」は、散弾銃での狩猟経験が10年以上で、やっと許可されるものである。ライフル銃を扱えたとしても、「強くて危険なクマを、なるべく確実に・安全に仕留める」ことは大変難しく、それが可能な人材はとても少ない。基本的にクマを撃つには、それ専用の訓練・経験が必要だと考えられる。